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のびのびBOY - (2013/12/06 (金) 00:57:00) の編集履歴(バックアップ)


のびのびBOY

【のびのびぼーい】

ジャンル ビデオゲーム
対応機種 プレイステーション3(PlayStation Store)
メディア ダウンロード専売ソフト
発売・開発元 バンダイナムコゲームス
発売日 2009年2月19日
定価 800円
ポイント 意味不明のヘンテコ環境ソフト
みんなで協力してGIRLを伸ばす

※ステージの解放が完了していない為、記事未完(いつ完了するかは不明)

概要

  • 体が伸びる謎の男の子「BOY(ボーイ)」を伸ばすゲーム。
    • 宇宙のみんなが仲良くなれるようにと願っている、体が伸びる謎の女の子「GIRL(ガール)」に想い(長さ)を伝えると、彼女もどんどん伸びていく。そのまま太陽系の星々をひとつなぎにしてしまうのがゲームの目的(?)。
  • PS3の持つ高度な物理演算能力を駆使した作りであり、ウネウネ蠢くヘビ状の主人公やステージ内のオブジェクトは全て、見た目通りの衝突判定を持っている。
  • 塊魂』等の開発者である高橋慶太氏が企画に関わっていて、世界観やグラフィックの雰囲気などに共通点が見られる。また、同作品に登場するキャラクター「王子」や「王様」(に似ている別キャラ?)がゲーム内に登場する。

システム

  • 操作方法
    • ボーイの頭がLスティック、お尻がRスティックに対応していて、スティックを倒すとそれぞれがその方向に移動しようとする。逆方向にスティックを倒すとボーイの体がみにょーんと引っ張られ、そのまま引っ張り続けると、ある時点からボーイの体がしましま模様になって延々と伸び続けるようになる。
    • L2を押すと頭付近の物を食べる。体が小さい時はそのままお尻から排出されるが、体を伸ばせばより大きな物をよりたくさん食べて体に溜めておける。
      • 物を吐き出すと、機械音声のようなボイスでその物の名前を喋る。異なる種類のものを特定の順番で食べると、合体する事も。
    • この他、LRの1~3ボタンをいろいろ組み合わせて使う事で、ジャンプや踏ん張りなどこまごまとしたアクションが行える。
  • ステージ内には、単純な3Dモデルで作られた人や物がおもちゃ箱のように雑然と配置されていて、プレイヤーはその中で適当に体を動かしたり伸ばしたり、景色を眺めたり、そこらへんにあるオブジェクトを食べたりして過ごす。
    • 別に積極的にボーイを動かさなくても、放置してるだけで人や動物がボーイの背中になんとなく乗ってたりする。
  • 動画撮影モード付き。動画サイトへのアップロード機能も備わっている。
  • ゲーム中にボーイの体を伸ばした長さは逐次カウントされており、ガールに伝えるとガールの体も同じ分だけ伸びる。
    • ガールに長さを伝える作業は、本作の全プレイヤーが参加している。地球から出発したガールの長さが別の惑星に到達すると、その惑星は新しいステージとなり、全プレイヤーがそこで遊べるようになる。
    • ちなみに、全世界全ボーイの総プレイ距離を合わせたガールの長さは、2011年2月頭の時点で「1兆3275億8600万3000m」(1000m以下切り捨て)。現在は土星まで到達し、天王星に向かって今日も伸び続けている。

果たしてGIRLはどこまで伸びるのだろうか、最終目的地やエンディングは存在するのか。そしてBOYの運命は。
本作の行き着く末は、世界中に散らばるBOYたちの頑張りに委ねられている。

評価

  • 独特のキャラデザインなども含め、何とも言えないキモさと動きの面白さを併せ持っている。
  • 主人公の挙動に高度な物理演算処理が施されているのは確かなようで、伸ばした体は固結びにする事もできるし、風車の羽に絡まれば巻き取られる。本作と同様の動きをする作品は例が少ない。
  • ただし、ゲームとしての体裁はほとんどなしていない。目的もあって無いようなものであり、のんべんだらりとゆるく遊ぶ箱庭環境ソフトとして楽しむのがメインとなる。
  • メニュー周りなどのUIも、個性的で面白いが使いやすいとは言いがたく、良くも悪くも雰囲気作りが第一に重視されている。

総評

考えたり工夫したり技術を磨いたりして何かしらの目標を達成するのではなく、単純に「触れて楽しむ」事に特化した妙なソフトである。理屈で面白い・つまらないと評価するのが難しく、感覚的に好きか嫌いかで語られる事が多い。
シュールな箱庭世界で体を伸ばして遊ぶ「『のびのびBOY』という名のオモチャ」だと考えれば、他ではなかなか味わえない不思議な魅力を備えている。ただし、好みに合わない人にとっては、作りかけのゲームの動作確認作業のようにしか感じられない事も十分考えられる。
中古で買う選択肢の無い本作に対価を支払えるかどうか判断する際は、PVなどを見て感じた第一印象に従えばだいたい間違いはないだろう。


参考(youtube動画)