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テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー
【ているず おぶ ざ わーるど れでぃあんと まいそろじー】
ジャンル
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ロールプレイングゲーム (シリーズ固有ジャンル名:君のためのRPG)
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対応機種
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プレイステーション・ポータブル
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メディア
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UMD 1枚
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発売元
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バンダイナムコゲームス
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開発元
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アルファ・システム
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発売日
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2006年12月21日
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定価
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5,200円
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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廉価版
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PSP the Best:2007年11月8日/2,800円
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ポイント
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何もかも中途半端 カノンノの声優ダメ過ぎ チェスターが何をした!?
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テイルズオブシリーズ関連作品リンク
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概要
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『テイルズ オブ』シリーズの外伝的作品。自分で作成した主人公(=プレイヤーの分身)が、歴代シリーズのキャラと冒険するRPGで、ギルドを拠点としてクエストをこなしながらストーリーを進行させていく。キャラメイキングにより主人公の顔つきや色、声などを選べ、装備によって主人公のグラフィックも変化する。ダンジョンと戦闘シーンは『テイルズ オブ ジ アビス』のような3D表示。
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主人公は世界樹が危機に陥ったときに生み出される守護者「ディセンダー」であり、異世界のディセンダーである「モルモ」に導かれ、世界を食らう魔物の侵攻から世界樹を守るべく戦う、というストーリー。
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シリーズのキャラクターが共演する『なりきりダンジョン』シリーズが『3』でストップしていたために大きく期待されていたのだが…。
問題点
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本作オリジナルキャラ・カノンノは堂々とパッケージを飾っておきながら、なんと仲間にならない。初見で彼女が仲間にならないと判断できた人はどれだけいるのだろうか。
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また、カノンノの声優にシリーズでは珍しく声の仕事が本業ではない俳優を起用しており、何とも言えない演技力に批判の声が上がった。
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彼女の核心に迫る重要なシーンでも、シナリオ上において明らかに感動させようとしているシーンにもかかわらず、肝心の声優の演技があまりにもアレなおかげで逆に興が醒めてしまい、「カノンノのボイスだけカットさせて欲しい」・「他のキャラのボイスが聞けなくなってもボイス設定をオフにした方がカノンノのボイスを聞かなくていいのでマシ」など、散々な言われようである。
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以降マイソロシリーズは本作とは別人のカノンノが登場し、それぞれ専業の声優が担当している。
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さらに登場するテイルズキャラはたったの19人。『なりきりダンジョン2(26人)』より少ない。「全てのキャラが登場するのは当然。セルシウス(エターニア)やリムル(デスティニー2)などサブキャラは出るのだろうか」などと妄想していたファンは大きな衝撃を受けることとなった。
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しかもそのうち5人は戦闘には参加しない。『デスティニー2』からはナナリーとハロルドが参加しているのだが、この2人が戦闘不参加なため、『デスティニー2』のキャラと共に戦うことはできない。
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店頭POPには『ファンタジア』の主人公であるクレスの参戦も書かれていたのだが、実際は参戦しなかった。
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本作には3つの街があり、テイルズキャラはそれぞれ別の街に住んでいる。
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が、そのせいで一緒に冒険(ミッション)に行く際に、そのキャラを誘うために街を移動しなくてはならない上、ロードも入るのでテンポが悪い。加えて、好感度が低いとパーティインしてくれない。
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とどめとばかりに、ミッション一個終わるたびにパーティが解散してしまうので、ミッションのたびにお気に入りキャラを求めて街移動を繰り返すハメになる。めんどくさい事この上ない。
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流石に不評だったのか、次回作ではテイルズキャラは1つの拠点に集まるようになった。
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一部のキャラクターが原作とは異なった性格になっていたり、特徴を誇張されていたりする。
