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KOF MAXIMUM IMPACT 2 - (2016/11/06 (日) 19:27:49) の編集履歴(バックアップ)
KOF MAXIMUM IMPACT 2
【けーおーえふ まきしまむ いんぱくと つー】
ジャンル
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対戦格闘アクション
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対応機種
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プレイステーション2
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発売元
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SNKプレイモア
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開発元
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SNKネオジオ
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発売日
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2006年4月27日
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価格
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6,800円
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判定
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良作
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KOFシリーズ関連作品リンク
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ストーリー
サウスタウンのボス、デュークによるKOFはアルバ・メイラの優勝により幕を閉じた。
アルバは新たなキングとして弟のソワレとともにサウスタウンを統括し、街は再び平和を取り戻していった。
そんなある日、アルバとソワレの前にルイーゼと名乗る美女が現れる。
初めて会ったはずなのに、何故か既視感を覚える二人。
ルイーゼは二人には理解できない言葉で何かを呟くと、二人の前から去って行った。
やがて二人の元にKOFの招待状が届く。
規模を拡大した大会に二人はデュークや彼らの兄貴分の仇であるリアンが出場するのではないかと考え、再びKOFへの参加を決意する。
そしてあの女、ルイーゼ・マイリンクも出場者としてエントリーされていたのである・・・
概要
KOFマキシマムインパクトシリーズ第2作目。北米でも発売されているが、そちらではタイトルが『THE KING OF FIGHTERS 2006』になっている。
登場キャラクター
+
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キャラ一覧
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デフォルトキャラクター
・ルイーゼ・マイリンク
・ナガセ
・ビリー・カーン
・クーラ・ダイアモンド
・アルバ・メイラ
・ソワレ・メイラ
・草薙 京
・八神 庵
・テリー・ボガード
・リョウ・サカザキ
・ユリ・サカザキ
・不知火 舞
・麻宮 アテナ
・ラルフ・ジョーンズ
・クラーク・スティル
・レオナ
・チェ・リム
・ミニョン・ベアール
・K'
・マキシマ
・ロック・ハワード
・セス
・リアン・ネヴィル
・デューク
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隠しキャラクター
・キム
・リチャード・マイヤ
・フィオ
・服部 半蔵
・B・ジェニー
・ナイトメアギース
・リリィ・カーン
・ニノン・ベアール
・ワイルドウルフ
・草薙 京CLASSIC
・二代目Mr. KARATE
・アーマーラルフ
・ハイエナ
・ジヴァートマ
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前作同様1on1で行われるKOF。
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新キャラとして『餓狼伝説』からリチャード・マイヤがまさかの登場。
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さらに本来格闘能力を持たないはずのビリーの妹リリィ・カーンが登場している。
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他、GBの熱闘KOFに登場したナコルル以来のサムスピキャラとして服部 半蔵が参戦している。
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キャラを選択した後、NORMALとANOTHERの2系統のモデルを選ぶことができる。
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さらにそのあと、カラーが各8種類から選ぶことができる。(後述のチャレンジモードで順次解放されていく)
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カラーは単なる色違いでなく特殊モデルが用意されている場合もあり、変更した場合はストーリーでも反映される。
システム
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基本はオーソドックスな格闘ゲームのそれだが、フィールドが3次元であり奥行きの概念が存在する。
--また、本作独自のシステムとしてスタイリッシュアートとさばきが存在する。
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スタイリッシュアート
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攻撃ボタンや方向キーを特定の順番で入力していくことで、続けざまに攻撃を繰り出すシステム。
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餓狼シリーズのコンビネーションに近いが、スタイリッシュアート専用の必殺技が出せたりする、攻撃せずにフェイントをする、中段スタートがあるなどのバリエーションがある。
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全キャラ20種類程度のスタイリッシュアートを持っている。
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さばき
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本作の最大の特徴。設定したさばきボタンか「後+強パンチ+弱キック」(上段用)「斜め後+強パンチ+弱キック」(下段用)で出すことができる。
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打撃属性のほとんどの技を受け流し、相手の硬直中にこちらの反撃を入れることができる。
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さばきボタンかコマンド入力かで特性が異なり、さばきボタンの場合はスタイリッシュアートに割り込めないが、コマンド入力の場合スタイリッシュアートに割り込む「割り込みさばき」を出すことができる。
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このためスタイリッシュアートに対抗する機能となっている。
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パワーゲージ
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最大5本溜めることができる。超必殺技の発動、スーパーキャンセル、ガードキャンセルで1本消費する。
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超必殺技の場合は2本以上消費するものもある。
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ガードゲージ
