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【とらいあんぐるはーと】
ジャンル | アドベンチャー |
対応機種 | Windows 95/98 |
発売元 | JANIS |
発売日 | 1998年12月18日(初版) |
レーティング | ソフ倫:18歳未満禁止 |
ポイント |
萌え恋愛ゲームの原型 続編の展開は進化か迷走か |
WARNING!!!!!!!
本作は18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。
株式会社アポロンクリエイト(現在はスペースプロジェクト)の所属ブランド、JANISによって発売されたアダルトゲーム。ただしアポロンは販売会社であるため、実開発は別ブランドのivoryによる下請けとなっている。キャラクターデザイン及びシナリオ(1作目は原画も担当)は都築真紀。
いわゆる学園モノ。
主人公、相川真一郎は童顔で背が低いのが悩みの男子学生。ハクをつけるために空手をやったり突っ張ったりしていたが、幼馴染の女の子2人と平和な学校生活を送っていた。
しかし季節は2年めの冬。無為に過ごすのもいいけど、何かもっと熱中できることを・・・或いは恋など・・・探すのもいいかもしれない。そう真一郎は思うのだった。
現在は後述するスピンオフ作品『魔法少女リリカルなのは』シリーズに知名度の面で負けており、『桃太郎電鉄』に対する『桃太郎伝説』や、『ぷよぷよ』に対する『魔導物語』と類似した立場におかれている。
しかし当時における恋愛ゲームの状況を見れば、単なる「『なのは』の元ネタ」という括りに当てはまるものではない。
今日の萌えゲーにおけるスタンダードを98年の時点である程度備え持っていた、ということで『ONE』と並ぶ価値があるだろう。
なお、元々は主人公とメイン級ヒロイン2人との三角関係が主軸のストーリーになるはずだったが、路線変更により没となった。タイトルの「とらいあんぐる」は当初のシナリオの名残りである。
1999年7月30日に発売。続編であるが舞台は本作の約2年前にあたる。
登場人物の人間離れは1より進行しているが、攻略対象ヒロインと攻略しなかったヒロインとの横の繋がりが描き出されたシナリオ構成も見所の一つといえる。
後に1の登場人物を絡めたおまけシナリオを収録した『ラブラブおもちゃ箱』が発売された。
OVA(18禁)も出されたが、エロゲのOVAにありがちな「ヒロインとっかえひっかえでH」という内容だったために、都築が直接介入して作り直され、それ以前の展開がなかったことにされた。
2000年12月8日に発売。1の約7年後が舞台。シリーズの完結編として出された。
恋愛というより家族愛も含めた広範な愛情の描写がなされている。一方ではバトル物の路線が濃くなっている。OVA(2のものと違いこちらは一般向けで、本編のアフター)ではそっちの展開がより露骨となっている。
アニメにもなったネタ『魔法少女リリカルなのは』は元々このとらハ3における嘘予告であったが、ファンディスク『リリカルおもちゃ箱』で本当に長編ストーリーとして収録され、それが設定を改変しつつテレビアニメとなった。
ただし、アニメ以後と以前では主人公「高町なのは」のキャラクター自体に大幅な差異がある。以下は参考資料
2002年6月14日に発売された。シリーズの本編とファンディスク2枚、及び書き下ろしのおまけシナリオをDVD1枚に収録した決定版的存在。システムエンジンを最終作のものに統一している。
また、2007年にはDVD版に準拠した内容で、本編3本がダウンロード販売にてバラ売りされた。