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けっきょく南極大冒険 - (2011/01/07 (金) 14:39:36) の編集履歴(バックアップ)


けっきょく南極大冒険

【けっきょくなんきょくだいぼうけん】

ジャンル アクション
対応機種 MSX
発売開発元 コナミ
発売日 1983
ポイント ペンギンが南極大陸を一周横断
見た目の可愛らしさに反して結構難しい

概要

  • 1983年にコナミからリリースされたコミカルアクションゲーム。ゲーム画面でのタイトルは「Antarctic Adventure」と表記されている。
  • 一人プレイ専用、全10ステージ構成、ループ制。
  • ペンギンを操作し、各ステージである各国の基地群のゴール地点を、制限時間以内に通過するのが目的の3Dタイプのレース風アクションである。
  • レバー+1ボタン操作。レバー前でペンギンの加速(アクセル)、後ろで減速(ブレーキ)、左右でペンギンの左右移動、ボタンでクレバスや落とし穴を避ける為に必要な動作であるジャンプとなる。
    • 常に氷の上を疾走する関係上、ペンギンの動きには独特のクセがあり、それを踏まえた操作が重要となる。
  • 障害物である落とし穴やクレバス、敵であるアザラシに触れるとタイムロス(直接ミスにはならない)となり、制限時間以内にゴールに着かなければゲームオーバーとなってしまう。
    • 落とし穴に落ちるとペンギンは溝にはまった状態になってしまう。ジャンプボタンを連打すると、その状態から脱出できる。
  • 所々に配置されている魚や旗を取得すると、ボーナスが得られる。
  • ペンギンが主役、舞台が南極、全体的に漂う癒しムード、などの可愛らしさを強調した一作であり、多くのプレイヤーから親しみの意味を込めて愛されてきたゲームであろう。
    • メインBGMは有名ワルツ「スケーターズワルツ」を使用、場の雰囲気にはまっていると非常に評価が高い模様。
  • 可愛らしい外見とは裏腹に、操作は少々難しく、慣れないうちはタイムロスの連発でゲームオーバーに陥りやすい。これが本作の味であり、操作に慣れるとすいすいと滑りまくれる面白さが堪能できる。
  • 本作の続編として『夢大陸アドベンチャー』(86年)、関連作に『夢ペンギン物語』(91年)が存在する。
    • 『夢大陸アドベンチャー』はどちらかと言えば短調で地味だった前作から一転、グラフィック・サウンド・ゲーム性が大幅強化された傑作アクションとして生まれ変わった。
      • ちなみに小島秀夫氏のデビュー作でもある。
  • 本作に登場するペンギンは後に「ペン太」という正式名称が付けられ、『パロディウス』(初代、MSX版)の自機の一つとして出演する事になる。ちなみに、『パロディイスだ!』(二代目、AC版)以降のペンギンは、ペン太の息子という設定の「ペン太郎」である。

他機種移植

  • ファミリーコンピューター版(1985年4月22日発売、コナミ)
    • MSXよりハードスペックが勝る面もあるFCという事もあり、原作よりもスクロールの動きが滑らかになっている。また、FC版限定で一定時間空中浮遊ができるアイテム「ペギコプター」が追加された。
    • 見た目が地味すぎることや、MSX版から発売が大きく遅れ古臭いと見なされてしまったことからあまり高い評価は得ていない。
    • 2007年8月7日からWiiのバーチャルコンソールにてFC版が配信されている、要500Wiiポイント。
  • オムニバス集
    • コナミアンティークスMSXコレクション Vol.1(プレイステーション、1997年11月20日発売、コナミ)
    • コナミGBコレクション VOL.3(ゲームボーイ、1998年2月19日発売、コナミ)
      • 単体のGB移植は存在せず、コレクション内での新規移植となっている。ベースはFC版基準。
    • コナミアンティークスMSXコレクション(セガサターン、1998年7月23日発売、コナミ)
      • PS版コレクションと全く同じで、MSX版の収録。