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ガードの強度を表す。ガードするたびに削られていき、なくなるとガードブレイク状態になり一定時間無防備になる。
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また、ガードキャンセルの際にも消費する。
モード
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ストーリー
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本作のメインモード。CPUの操る7人の相手を倒せばクリアとなる。
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プラクティス
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任意の動作を行わせるCPUを相手とするトレーニングモード。
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プロフィール
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ストーリーをクリアしたキャラのプロフィールが見られる。
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チャレンジ
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さまざまなミッションのクリアを目指す。クリアの報酬として新カラーや隠しステージが入手できる。
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ネットワークマッチ
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マルチマッチングBBを用いたネット対戦ができた(現在はサービス終了)。
評価点
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スタイリッシュアートとさばきを用いた駆け引きの深さ。
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スタイリッシュアートがあることで初心者でも面白みのある攻撃が行え、さらにその対抗方法としてさばきが存在する。
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このため近距離線では攻撃→さばかれる→相手が攻撃する→こちらもさばきで返すといったことが多々起きる。こうなるとさばきは打撃にしか効果がないので通常投げで安定する。さばかれないようにタイミングを遅らせて攻撃するといった緊張感のある駆け引きが味わえる。
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また、さばきは打撃属性であれば必殺技も取れるので、突進技をさばいて強引にさばき合戦に用いるなどといったこともできる。
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多彩なキャラクター
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今までKOFに出ていなかったリチャードやリリィといった新たなキャラが参戦している。
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コンパチも多いが、キャラとしての個性は十分に出ており様々な対戦を楽しめる。
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演出の強化
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ストーリーモードはフルボイスで進行し、因縁の相手と戦う中間イベントも存在する。
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また、キャラクターの登場デモがステージによって異なり、毎回新しい気分でキャラクター登場シーンを見られる。
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ストーリーは嬉野秋彦氏の書き下ろしであり、かなり練り込まれたものとなっている。
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通信対戦
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マルチマッチングBBによる対戦は、ラグも少なく安定していた。
賛否両論点
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遠距離での飛び道具の撃ちあいが不毛になりやすい
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さばきは打撃に対しては強力だが飛び道具に対しては無力となる。このため、遠距離からひたすら飛び道具を撃ちあって攻撃するという不毛な戦いになりやすい。
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一部の超必殺技ぶっぱが強力すぎる
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テリーのハイアングルゲイザーなど、さばけない打撃技があるためにこのような技を持つキャラはひたすらぶっぱでも強いという現象になる。
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ストーリー面で突飛すぎるところがある
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前作とプロローグではあくまでギャング同士の抗争という形に落ち着いていたが・・・。
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ネタばれ注意
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アルバ、ソワレ、ルイーゼ、ジヴァートマは宇宙人であったことが判明する。
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隠しキャラにはストーリーがない
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プロローグはプロフィールで書き下ろされているので、本編で大会参加の結末が見られないのが残念である。
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隠し要素解禁が面倒
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チャレンジモードの問題を延々と説いていく必要があるので、かなり時間がかかる。
総評
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家庭用専用シリーズの2作目として、対戦ツールとして十分に耐えるものを作り出した良作といっていいだろう。
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この作品の成功によってアーケード版『KOF MAXIMUM IMPACT REGURATION "A"』が作られ、MAXIMUM IMPACTシリーズがアーケードデビューまでいくことができた。
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アーケード版がリリースされるに当たり、『2003』からアッシュ・クリムゾン、そして「他社作品からの参戦」という掟破りな形で『ファイターズヒストリー』から溝口誠が参戦することも話題を呼んだ。
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後にこの『~REGURATION "A"』もPS2に逆移植された。
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続編の制作もPS3とXbox360で決定しており、一見大成功に見えたが、プロデューサーの退社によってシリーズそのものが打ち切りに会うという寂しい結末を迎えている。
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KOFの家庭用版として本編とは異なる進化を見せていたシリーズだけに、残念であると言わざるをえないものになってしまった。