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グラディウス ポータブル/パロディウス PORTABLE
この項では『グラディウス ポータブル』と『パロディウス PORTABLE』の2作品をまとめて扱います(移植の方向性、評価点および問題点が似通っているため)。
GRADIUS PORTABLE
【ぐらでぃうす ぽーたぶる】
ジャンル
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シューティング(オムニバス)
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対応機種
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プレイステーション・ポータブル
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発売元
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コナミ
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開発元
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Konami Software Shanghai
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発売日
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2006年2月9日
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定価
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5,040円
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廉価版
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コナミ・ザ・ベスト:2007年1月25日/2,940円
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判定
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なし
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ポイント
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概ね良移植、一部残念な点が非常に目立つ
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グラディウスシリーズ関連作品リンク
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概要(G)
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コナミの名物シューティングシリーズ『グラディウス』シリーズの5作品を収録した作品。
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実際のところはPS版・PS2版移植の再移植となっているため、収録されているのはソフト3本分。
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オプション関連が非常に充実しており、「処理落ちのかかりやすさ」「当たり判定」「セミオートパワーアップ」「画面サイズの変更」といった特殊なものも全作に搭載されている。
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セーブ&ロード機能が初搭載。セーブ時点での装備・スコアを保持したまま直近のチェックポイントから再開できる。
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クイックセーブ&ロードを繰り返すと、誰でも1,000万点が達成できるようになるなどの抜け道もある。
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ギャラリーモード搭載。PS・PS2版のムービーの閲覧やサウンドテストが可能。
評価点(G)
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細かい部分を除けばほぼ完全移植。
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セーブ&ロード機能を含めた環境設定がユーザーフレンドリーな仕様となっており好評。
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『実況パロ』から引き継いだと思われるセーブ&ロード機能は、単にいつでも中断できるというだけではなく基本的にパターンゲーであるグラディウスシリーズにおいてパターン構築などの大きな助けになるという利点を持っている。
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初心者がグラディウスシリーズに触れるにはオススメである。
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ほかのポータブルシリーズとは違い説明書にボリュームがあり、ストーリーや装備の解説も載っている。
問題点(G)
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基本的にPS・PS2版からの再移植という形になるため、PS・PS2版で抱えていた問題をそのまま受け継いでしまっている(とは言ってもこちらは大きな問題はない)。また、PS・PS2版と比較しても移植度が劣っている部分が存在する。
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移植度の問題
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『グラディウスII』
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ゲーム開始時の「Destroy them all!」のボイス削除
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5面(モアイ)のBGMの変化がAC版より1ループ分早い
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ゲーム性に直結する劣化は存在しない。
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『グラディウスIII』
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どの難易度でも当たり判定がAC版から修正されている(PS2版は難易度EASY以下のみ)。
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スコアアタックモードとHIT DISP(当たり判定表示モード)の削除。これは『IV』も同様。
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当たり判定の修正により、攻略パターンが変化する箇所がある。おおむね難易度低下
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『グラディウスIV』
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これはハードの仕様上仕方が無いのだが、本作の元の解像度が512×384であるためにPSP(480×272)ではカバーしきれず、全体的に潰れた画面となっている。
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何故かすべてのボイスや効果音が少し低い音になっている。
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他ほどゲーム性や演出には直結していないのが救いか。
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ギャラリーモードのグラディウスIII&IVのオープニングムービーのうち、片方が半分ほどカットされてしまっている。
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サウンドテストモードのループの仕様が「一度フェードアウトしてから再度再生される」という謎の仕様となっている。
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この仕様は本作のみの仕様となっており、以後のポータブルシリーズはちゃんとループするようになっている。
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中断データをロードすると、ランキングや隠し要素の開放といった情報までもが中断時の状態に戻る。
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古いデータや他の人の中断データでプレイする時は注意が必要。プレイ後に間違ってオプションデータを上書きしてしまうと悲惨なことに。
