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コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
【こーどぎあす はんぎゃくのるるーしゅ ろすと・からーず】
ジャンル
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アドベンチャーゲーム
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対応機種
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プレイステーション2 プレイステーション・ポータブル
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発売元
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バンダイナムコゲームス
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開発元
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クラフト&マイスター
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発売日
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2008年3月27日
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定価
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【PS2】6,800円 【PSP】5,040円(税込)
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判定
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なし
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ポイント
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やや多めのバッドエンド 若干BL要素あり
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概要
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TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』を基にしたアドベンチャーゲームで、アニメの第8話以降が舞台。また、DS版やコミック版『ナイトメア・オブ・ナナリー』『R2』のキャラクター・メカも一部ゲスト出演している。
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ゲームシステムはオーソドックスなアドベンチャーゲーム。行く場所を選んで各キャラクターと会話し、時に選択肢を選んでゲームを進めていく。各キャラクターとの会話次第でより親密になり、一番親しくなるとそのキャラクターのエンディングを見ることができるマルチエンディング形式。
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KMF戦時も選択肢を選んで進めていく。無駄な行動をしてエネルギー切れになったり、敵に撃破されるなどするとゲームオーバーとなる。
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物語は最初はアニメの展開に沿って進む「ギアス編」しか進めないが、2周目以降はギアス編と違った物語が展開される「黒の騎士団編」、スザクと同じブリタニア軍人となって黒の騎士団と戦う「ブリタニア軍人編」、学園生活を満喫する「アッシュフォード学園編」といったIFルートに進むことができる。さらにPSP版では日本軍人となって黒の騎士団・ブリアニア軍と三つ巴の戦いを繰り広げる「日本解放戦線編」、PS2版では恋愛ゲームである「ブルームーン編」に進むこともできる。
主人公
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記憶喪失の青年で、デフォルトネームは「ライ」。ルルーシュやスザクと同年代。ルルーシュと同様に「絶対遵守の力」のギアスを持っている。身体の力に非常に優れる他、何故か扱ったこともないKMFの操縦に長けている。
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主人公の正体
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元々は現代の人間ではなく、過去(少なくとも100年前)の日本皇族とブリタニア皇族のハーフ。母と妹を護るためにギアスの力を手に入れ、父と異母兄弟を殺し王の座についた。しかしその後ギアスの力を暴走させて妹と母を始め自国の民全員の命を奪ってしまった。そのため自ら死ぬことを望んだが、契約した人物にそれを許されず神根島と同系の遺跡で眠りに就き、その際自分自身にギアスをかけ、記憶を封印した。
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その後現代にてブリタニア軍に発見され、身体能力を強化される生体改造を受け(この時KMFの操縦技術も学習させられた。主人公が初めてにもかかわらずシミュレーションで信じられないほどの好成績を残したり、ピーキーな機体を軽々と扱えるのもこのため。)、その後施設を脱走。再度記憶喪失になりアッシュフォード学園にて保護された。
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黒の騎士団、ブリアニア軍のどちらに所属しても専用のオリジナル機体が用意されている。前者では「月下(先行試作機)」、後者では「ランスロット・クラブ」に乗ることになる。ちなみにランスロット・クラブには専用のムービーも用意されている。
鬱要素
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アニメ版において「ギアスの力は王の力。王の力は人を孤独にする」といった説明がされているが、本作の主人公も例外なく悲惨な末路を辿ることが多い。
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エンディング・ゲームオーバーの一例
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ロロ(R2の登場人物)にギアスを使おうとして、逆に殺される(ギアス編において。ちなみにこの時のゲームオーバーは専用のムービーが流れるため、ムービーコンプリートの為には必ず見なければならない。)
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再度ギアスの力が暴走してしまい、神根島にてギアスを使って再び眠りにつく(ギアス編全ルートのエンディング。この時使用したギアスの効力でC.C.以外の主人公に関わった人物全員が主人公の存在を忘れる。)
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ギアスを使ってスザクを洗脳し黒の騎士団に入団させるが、ゼロ(ルルーシュ)の怒りを買いギアスをかけられ永遠の眠りにつく(黒の騎士団編。この時も専用のムービーあり。)
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ユーフェミアの虐殺をギアスを使って止めたが再びギアスが暴走してしまい、失踪する(ブリアニア軍人編の一部)
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学園に潜入したテロリスト達をギアスで殲滅するが再びギアスが暴走し、ルルーシュ達に事件を忘れるギアスをかけ失踪する(アッシュフォード学園編)
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キュウシュウ戦役にて戦死する、あるいは意識不明の重体になる(日本解放戦線編の一部)
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ギアスを人々にかけまくった副作用で誰からも嫌われるようになり、C.C.と共に学園を去る(ブルームーン編のバッドエンド)
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ただし上記のことはあくまでも一部のシナリオのみで、選択肢やエンディングによってはしっかりハッピーエンドを迎えることができる。もっとも、鬱エンドの方がハッピーエンドよりずっと多いのだが。
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難点
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一部のセリフやイベント(主にスザクやルルーシュ関連)にBL要素が含まれている。さらに恋愛アドベンチャーであるブルームーン編においては男性であるルルーシュやスザクまでもが攻略対象の一人である。このためゲームの進め方によってはほとんどボーイズラブゲームと変わらないプレイになる。
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ネタバレ
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ルートによってはルルーシュもスザクも女装する。男性側から見て、ルルーシュは男の娘として萌えるレベルにあるのでまだいいのだが、スザクは拷問である。
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戦闘シーンもコマンドを選ぶ形式のため、実際に戦っている緊迫感に欠ける。(ただし、選択肢を選ぶ際には制限時間がある)
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問題のあるセーブシステム。各シーンが切り替わるごとにセーブされるオートセーブ機能だが、自分でセーブorロードできるのはマップ選択(キャラ選択)画面のみ。さらにゲームの後半になればなるほどマップ選択画面が登場しなくなる=セーブできる機会が減る。
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機種別特典を売りにしているので当然ではあるのだが、「日本解放戦線編」はPSP版でしか、「ブルームーン編」はPS2版でしかプレイできない。このため、どちらも楽しむには両機種を揃えなければならない。またゲーム内の台詞を用いてオリジナルのイベントシーンを作れる「シアターモード」が(容量の関係からか)PS2版にしかない。
評価点
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原作の悲劇を回避し、尚かつ原作の雰囲気を壊さないIFエンドのおかげで原作ファンからの評価は高い。
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「厳島の奇跡」の詳細など、原作であまり触れられなかった話などの説明もある。
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ゲームのセリフは主人公のセリフ以外は全てフルボイス。
総評
アドベンチャーゲームとしての出来自体は良くも悪くも普通で、理不尽なゲームオーバーもあまりない。BL要素を含んでいる為万人向けとは若干言い難い。
一部に鬱要素があるものの、原作最大の悲劇であるユーフェミアの日本人虐殺を一部のIFルートで止めることができる。またDS版やコミック版のキャラ、慰安旅行編などのネタ要素も多くある。
「アニメを知っている人なら充分楽しめる」出来ではあるが、「アニメを知らない人でも充分楽しめる」出来ではないのが残念なところ。