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Submerged - (2016/07/20 (水) 20:34:21) の編集履歴(バックアップ)


Submerged

【さぶまーじど】

ジャンル アクションADV
対応機種 Windows、XboxOne、プレイステーション4
メディア ダウンロード専売ソフト
発売・開発元 Uppercut Games
発売日 2015年8月7日
定価 1,980円(税別)
判定 なし
ポイント シンプル探索ゲー
雰囲気を楽しめるなら○


概要

三人称視点の非戦闘型ゲーム。浸水した不可思議な街を探索し、ビルを登ったり望遠鏡を使って街を調べたりしながら、必要な物資を探す。
海上にせり出した廃墟群の美しさを味わいながら、壊れた世界と壊れた家族の真実を紐解いていく。
Bioshock』に携わったスタッフが開発に加わっており、建物の造形や演出にその血統が見て取れる。


ストーリー

ツタの張ったビル群、倒壊した観覧車…水没した"古代遺跡"にミクとタクの姉弟が乗ったボートが流れ着く。
ひん死の弟のため、ミクは遺跡を探索しながら物資を集めてゆく。一晩、二晩と過ごし、過去を回想するミク。
彼女の体にもまた、ある変化が起こり始めていた。


特徴・システム

戦闘の無い、シンプルな探索ゲーム

  • 戦闘や死亡によるゲームオーバーは無い。水上をボートで移動して上陸できる建物を見つけ、建物を探索するのが目的となる。
  • 建物の探索と言っても内部に入るわけではなく、壁のヘリやツタに捕まりながら最上部を目指すのが主となる。
  • 最上部に到達するためのルートはいくつかあり、後述の収集要素も設置されている。自分でルートを見極めながら登る軽いパズル的要素がある。
  • 基本的には、弟を救うための物資が置かれている大型の建物のみを攻略すればキャンペーンモードは進む。どの建物から攻略するかは自由。
  • なお、あくまで探索するのは建物の上部だけであり、水没した場所を潜って探索したりすることはない。

収集要素

  • 謎解きや仕掛けは無いが、道中に落ちているオブジェクト(絵)を拾うと、遺跡の成り立ちを知るヒントになる。
  • 若干見つけにくい箇所に置かれていることが多いため、大型の建物を探索する際は様々なルートを試す必要がある。
  • その他に、シークレット要素として特定地点で絵が追加されたり、ボートのアップグレードができたりする。


評価点

  • プレイヤーの好みにもよるが、廃墟群や夕日や夜空の美しさ、クジラやイルカの群れを見たりと、道中を味わいながら進めていくのは楽しい。
  • フィールドはかなり広く、水没しツタの張った鉄橋・鉄塔・観覧車など、非日常的で幻想的な光景を目にすることが出来る。
  • 幼い姉弟に何が起きたかが拙い絵と共に徐々に明らかになっていくシナリオは引き付けられる。
  • どこか退廃的な、もの悲しい雰囲気や音楽は、そういった演出が好きなプレイヤーには浸れるものがある。
  • キャンペーンでは、必要な物資を見つけると自動的に本拠地へ戻してもらえるため、わざわざビルを降りる必要が無い。


問題点

  • 基本的にビルを探して登るだけで、そこに謎解きや転落死の危険もないため、作業的になりがち。
  • ボリューム的には値段相応、もしくは若干高く感じる程度。
  • キャンペーン終了後でも自由に探索はできるが、ビルを登ると帰りも自分で操作して降りなくてはならず、面倒。


総評

本格的な探索・謎解き要素や、アクション要素を目当てに購入するべきではない。
文字では説明できないような、独特の雰囲気を楽しむ作品の1つであり、自分の感性に従ってプレイを検討することをお勧めする。
高価では無いため、PVを見て魅かれるものがあったのなら購入して損はしないはず。