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のだめカンタービレ (DS) - (2016/08/08 (月) 01:28:12) の編集履歴(バックアップ)
のだめカンタービレ
【のだめかんたーびれ】
ジャンル
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学園クラシック・バラエティー (テキストアドベンチャー/音楽)
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対応機種
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ニンテンドーDS
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メディア
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DSカード
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発売元
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バンダイナムコゲームス
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開発元
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ディンプス
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発売日
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2007年4月19日
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定価
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5,040円(税5%込)
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:A
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セーブデータ
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4個
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判定
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クソゲー
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ポイント
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原作を知っていても楽しめない? ミニゲームの作りこみが極端 楽しむには特典の解放が必要だが…
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のだめカンタービレシリーズ PS2 / DS / DS(楽しい音楽) / Wii
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概要・あらすじ
実写映画化もされた二ノ宮和子が贈る漫画、『のだめカンタービレ』の原作の世界観が楽しめるソフト。
プレイヤーは「クラシック・ライフ」の新人記者となりの桃ヶ岡音楽大学の取材を任されることに。時系列は、主人公のだめと千秋が音大生最後の年という設定。
主な登場人物
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マイアバター
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ゲーム開始当初に、プレイヤーが名前を決める。
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上述の通り、新人記者となり桃ヶ岡音楽大学の取材をすることに。
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音楽経験や非凡な才能があったのか、学生たちと交流しながら一緒に演奏することに
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河野けえ子
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「クラシック・ライフ」の上司としてマイアバターの活躍を見守る。一通りのイベントを終えると彼女から進捗状況を調べられることに。
システム
自由時間
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一度遊んだミニゲームにいつでも挑戦可能となる。
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いずれも最初のうちは見られないが、特定の人物と会話したり、ストーリーを進めたり、自由行動の特定のミニゲームの条件をクリアすることで、のだめの登場人物や世界観、古典音楽の薀蓄や楽器についての基礎知識を紹介する辞典がだんだんと完成されていく。
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取材
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桃ヶ岡学園の鳥瞰図が現れ、そこに登場する吹き出しをクリックすることで誰かと会話できる。
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♪の吹き出しに立ち寄るとランダム誰かと会える(会えないこともある)ほか、着ぐるみのマングースの吹き出しに立ち寄ることでシナリオを進めることが可能。
中間報告
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ひととおりイベントを発生させると、1つのマングースの吹き出しだけが表示されるようになり、そこに向かうとけえ子とのイベントが発生する。特に音楽関連の出来に応じて彼女からの評価が変わる。
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取材内容の報告を求められるのだが、特にプレイヤーから何かをする必要はなく、悪い評価をもらっても後に影響はない模様。
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中間報告を終えるとギャラリーが一つ増える。
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イベントについて
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のだめの登場人物と会話し、レッスンにつきあったり状況に即したミニゲームを行うことになる。
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なお話し相手からの頼みに対して、3回「いいえ」を選択することでそこのイベントを開始せずにマップに戻ることが可能。
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ミニゲームにもノルマが存在し、クリアできないと一旦マップに戻されて再びそのミニゲームに挑戦することになる。
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一度クリアしたミニゲームはいつでも自由行動から選んで遊べるようになる。
+
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ミニゲーム
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・コンサート
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記者であるマイキャラが学生に混ざって演奏する。
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有名なクラシック音楽に合わせて上画面から流れてくる♪マークと、下画面右から流れてくるアイコンが重なったタイミングでタッチをする音ゲー。シナリオ中盤以降になると、ただタッチするだけでなく、スライドタッチを要求するアイコンが流れてくる。
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成功するとアイコンが波紋型に広がり、タイミングがドンピシャだと波紋が虹色になる。失敗すると曲の音程がゆがむ。
