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ストライダー飛竜2 - (2011/11/14 (月) 21:31:44) の編集履歴(バックアップ)
ストライダー飛竜2
【すとらいだーひりゅうつー】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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アーケード
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発売・開発元
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カプコン
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稼動開始日
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1999年
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ポイント
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技が増えた
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概要
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同社の名作アクション『ストライダー飛龍』の続編。本作は『MAVEL VS. CAPCOM』での飛龍の人気に答えたカプコンが制作した作品である。
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本作は前作から1万年後の未来を舞台にしている為、主人公の飛龍は前作とは別人となっている。
前作との違い及び追加要素
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本作では前作のオプションが使えないが、代わりにサイファーのアクションが非常に豊富になっている。
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例えばシューティングのボムに当たるホーミングショットが非常に強力な「ブースト」が追加されたり、コマンドを入力することにより乱れ切りを使用することが可能。
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また本作では新たにダッシュが使用可能となっているので疾走感も増している。
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ちなみに本作では前作の企画段階で没となったステージセレクトも可能になっている。
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前作ではデモ画面の言語がバラバラだったが本作では前作のPCE版同様言語が日本語に統一されている。
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本作は基盤の仕様上フルポリゴンだがプレイ感覚は2Dとなっている。また前作のキャラと同姓同名人物も数多く登場している。
問題点など
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同社の名作ACTの約10年越しの続編として期待されたが、フルポリゴン化によるもったりしたアクションとキャラが全体的に小さく迫力のないグラフィック。
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全体のセリフや飛竜の雰囲気などは、『マーヴルVSカプコン』登場時の好評だった時のものを踏襲。主人公「飛竜」のキャラゲーとしての評価は非常に高い。
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ただ、本作で登場した一定時間攻撃が追尾弾になるブーストの登場により人によっては前作よりこっちのほうが好きな人もいるので人を選ぶゲームとなった。
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しかし、前作スタッフがミッチェルで製作した同コンセプトの作品『キャノンダンサー』は前作より爽快、今作よりムードがある、そして何より飛竜シリーズより操作性良好、ということで本作をさしおいて実質的なシリーズ続編とされてしまっている。
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続編だけあり、ストーリー上も初代からの地続きになっているが、その都合上『1』における飛竜は任務失敗により命を落としてしまったことになっており、旧作ファンにとってはやや納得し辛いものがあるかもしれない。
余談
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サントラに開発の内幕が書かれているが、その内容は「ドット絵と3Dの融合の実験作」「前作にあったアクションへの限界という志は最初から無く、出来が悪かったとしても飛竜のかっこよさでごまかせる」「このゲームの開発は貴重な体験だが、もう2度としたくない類の体験」といった感じの恐ろしいものであった…。
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さらにサントラには何度か企画中断の危機があった事が書かれている。カプコン的にはどうでもよい代物だったようだ。
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NAOMI基板がとっくに世に出ていたにも関わらず低スペックなPS互換基板(CPS-II)で製作していたのは、おそらく余ったCPS-IIの体の良い処分方法だったのだろう。
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同時期「カプコンパートナーシッププロジェクト」と大々的に銘打ってCPS-II基板と付随技術を中小メーカーに提供していたくらいであったため、当時のカプコンが在庫基板処分にやっきになり手段を選ばなかったといわれても仕方が無いと思われる。そんな中で当のカプコンが製作した作品がこの有様である。
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ただし、この一連の企画で生まれた他社製CPS-II作品は何かしら「新しい要素」を盛り込んだ意欲作や力作が揃っていて遊び応えがあるので誤解なきよう。『グレート魔法大作戦』や『1944』のように要素を詰め込みすぎ消化不良だったり『マイティ!パン』のように難しすぎたりと多少コケた面もあるが。
家庭用移植
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PSソフト『ストライダー飛竜1&2』
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2000年2月24日発売。前作『ストライダー飛竜』とのカップリング移植で、新たに新ステージとライバルキャラの飛燕をプレイヤーとして使用可能のモードが追加。
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なお、カップリングソフトだが、便宜上本Wikiでは『2』と同ページとして扱っている。