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キミキス - (2017/01/12 (木) 20:33:41) の編集履歴(バックアップ)
キミキス / キミキス エビコレ+
【きみきす】
ジャンル
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恋愛シミュレーション
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対応機種
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プレイステーション2
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発売・開発元
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エンターブレイン
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発売日
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無印:2006年5月25日 エビコレ+:2008年2月14日
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レーティング
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無印:CERO:12才以上対象 エビコレ+:CERO:B(12才以上対象)
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判定
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なし
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ポイント
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TLSシリーズの後継作品 ややランダム性が高い
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エンターブレイン恋愛シミュレーションシリーズ
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概要
エンターブレイン(現:KADOKAWA エンターブレイン事業局)による、恋愛シミュレーションゲームの人気シリーズ『トゥルー・ラブストーリー』シリーズの新作。タイトルは一新されたが、コンセプトや基本システムはTLSシリーズを引き継いでいる。
キャラクターデザインは『Summer days and yet…』に引き続き高山箕犀が担当している。
2008年に発売された『エビコレ+』は無印版にシステム面の改良等を加えた廉価版。
システムや世界観を引き継いだ続編的作品として『アマガミ』がある。
あらすじ
高校2年の夏休みが終わった。何もない夏休みだった……。
今日から新学期。高校生活もこれであと残り半分。
このまま、出会いも何もなく終わってしまうんだろうか?
……僕は、まだキスをしたことがない。
恋も……したことがない……。
憧れてる子はいるけど、ろくに話もできない。
「このままじゃダメだ、もっと積極的になろう!!」
待ってるだけじゃ、きっと恋は始まらない。
一ヶ月ちょっと先の学園祭を、好きな女の子と一緒に周ることができたら……。
1年の時から同じクラスなのに、話しかけられなかった憧れの女の子……。
姉弟のように育ったのに、疎遠になってしまった年上の幼なじみ。
勇気を出せば、きっと想いが通じるはず……。
(公式サイトより引用)
システム
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移動パートでは学校内の場所を選択し、キャラクターと遭遇するとイベントが起こる。1日は「休み時間1」「休み時間2」「昼休み」「放課後」の4つの時間帯に分けられており、キャラクターの分布も変化する。
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ヒロインと出会うとマッチング会話パートに突入することがある。
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ターン毎に選択肢として「話題」を選び、話題がヒロインの好みに合えば会話が成功して高感度が上昇する。
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「話題」はプレイヤーが事前に編集して用意する「話題袋」から選ぶ。新しい「話題」はゲームの進行とともに手に入る。
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話題には「学校生活」「勉強」「運動」「おしゃれ」といったジャンルがあり、たとえば「運動」であればさらに「体育」「スポーツ」「水泳」といった細かい話題に分けられている。
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高感度の上がり方によって「スキ」「ナカヨシ」にルートが分離し、展開とエンディングが変化する。
評価点
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キャラクター
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高山箕犀によるキャラクターのイラストは前作『Summer days and yet…』からかなり現代的にブラッシュアップされている。
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TLSシリーズの特徴である、現実的な髪の色などの「地味」さを受け継ぎつつ、各キャラクターが書き分けられている。
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ヒロインたちも、外見的にも内面的にも、好みが別れるようなアクの強さを持ったキャラクターはおらず、万人にプレイしやすい。
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もっとも「二見瑛理子」はIQ190の天才少女という比較的マンガチックな設定であり、クールな性格でありながら徐々に主人公に心をひらいていく姿は印象的で人気が高い。
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システム
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おおよそTLSシリーズのシステムを踏襲しており、恋愛アドベンチャーとして堅実な作り。
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シリーズの代名詞である「下校会話」は「マッチング会話」としてアップデートされた。
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どんな話題を振れば興味を持ってくれるだろう、と相手の趣味趣向を考えながら話題を探るというのは現実の人間同士の会話にも近い要素であり、実際にヒロインたちとお喋りを楽しんでいるような感覚を味わえる。
問題点
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ゲーム性に不確定要素が多い
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移動パートではどこに行けば誰に会えるのかがわからないことが多く、狙ったヒロインに会うのが難しい。
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マッチング会話も、どの話題がヒットするのかヒントが少なく、結局勘と運に頼ってコマンド総当りで調べることになる。
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会話もプレイを進めていくと同じものを何度も見ることになる。確実にヒットする話題を選んでいくと、同じ会話の繰り返しになってしまうというシステム的な問題がある。
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キャラクター・ストーリーの印象が薄い
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キャラクターのクセの少なさは個性の弱さと表裏一体でもある。
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先を読みたいと強く思わせる原動力に全体的に欠ける印象は否めない。
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ボリュームも少なめで、数時間で1キャラクターを攻略できる程度。
総評
TLSシリーズのシステムを引き継ぎながらも、タイトルも新たに仕切り直した新作。
大きなストーリーを追うのではなく、あくまでヒロインと仲良くなることが目的のコンセプトはブレておらず、特に好みの分かれる要素などが無いため、どんなプレイヤーでも安心してプレイできるオーソドックスな恋愛シミュレーションになっている。
一方でゲーム部分はややランダム要素が多く不親切な部分があり、アドベンチャーゲームとしての完成度や作り込みが高いとはいえないのは難点。キャラクターも印象が薄いと感じてしまう可能性があるが、これらの問題点は続編の『アマガミ』で大きく改善されることとなる。
余談
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2007年にアニメ化された。また漫画版は5種類(東雲太郎、こくら雅史、黒井みめい、糸杉柾宏、佳月玲茅)も各紙で連載されるなど盛んなメディアミックスが展開された。
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漫画版は特に東雲太郎版(『キミキス -various heroines-』)が有名。