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下のゲージは曲の進捗状況を示しており、左のゲージはプレイヤーの演奏の完成度を示している。完成度はタッチのタイミングを失敗すると低下し、成功させると上昇していく。
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自由行動のミニゲームの場合、この左のゲージが下に到達してしまうと演奏が中断してしまう。
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指揮者が大河内守の時だけ、スライドタッチを要求されない。
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シナリオを1周クリアした後に、自由行動でプレイすると出来をトレビアン!、ブラボー!、オッケー!、Oh!ノー!、Oh!マイガッ!で評価してくれる。
・太鼓の達人
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おなじみの音ゲーをDS用に移植したもの。
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作中の有名クラシック音楽やのだめが作曲したおなら体操といったアニメオリジナルの楽曲に合わせて、下画面の太鼓をタッチする。
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ノルマを達成できればその場面のシナリオはクリアとなる。
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シナリオを進めると、太鼓の音をのだめの奇声やごろ太のかけ声といったネタ音に変えられる。
・裏軒☆料理バトル
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峰竜太郎の実家である中華料理店での御客をもてなすために、竜太とマイアバターが即席で料理を作るという内容。
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数秒間(画面タッチによるキャンセル可)、料理に必要な材料が提示されるのでそれを記憶し、その後画面を回転ずしのように流れる素材を正しくクリックしていく。
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時間内にノルマの料理数を成功させればクリア。
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難易度が上がるにつれて、必要な材料の数が増えるほかダミー回答も増加する。
・GO GO☆宇宙脱出
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のだめが愛読する漫画『プリごろ太』の主人公「ごろ太」が発進しようとしている宇宙船に向かって歩く横スクロールアクション。
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ごろ太が出来るアクションは移動、ジャンプ、しゃがむの3種類。敵のキャラも登場するがこちらから攻撃はできないので、かわしながら進む。
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敵や障害物にぶつかって5基ある体力が全部なくなるか、制限時間が尽きるかするとゲーム失敗。体力は途中に浮いている宇宙アメを取ることで1基回復できる。
・突撃☆変態魔窟201号室
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床に散らばっているごみをタッチペンでドラッグして時間内に仕分ける。
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初めは可燃ごみ、書類、衣類の3種だが、難易度が増えるにつれて仕分けるべきカテゴリーが増加していく。
・激闘☆ハブとマングース
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ストーリー中に選択できる♪アイコン(マングースアイコンではないもの)で稀に出会えるマングースに出会い続けていると解放される。
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内容は3×3マスのもぐら叩きゲーム。
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ハブのぬいぐるみだけを時間内に一定数叩くとクリア。1周目の本編には登場しない。
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難易度が上がるにつれて、ハブがフェイントをしてくるようになるほか、ダミーのキャラが頻繁に登場するようになる。
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評価点
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音響
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クラシックの名曲をふんだんに取り入れている。
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本物のオーケストラサウンドと比べるとどうしても劣ってしまうのだが、DSの容量を考えるとかなり頑張っている方。収録曲が決して多くない事、フルで収録されているわけではないが結構な長さを聴くことが可能。
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特典から楽器の図鑑を閲覧でき、楽器の音色も再生可能。
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漫画演出について
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立ち絵が原作準拠であり、表情も各キャラごとそれなりに多くそろえられている。
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コンサートのミニゲームでは、プレイヤーの出来の良し悪しに応じて上画面に映る指揮者の表情や演奏背景が変化する。
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コンサートミニゲームにて指揮者をコンサート服の千秋に指定した場合、成績がいい時にしっかり黒い羽根の演出もしてくれる。また演奏の出来を佐久間がポエムのように評価してくれる。
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ミニゲームに登場する人物や設定などは原作に則して作られているほか、太鼓の達人やメニュー選択時(こちらは1周クリア後からだが)の効果音を細かく変えられる。
賛否両論点・問題点
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ボリューム
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ミニゲームや特典要素には富んではいるものの基本的に単調なゲーム内容なので、一通りしなりををクリアした時に物足りなさが残る。
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ちょうどいいタイミングで本編を終了し、ミニゲームに興じるように作られていると考えれば中々良い配分かもしれない。しかしやはり定価から考えると物足りない。寄り道せずにクリアだけを考えてプレイするなら、余程ミニゲームで苦手なものがない限り2時間もあれば十分。
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クリアすると何事もなかったかのように、シナリオを最初からやり直せるようになるが…。
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キャラの扱いについて
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原作の’’雰囲気は’’それなりに高めに再現してはあるが、非常にダイジェストで進めてしまっているので、扱いにどうしても差が生まれている。
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のだめ・千秋と直接的な関連の薄いキャラは殆どモブキャラのような扱い。
