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ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり
【どらごんくえすとひーろーず つー ふたごのおうとよげんのおわり】
ジャンル
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3DアクションRPG
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対応機種
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プレイステーション4 プレイステーション3 プレイステーション・ヴィータ
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メディア
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【PS4/PS3】BD-ROM 1枚 【PSV】PlayStation Vitaカード 1枚
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発売元
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スクウェア・エニックス
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開発元
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コーエーテクモゲームス
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発売日
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2016年5月27日
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定価
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【PS4】7,800円(税別) 【PS3/PSV】6,800円(税別)
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:B(12才以上対象)
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判定
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良作
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ポイント
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『ドラクエ』シリーズ30周年記念作品
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ドラゴンクエストシリーズ
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概要
前作ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城に続く「ヒーローズ」シリーズ第2弾。
続編だがストーリーや世界観上に直接的な繋がりはない。
ストーリー
~竜が太陽を喰らう日
双子の王が生まれ、再び大地は戦乱に覆われる。~
物語の舞台となるのは、1000年に渡る長い平和が続いていた七つの王国。
1000年前に起こった大戦争ののち、各国は国同士での争いを禁じ平和を保ってきていた。
オレンカにある士官学校に留学中であったラゼルと、彼を訪ねに来た従姉妹のテレシアは互いに再会を喜び合うが、
突如ジャイワールの王子ツェザールがモンスターを率いてオレンカを襲撃。
宗主国ゼビオンの女戦士オルネーゼの助けもあってジャイワール軍を退けたものの、
二人はこの戦いを契機に世界を覆う大きな争いの渦に巻き込まれていく。
参戦キャラクター
出典
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新規
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続投
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オフライン使用不可
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オリジナル
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ラゼル(男主人公)、テレシア(女主人公) ツェザール、オルネーゼ
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ホミロン
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アクト、メーア ディルク、ジュリエッタ
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IV
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ミネア、トルネコ
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アリーナ、クリフト、マーニャ
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ピサロ
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V
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フローラ、ビアンカ
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VI
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ハッサン
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テリー
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VII
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マリベル、ガボ
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VIII
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ククール
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ゼシカ
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ヤンガス
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この他、拠点の酒場にルイーダとリッカがいる。
システム
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基本システムは前作同様「無双」シリーズをベースにしている。
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□と△の組み合わせによりコンボを発動。
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R1ボタンと○×△□ボタンを組み合わせることで各キャラ固有の「とくぎ・じゅもん」を発動できる。発動にはMPを消費する。
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今作ではとくぎ・じゅもんは1キャラにつき5つ以上覚えるため、付け替えることが可能。
