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アルバートオデッセイ - (2011/07/27 (水) 12:48:25) の編集履歴(バックアップ)
アルバートオデッセイ
【あるばーとおでっせい】
ジャンル
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S・RPG
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対応機種
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スーパーファミコン
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発売元
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サンソフト(サン電子)
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開発元
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サンソフト、東海エンジニアリング
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発売日
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1993年3月5日
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定価
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9,600円
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ポイント
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SFCのRPG史上最狂のトラウマエンディング 物語 終了時、 ノイマン は、しんでしまった
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プロローグ
その昔、世界を我が物にしようと企んだ魔術師オズワルドは、魔法の力を秘めた幼い少女ソフィアによって世界の果てに飛ばされた。
しかし、10年の時を経て、さらなる力を得るとともに戻ってきたオズワルドは再び世界征服を開始した。
これに立ち向かうべく、王族の血をひく勇者アルバート、アルバートの親友である僧侶見習いのノイマン、かつての少女ソフィアの三人はチペリスの村を後に旅立つのであった・・・。
概要
サンソフトの発売したS・RPG。同社開発ゲームの例にもれず、一風変わったシステムが採用されている。
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典型的なSRPGのように各章をクリアすることで物語を進めるのではなく、各地のボスを倒して進める形式になっている。
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倒す順番などの指定はない。ただし、マップに沿って進むと順番にボスと相対するような構成になってはいる。
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町や城などはドラクエなどのRPGのような構成になっている。自由移動が可能で、プレイヤーは情報収集をしたり買い物をしたりできる。
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各町にはサンソフトの看板キャラである「へべれけ」からメインキャラクターがゲストで登場し店を開いている。
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一方で、フィールドマップおよび戦闘システムはD&Dのようなボードゲームの仕組みを取り入れたS・RPGになっている。
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ヘックス制のマップ・ターン制・地形効果・ユニット方向補正などを搭載している。
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プレイヤーは最大4人のキャラを操作できる。それぞれ移動・通常攻撃・各固有技を有限回行うことができ、全員が行動終了するかターンエンドを選択すると敵のターンになる。
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4人はバラバラに行動することができる。例えば、一人がラストダンジョンにいて他の三人が最初の町にいてターン終了、等も可能。
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長距離の旅もターン制で駒を動かすというSRPGのシステム上で行わなければならないという点には面倒臭さを感じる場面も。
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ただし行ったことのある街にはソフィアの瞬間移動スキルや各街で買える「○○の想い」を使うことで戻ることが出来る。
評価
当時の知名度はさほど高くはないもののプレイヤーの評価は高め。
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S・RPGとしては自由度の高いシステム、小高直樹氏作曲のBGMなどが特に好評。
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OPシーンはSFC屈指の出来栄え。
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プレイヤーキャラが死亡したときの演出が、短いながらもプレイヤーの印象に残るものになっており、よくネタにされる。
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[午前 4じ、ノイマン は、しんでしまった]のように、キャラ名と死亡時刻が文章で表示される。
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グラフィックに関しては賛否あり。戦闘アニメなどは小気味よく動くが、そもそものドット絵の質がやや粗い。
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後半に進むにつれ大味になっていくゲームバランスや、戦闘メンバーの入れ替えが一か所でしかできない点、そもそも入れ替え要員の存在がプッシュアップされていないため気づき辛い点は批判されることが多い。
それらをひっくるめても、いわゆる「隠れた良作」タイプのゲームであり、ストーリー全体の王道的設定・展開も相まって鬱ゲーとは無縁の存在である。
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エンディングでヒロインのソフィアが勇者アルバートに自分の想いを伝え、それを親友ノイマンが茶化すシーンなども定番のファンタジーを思わせるつくりになっている。しかし……。
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ノイマン「おあついねぇ おふたりさん」 それじゃあ さきにいくぜ!
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…と見せかけておいて、上記の直後とんでもない展開が待ち受けていた。参考動画(ニコニコ動画)
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町から出ようとするノイマンが、謎の攻撃を受けて吹き飛ばされ、瞬殺される。
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何事かと思い町の外に出たアルバートが見たものは、マップを埋めつくさんばかりに町を取り囲むラスボス姿の魔物の軍団。
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ヒロインが悲痛な叫びをあげると白い閃光が走り、町中に、マップ全体に、画面いっぱいに広がっていく。
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ここで突如スタッフロール
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再び町の画面に切り替わり、昏倒しているソフィアにアルバートが駆け寄る。
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アルバート「ソフィア めをさましてくれよ。ソフィア」
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アルバート「オレたちの手で このくにを つくり上げて いくって やくそくしたじゃないか!」
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ソフィア「・・・・・・」
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ソフィアが返事をしないまま画面がブラックアウトし、物悲しい音楽とともに中央にENDの文字が表示される。
最後に現れた敵は何なのか、その後どうなってしまったのか、ソフィアは死んだのか、ノイマン(涙)等、プレイヤーを置き去りにするとともに、それまでの展開のすべてを置き去りにする凶悪な鬱エンドが、本作が鬱ゲーと呼ばれる所以である。
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一応、プロローグや敵の姿を考慮すれば、超展開の理由を断片的に推測することはできる・・・。
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続編の存在を示唆し購買意欲を煽る演出と言えなくもないが、そうだとしてもあまりに無情かつ意味不明な展開である。
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実際、翌年に続編が発売されており、そのプロローグは本作のエンディングから始まるのだが、展開が大幅に改ざんされている。
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ノイマンがアルバートをかばって死んだことになっている、町に襲ってきた敵は(案の定)復活したラスボスなのだが一体だけになっている等々。
かくして、本作のエンディングは公式になかったことにされたのであった。
-END-
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