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【なちゅらる どくとりん】
護衛士・イフは、相棒のヴァシリーと共に、若い女性リーダー・アンカが率いる坑道開拓団を護衛し、亜人種の蠢く鉱山坑道を切り拓いていく。亜人種や多種族と戦い、その戦いから得られる貴重な資源で城塞都市を守る。そして、いつかはその功績で、上級市民になる・・・それが、この若者の夢。正しい未来だった。
しかし、その日は何かが違った。そして始まる淘汰。
全ての所属が巻き込まれていく、それは大いなる自然のドクトリン。イフを取り巻く世界は、その姿を大きく変えていく。
+ | 本作のキャラクターについての詳細。ネタバレ注意 |
「高難易度」「苦しみを含めた面白さ」を売りにしつつも最終盤まで誰か一人でも死亡したらゲームオーバー。その上で調整不足と理不尽さで構成されたそのゲームバランスは「全てのSRPGユーザーに送る」という事前告知に違えるゲーム内容だった。
ゲームシステム以上にシナリオの「怪作」っぷりは更に際立っている。ヴァシリーの確定死亡、シュタインを打ち捨ててアイゼンに乗り換えるようにしか見えないメルの加入、そして異様に凝っている最終盤での「キャラ死亡時の台詞」など悪趣味っぷりが存分に発揮されつつも、ストーリーはただ目の前の敵をよくわからないまま戦っていくだけのものになっている。
余りに人を選ぶため発売後も殆ど話題にならずに空気化していったゲームであり、3プラットフォーム合計で5万本の売り上げにとどまっている。