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モンスターへダメージを与えたり、ダメージを受けたりすることでテンションがたまり、ゲージ最大時に「ハイテンション」が発動可能。ハイテンション終了時か、任意で各キャラ固有の必殺技も発動する。
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○ボタン押しっぱなしでテンションを上げることができた「ためる」は廃止され、攻撃力アップ等の恩恵が得られる「たぎる」に変更された。歴代ドラクエで言う所の「ちからため」に近い。
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ゲームの舞台
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街・フィールド・バトルステージの3種類に分けられる。詳細は後述。
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転職
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今作では主人公の二人が拠点の町にて転職が可能になっている。
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他のドラクエシリーズ同様に転職を繰り返すことで基礎ステータスの強化が可能になっている。
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職業毎に4つまでの武器が装備変更可能。
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基本職以外にも条件を満たすことで転職可能になる上級職もある。
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神官にお金を払うことでスキルポイントの振り直しもできる。
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モンスターコイン
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前作と同じくモンスターを倒した際にコインになることがあり、仲間として召喚が可能。
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今作では新しく「ヘンシン」タイプのコインが登場し、一定時間モンスターへ変身して専用のスキルを使用して攻撃できるようになる。
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残り時間と体力が同じ扱いになっており、攻撃を受けると残りの変身時間も減る。変身前のステータスには影響はないため危なくなった際の緊急避難にも使える。
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熟練度、パーティスキル
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今作から追加されたシステム。
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同じ武器を使い続けることで、そのキャラクターが新たな特技やパーティ全体にバフを与える「パーティスキル」を取得できる。
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パラメーター上昇から薬草ドロップ率アップと言ったものまでその種類は様々。
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後にアップデートで追加されたが、広範囲に9999ダメージを与える「ミナデイン」を唱えられるようになるスキルもある。
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クロスセーブデータ
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セーブデータをPlayStation Networkにアップロードすることで別機種でもセーブデータを読み込むことができる。
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外でPSVで遊んで、続きをPS4でプレイするといったことも可能。
評価点・前作からの改善点
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バトルは前作同様にDQと無双をうまく融合させた爽快感に溢れるバトルや、画面からはみ出すほどの巨大モンスターとの対決など、評価が高い。
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フィールド
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前作では拠点からステージへと直接移動していたが、今作では次の町までフィールドを移動するパートも用意された。
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かなりの広さがあり、宝箱等の探索要素もあるので前作以上に「ドラクエをプレイしている」という感覚が増した。DQお馴染みのとうぞくのカギで開ける宝箱や、仲間が増えることで行けるようになるエリアもある。
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フィールド上には当然モンスターも存在し、初めて訪れたレベルでは討伐の難しい格上モンスターが現れることもある。そのモンスターとの戦いが始まると結界に閉じ込められ逃げられなくなる。
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バトルエリア
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モンスターがひしめくダンジョンに近い空間。
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複数のエリアにまたがるバトルの場合、エリアごとに一旦街に戻るか続けて戦闘するか選択することが可能になった。
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強制的に街に戻らされるわけではないので、余裕があれば連戦することもできるため、テンポを削がない。
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また、戻るにしても特に会話などはないため、前作で批判された「急いでいる状況なのに拠点に戻らされるのが不自然」という問題は解消されている。
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主人公が転職可能になったことで戦略性の幅が広がる
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主人公を僧侶にし、サポートに徹することで歴代キャラをメインに使って攻略を進めることも。
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主人公の武器は変更可能なので自分の好みにあったキャラを育成する楽しみもできた。
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戦闘のバリエーションの増加
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前作では防衛対象を守るステージがほとんどであったことが批判の的になっていたが、今回ではかなり減らされた。
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また、その防衛戦も敵を全滅させることがかなり難しくなり、「時間経過や目標達成で魔物が逃げ出すのを待つ」という構成となっている。
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代わりとして、「ステージを突き進みエリアボスを撃破」「敵の猛攻をかいくぐりながら脱出地点を目指す」など様々なバトルのバリエーションが用意された。