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分かりやすいのが『ファンタジア』のチェスター。原作において唯一の肉親である妹を亡くしており、本作でもその設定が使用されているのだが、それを拡大解釈された結果、ただの危ないロリコンと化しており、批判を生んでいる。
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原作において妹関連で異様な執着を見せる事はあっても、それはあくまで「妹思いの優しい兄貴」という範疇だったが、今作はそれの度があまりにも過ぎているため、一部ファンからはまったくの別人として扱われている始末。
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『エターニア』の主人公、リッドも性格改変が酷い方向に向いている。
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本作では食べる事しか頭にないバカという表現が決して誇張ではない有様で、これまた原作では何だかんだで切れ者である面を見せる所もあったが、今作でその名残が全く無くなってしまっていることから、ファンから非難されている。
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性格改変とは話が少しずれるが、『デスティニー』からのキャラクターは開発時期の問題もあったのか、戦闘スタイルはPS2版、性格はPS版のものとなっており、PS2版をプレイした者が本作をプレイすると違和感を覚える事もあるが、それ故にPS2版の改変を受け入れられないPS版『デスティニー』のファンには比較的好意的に受け止められている面もある。
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ただし、ルーティが『アビス』のティアを持ち上げるために性格が改変されている。無償でルーティとナナリーを手伝っているカノンノと比べて「(ティアは)カノンノよりスタイル良くてカノンノより大人っぽくて~即戦力よ!」と持ち上げているが、原作のルーティではありえない発言であり、何より参戦キャラでしかないティアが今作のヒロインであるカノンノを踏み台にしている点が批判されている。
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『シンフォニア』のロイドも時折話題に上がる。
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何かと本編シナリオや依頼において主人公一行に襲いかかってくる(それも原因が単なる早とちりなど)上に、対決クエスト中に頻繁に聞かされることになる「さっさと倒れろよ!」と言うセリフはロイドの言い方も相まってひたすら神経を逆撫でされるという意見が多い。
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原作においても元からそういうキャラクターだというのであればいいのだが、こうやって挙がってくるという時点でお察しください。
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戦闘がやたらとモッサリしている。術のエフェクトも地味であり、全体的に手抜き。
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戦闘システムは上記の通り『アビス』のものに似ているのだが、「フリーランで敵の攻撃の回避が容易」といった問題点までそのまま。まあお祭りゲーだしそこら辺は気にならない人には問題ないが……。
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秘奥義のエフェクトや演出が通常技とあんまり変わらない。何も知らない人が見たら特別な必殺技とはわかるまい。
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戦闘BGMも異様に質が悪い。
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戦闘BGMはPSPの内蔵音源を利用しているためと言われているが、それを差し引いても出来が微妙なのは否めない。
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ボス戦などはフリー素材で転がってるレベルである。
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モルモというキャラが異常にうざいと不評。攻略wikiに載るほどであった。
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モルモは本作におけるマスコット的扱いのキャラクターで移動中は常に主人公の回りを飛び回っている小動物。常に飛び回っているだけで戦闘に参加したり何らかの役に立ってくれると言った場面もない。
おまけにちょくちょく出しゃばる癖に何もしないし、何も出来ないという有様で、酷いものだとケンカを吹っ掛けるだけ吹っ掛けといていざ戦闘になるとプレイヤー一行が戦わされるという展開もあり、かなりのストレスになっている所もある。
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その反省を踏まえたのか、『マイソロ2』に登場したマスコットのパニールは、母性溢れる優しいお母さんという言葉がぴったりの万人受けするキャラクターとなった。
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2010年発売の『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』に登場したタンスことアルベルトが作品の中どころかシリーズ中最狂のキャラクターと言われていることもあり、多少は評価も見直されてはいる。
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ただし、見直されているとは言っても、「タンスに比べればまだマシ」と言うもの。…見直されていると言って良いのかは甚だ疑問だが。
評価点
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なんだかんだ言っても別作品のキャラの共演には夢があり、面白い組み合わせでのスキットにニヤリとさせられることは多い。
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本筋のストーリー自体はそれなりに評価を受けている。一部の悪役の生い立ち、中盤で明かされるカノンノの正体、そしてそれらを通して、作品のヒーローであるはずの「ディセンダー」の存在意義・世界を守る理由などに切り込んだ点など。
その後
余談
この作品は基本的に周回プレイを前提としているため、クリアした際はシナリオが始めからになる以外の全ての要素を引き継ぐことになる。
そして、このゲームのラスボスは超低確率で敵を撃破した際にHPが若干回復する装飾品「ヒールバングル」か同じ条件でTPが回復する装飾品「メンタルバングル」のいずれかをドロップすることがある。
この2つのアイテムはこのラスボスが落とす以外の入手手段がない上、クリア時の引き継ぎの中には所持していたアイテムも含まれるため、結果としてラスボスがいずれかの装飾品を落とすまで何度もリセットしてはボコるという繰り返しの珍事が繰り広げられることに。
アイテムコレクターのみならず、「メンタルバングル」の方は本作の術技の消費TPが軒並み異様に高くなっていることもあり、コレクションとしてではなく、実用性の面でもかなり有用な装飾品となっていることが拍車を掛けている面がある。
ラスボス以外のボスやサブイベントのボスならまだしも、流石にラスボスがレアアイテムのために何度もボコられるRPGはそうそうお目に掛かれないだろう。
因みにこのラスボス、ネタバレ防止で名前は伏せるが、かつて「10秒チャージ、2時間キープ」のキャッチコピーでお馴染みだった某ゼリー飲料の商品名に非常に名前が近いせいか、一部では「ゼリー」の愛称で親しまれているとかいないとか。