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肝心の人物事典を見ても、~の師である、~を敬愛している、~の彼氏・彼女であるといった基本的な人間関係しか分からない。
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登場人物は舞台となる音大をまだ卒業していない身であるにもかかわらず、音楽の上達や人間性の成長といった原作のメインテーマのひとつがごっそりと抜け落ちてしまっている。マイアバターが記者という舞台設定からして、挟み込むのは難しかったかもしれないが。
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シナリオの整合性
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もともとファンアイテムとして作られたゲームの可能性が高いのだが、それを考慮してもシナリオのフラグや事実関係がおかしい描写がちらほら。
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なぜか家主不在にもかかわらず、のだめや千秋の自宅や峰竜太郎の実家の中華料理屋に行くことができる。また店主である父を差し置いて、竜太郎と二人で料理を作るという一幕も存在する。
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取材できているだけのマイアバターの音楽の技術が、のだめの前で模擬演奏を求められるなど千秋にかなり評価され、最後にはのだめを差し置いてオケ団の一員として演奏を頼まれるほど。(マイアバターは過去に音楽家を挫折した身なのかもしれないが…)
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取材の内容も楽団員の技術や生い立ちに迫るようなものは殆どなく、(システム上の都合ではあるが)編集長の評価もシナリオ中の音ゲーの成績に重点を置いて評価してしまっているので、マイアバターが記者である必要が殆どなく、最初から編集社の人間としてではなく、学園の新入生としての参加でもよかったのではないか。
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そもそも、マイアバターが何の楽器を演奏しているのかも不明。
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ボイス
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本編中にボイスの読み上げなどは一切なく、声が当てられているのものだめのみ。まともなセリフをしゃべるのはタイトル選択の時のみであり、あとは奇声だけ。
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プリごろ太の登場人物の方がむしろよく喋る。
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ミニゲームの作りこみ
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一応的確にタッチするべき場所は変化するのだが、連打していてもそれなりの高得点を叩きだせてしまう。また細かい点ではあるが、上画面での指揮者の動きが楽曲のテンポに対応していない。
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クラシック音楽に関しては、様々なテンポ、曲調のものが導入されているので、流れてくる記号がワンパターンということはない。
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太鼓の達人に至っては「ドン」の叩き方と「良/不可」の判定しかないので、難易度が高くなるとさすがに出来なくなるが、連打をしているだけでフルコンボに到達可能。
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後述の特典解放のためにはいろいろな指揮者でクラシック音楽をプレイする必要があるが、記号の配置がワンパターンではないとはいえ、結局プレイヤーがすることは単純な作業なので、1曲1曲も冗長に感じるようになる。
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逆にプリごろ太のアクションゲームは初見殺し要素が非常に強い他、アクションゲームとして雑な作りこみを感じられる。
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プリごろ太の登場人物ではないクマとウサギも敵として登場する他、斜めに飛来してくる障害物・敵の判定が非常にシビアで、特にバウンドしながら転がってくる巨岩を回避するのは至難の業。
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のだめの自宅の掃除やマングースのもぐら叩きゲームは、いわゆるお手つきをしても制限時間が減るわけでもない。
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特典要素の解放条件
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自由時間で、のだめの登場人物や古典音楽に関する情報、楽器についての情報をいつでも閲覧できるが、これの解放条件がゲーム内でノーヒント。
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ゲームの真価をつかむには(恐らくだが、)ギャラリーを解放していく必要があるのだが、どんなプレイをすればどんな特典が解放されるかを知らない状況で、ミニゲームを闇雲に達成していくのは単純作業であり快適ではない。
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楽器解説の解放条件は難しくはないものの、自由時間のコンサートリプレイで、特定の指揮者で特定の楽曲を演奏するという非常に限定的な条件。この特典の解放条件もゲーム中では一切教えられないので、ゲームを一通り遊んでも全く解放されていない事すらありうる。
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ギャラリーを全開放するには、結局ミニゲームや本編の吹き出しをしらみ潰しにあたってクリアしたりネットなどの情報に頼ることが必要不可欠であるが、シナリオは2周目になっても内容が変わるわけでもないうえ、途中のミニゲームも飛ばすことが不可能。そこまで乗り越えて解放したい内容かどうかは人を選ぶ。
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用語辞典について
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登場人物・楽器・楽曲・歴史上の作曲家について解説はしてくれるのだが、その説明文が良くも悪くも淡泊(最大80文字程度)。
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音楽初心者からすれば淡泊でも説明文があれば助かることには変わりないし、下手に詳細に記述されると混乱してしまうのだが、多少音楽を知っている人からすれば物足りない。
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楽器についての説明文を解放される時期が、プレイ次第ではかなり後の方になってしまう。
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作曲家が原作絵のデフォルメタッチ(のだめのコスプレ)で表現されているので、これを勉強しても写真や肖像画に映った本人を認識できるようにはならない。
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辞典としての検索機能は無いため、誰がどんな曲をいつ作曲したか、この曲の佳境にはどんな楽器が使われているかという情報も皆無ではないにしろ閲覧するのが困難。
総評
ひとつのゲームとして見た場合、ストーリーは原作キャラの生態の一部を写し取った寸劇のようでありほぼ在って無いようなもの。プレイして不愉快になる要素は殆どないのだが、世界観や設定の掘り下げが弱く、やりこみ要素を楽しもうにもミニゲーム群としてもつくりがいい加減であり、理不尽に感じる部分や冗長さに悩まされるほか、特典解放条件がノーヒントという不備も抱えている。
原作のゆるい雰囲気を楽しみたいのであれば十分価値があるソフトだろうが、ファンアイテムとしての価値はあまり高いとはいえない。音楽や「のだめカンタービレ」を知らない人からすれば初見情報こそ提供してくれるかもしれないが、それでも解放条件が難解で情報も淡泊なので本作をわざわざ購入する必要性は薄いと言わざるを得ない。