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「とくぎ・じゅもん」の増加
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今作ではキャラクター一人が多くの特技を覚える。
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それに伴って、回復呪文を覚えるキャラクターも増加。前作のようにパーティーメンバーにゼシカが必須、ということはなくなった。ただし回復量などの差はあるため注意。
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クリフトは相変わらずあまり有用でないザキ・ザラキを覚えるが、特技に組み込まなければ使われることもなくなる。ちなみに彼も回復魔法(リホイミ系)を覚える。
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ホイミストーンと世界樹の葉の自動補充
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拠点の町へ戻った段階で最大まで補充されるので、うっかり切らしたまま、ということも少なくなった。前作ではホイミストーンの補充にお金がかかったが、今作では仕様の変更に伴いタダ。
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ひっさつ演出の簡略化
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前作ではひっさつの演出があまりにも冗長であったことが批判されたが、今作ではすべて再生するか一部だけを再生するかを設定で選べるようになった。ちなみに今作は前作よりもテンションが溜まりにくいため、ひっさつの発動回数自体も少なくなっている。
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初心者でも楽しめるマルチプレイ
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ストーリーモードのバトルエリアの攻略につまづいてしまっても、オンライン上のプレイヤーに助けを求めることができる「お手伝い」機能がある。
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プレイヤー同士のコミュニケーションは定型文のみなので、チャットで暴言を吐かれるようなことはない。定型文はホイミスライムのかわいい絵柄付き。
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ストーリー外のマルチプレイでは、5つのホイミストーン(自己回復アイテム、他プレイヤーには使用不可)を所持しており、死亡しても30秒後に自動蘇生する。また死亡中は「おうえん」により生存中のプレイヤーのテンションやHPを回復できる。HPが減ってもホイミストーンで5回まで自己回復できるうえに自動蘇生付きなので、回復役などの役割分担は強要されないバランスで、死亡してしまっても自動蘇生までの間に他のプレイヤーを「おうえん」してサポートできるので、初心者でも迷惑をかけづらくパーティに貢献する方法が用意されている。
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マルチプレイの募集部屋には「ガチでいきます」「まったりいきます」「誰でもOK!」「練習部屋です」など定型文による指定が可能で、ガチ部屋以外のマルチならまったりした雰囲気で楽しめる。
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募集部屋を建てる以外にも、プレイしながらマッチングできる待ち受け機能がある。マッチングするまでの間にレベル上げ・熟練度上げ・素材集めなどの作業を行うことができる。
賛否両論点
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シナリオ
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「各地の国王を束ねる盟主の背後に暗躍する黒幕が1000年続いた平穏をかき乱す」という王道なプロットだが、国王達はどいつもこいつも黒幕にちょっとそそのかされただけで他国に全面戦争を仕掛けるという、子供のような安直さの持ち主である。
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前半のボスは人間の国なのだがボス戦で倒すまで説得にも応じない頑なさを見せるものの、倒した後は手のひらを返したように急に物分りがよくなる。
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流れを簡単にまとめると『自分の父親を殺したのはAだ!姿を見たから間違いない!』→『Aならその時は私と一緒に居ましたよ?』→『騙された、自分も一緒に戦おう』といった感じ(一応作中でも屈指の信用出来る人物がアリバイを証明したという点も大きいのだが)
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そしてその後から黒幕探しの旅に出ることになるのだが、またしても別の人間の国が早とちりして大騒動、そして異常なまでの物分かりの良さであっさり和解、という流れになる。大丈夫かこの国々。
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後半のボスは魔物の国の王だが、黒幕により不可抗力的に操られていたという。まだこっちのほうが納得はいく。
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ソロプレイとマルチプレイの難易度格差
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今作でも前作同様、ソロプレイでキャラの行動の個別指示はできず常に固まって動く。
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そのため、役割分担が必要なステージではその仕様のせいでソロプレイの難易度が跳ね上がる。序盤のバトルエリア「大峡谷」などで顕著。
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回復などの補助を適切に行う、前作と違い大型モンスター気絶時に攻撃を叩きこむなど、AIは決して悪くないのが救いか。
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難易度の変更もできず、総じてソロプレイでは難易度は高いものの一応救済措置はあり、また無理ゲー・理不尽ゲーという程のものでもないのでプレイヤーの腕前やキャラの成長具合によるところも大きい。
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主人公の声優
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前作同様に両者とも本職の声優ではない役者を起用したため、棒読み気味と指摘される。
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特に男主人公であるラゼルは「じわじわたぎってきたぜ!」が口癖の熱血漢なのだが、棒読み気味な演技もあって、キャラクターとしての評価は高くない。
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メインキャラの一人であるツェザールの声優も本職は俳優だが、こちらはあまり批判されていない。
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主人公が頭一つ抜けて強い
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転職で鍛えられるようにした結果、シリーズキャラを差し置いて最強キャラとなる。
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シングルで遊ぶ分には大した問題にはならないが、マルチで遊ぶときは主人公だらけのパーティになることが多く、わざわざ歴代キャラを使う理由がなくなってしまう。
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実は歴代キャラには、主人公にはない特性が備わっている。最たる例のククールは「とくぎをムーンサルトでキャンセル可能」という主人公にはない特性を持っており、とくぎ「パワースナイプ」をムーンサルトでキャンセルして、さらにそのムーンサルトをパワースナイプでキャンセルする高速連射が可能で、凄まじい爆発力を発揮できることが知られている。
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エンドコンテンツにおいては「しんぴのカード」「しんぴのカード改」というランダム効果のアクセサリが強すぎるため、キャラ毎のパラメータの違いが誤差程度になってしまい、結果として強いとくぎと強い特性を持つキャラが幅を利かせている。具体例を挙げると、先述のアクセサリを入手できる最終コンテンツではククール×1、ジュリエッタ×3のパーティ募集が大半となっている。
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ステルスゲー型のミニゲームの存在
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ストーリーの進行やある特殊アイテム獲得のために、迷宮型の監獄を迂回する看守のモンスターに見つからないよう探索するミニゲームが存在。しかも見つかった時点で即スタートポイントからやり直しとなるため(戦闘で看守を倒せないルールとなっている)、慣れていないプレーヤーにはストレスとなるだろう。ただし、より獲得難易度の高い特殊アイテムの方は本編クリアに必須では無いため(あると便利だが)、それが救いか。
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BGM
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音楽担当はシリーズレギュラーのすぎやまこういち氏だが、前作同様、過去作品からの流用がほとんど。前作でプレイ済みだったプレイヤーにとっては似たシチュエーションで聞かされることになる既出曲も多いため、マンネリ感は否めない。
問題点
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シリーズキャラの偏り
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前作でも挙げられていたがIVからの登場キャラが最多になっている。
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Ⅴは事実上全滅に近い状態なのに、IVはピサロのみでオフライン不可、かつ追加ありのためほぼフルメンバー。
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ここまで来るともはや登場できないライアンとブライが可哀想なくらいである。
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Ⅵはハッサンが追加となったものの、人気キャラであるバーバラや、「ハッサンと共にムドーの城へ突入」「テリーの姉」と2人と関わりのあるミレーユ参戦はなし。
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特にバーバラは原作中でも主要な立ち位置にある印象深いキャラだった上、彼女の代名詞でもあった「マダンテ」は、ゼシカにお株を奪われているなど不遇
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戦闘状態の仕様
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敵がいない、もしくは雑魚敵しかいない状態だと武器を収めた「非戦闘状態」、ロックオン可能な中型以上の敵がいる場合や攻撃ボタンで武器を手にした状態では「戦闘状態」になる。
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非戦闘状態ではルーラによる移動や装備・特技などの変更ができ、PS3/PS4版ではR2ボタンがダッシュに割り振られる。戦闘状態になると装備の変更やルーラによる移動は不可能になり、ダッシュはみかわし(回避行動)に変更される。
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これの何が問題なのかというと、中型以上の敵の近くに寄るだけで戦闘状態になってしまうこと。無視したくても一度近寄ればみかわし連打で距離を取る必要があり、鬱陶しい。移動速度の早いキラーパンサーや、元々デカいため戦闘状態にさせられる範囲も広いアトラスやおにこんぼうを相手にすると振り切るのが大変。
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上述の「大峡谷」の難易度を跳ね上げている原因の一つ。「敵に絡まれると簡単には逃げられない」ということだと考えれば原作再現と言えるのだろうが…
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カメラワーク
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戦闘に入るとキャラに寄った視点で固定されてしまうため非常に周囲を把握しづらい。
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アップデートによって遠ざけられるようになり、ある程度は改善された。
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仲間キャラの追尾性能
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パーティに組み入れたキャラたちは現在の操作キャラを追尾してくるが、彼らは複雑な地形や段差などに引っ掛かかることがあり、気が付いたら離ればなれになって、延々その場でまごまごしている仲間をわざわざ戻って回収するはめになったりする。
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アクセサリ関連
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アクセサリを最大まで強化するにはフィールドで入手できる素材とそのアクセサリの破片が必要となるが、この破片の入手が面倒。強化したいアクセサリを何個も集めて砕く必要がある。中には最強クラスの雑魚敵しか落とさないようなアクセサリもあり、アクセサリを完全に強化するのは苦行と化していた。
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この点は、アップデートでやんちゃ個体が素材アイテムかアクセサリのどちらかを必ず落とすようになったため、ある程度緩和された。
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「ちからのゆびわ」は攻撃力上昇効果を高めることができるアクセサリだが、最大強化状態では火力が1.8倍になるというとても強力な性能を誇る。ハッサンやククールなど、攻撃力を強化できるキャラには必須といってもいいアクセサリ。
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同様に、守備力上昇効果を高められる「インテリめがね」も強力。これを使えば、強敵であるエスターク・強さえも簡単に撃破できてしまう。
総評
前作から大幅進化し、無双よりDQ感がアップした本作。
シリーズ30周年のお祭り感というのには少々物足りないが、前作の問題点の多くに改善が見られよりボリュームも増しており、単体のゲームとしては非常に完成度の高い作品となっている。
余談
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本作の発売日である2016年5月27日は初代ドラゴンクエストが発売されてちょうど30年になる記念日でもある。