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この仕様を逆手にとり、オプションデータ保存用の中断セーブを作ることで複数のオプションデータを共存させることも一応可能。
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リセットコマンドでゲーム選択画面へ戻れるが、「プレイ中のゲームのタイトル画面に戻る」ということができない。
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各作品のエンディングのスタッフロールは、アーケード版のスタッフではなく、PSP移植版のスタッフに差し替えられている。
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PSP移植版のスタッフのスタッフロールが収録されている事自体は悪いことではないのだが、本来のアーケード版のスタッフロールを消してまでPSP移植版のスタッフロールを流す必要があるのかは疑問に感じる所。
ちなみに、後に発売された『沙羅曼蛇 ポータブル?』ではアーケード版のエンディングがそのまま流れ、それとは別に移植版のスタッフロールが用意されている。
余談(G)
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海外では『GRADIUS COLLECTION』として発売されたのだが、こちらでは上記の問題点の大半が解消されている。海外のPS Storeではダウンロード版が販売されている。
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『グラディウス』に関してはDS『コナミアーケードコレクション』でアーケードに忠実な移植版がプレイ出来るので、『グラディウス』のアーケード移植目当てで購入するなら断然『アーケードコレクション』版の方が良い。(あちらの移植は他2作を担当したM2)
パロディウス PORTABLE
【ぱろでぃうす ぽーたぶる】
ジャンル
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シューティング(オムニバス)
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対応機種
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プレイステーション・ポータブル
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発売元
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コナミデジタルエンタテインメント
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開発元
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Konami Software Shanghai
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発売日
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2007年1月25日
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定価
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3,980円(税別)
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廉価版
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コナミ・ザ・ベスト:2008年3月13日/2,940円
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判定
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なし
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ポイント
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BGM多数差し替えで一部のファンが激怒 移植度もところどころ不満が
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グラディウスシリーズ関連作品リンク
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概要(P)
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グラディウスシリーズの派生作品に当たるパロディウスシリーズの5作品が収録された作品。
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本作も基本的にはPS版からの再移植である。ただし『だ!』『極パロ』はPS版そのままではなく、どちらかというとSS版に近い移植である。(SS版とも異なる点がある)
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基本的な特徴は『グラディウス ポータブル』(以下グラP)そのまま。違いとしては処理落ちの設定がより細かくなったこと、パロディウスシリーズの特徴であったランク上昇速度を半減させるオプションが追加されたこと。
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中断セーブの仕様が改善され、スコア・キャラ・ステージ・装備以外の情報は現在のオプションデータの状態を上書きしないように成った。
評価点(P)
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『グラP』同様、ユーザーフレンドリーな仕様は評価できる。グラPの問題点のひとつであったサウンドテストのループについては改善されている。
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デラックスパックからの移植作は新たに処理落ちの設定が可能になっている。
問題点(P)
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やはり移植度の問題。特にPS版収録作品に移植度の不満点が多い。
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移植度の問題
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『初代』
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リファインモードが搭載されているのだが、『沙羅曼蛇 ポータブル』収録の『グラディウス2』はオリジナル/リファイン両方が収録されていたのに対してこちらはオリジナルが未収録となっている。
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敵を撃破した時などの演出がごく普通のものとなってしまった(MSX版では嘘のような話だが「あべし」「ひでぶ」などと表示されていた!)。
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なぜかゲームオーバーのBGMだけ、オリジナルBGMがなくリファインのままになっている。
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『だ!』
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これはPS版から抱えている問題なのだが、AC版ほどランクが全然上がらないために難易度が大きく下がっている。そのためランク上昇半減設定が無意味。
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同じくPS版から抱えている問題として、黄色ベルを取得した時の得点が実際は表示よりもかなり高い。おかげでエクステンドが起こりやすく、難易度はACほど高くない。
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黄色ベルに限らず1000点以上のスコア獲得の際、百の位以降が16進数として計算されている模様。本来100000点のラスボスはなんと409600点も入る。
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ルーレットカプセルを取得した時の効果音が削除された。これは『極パロ』も同様。
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さらにPS版とは違い隠しステージが削除されてしまっている。(隠しステージのないSS版をベースにしている為と思われる)
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『極パロ』
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PS版から抱えている問題。『だ!』とは逆にランク上昇率がやや高い。撃ち返しが発生するまでには上がらないので大きな問題はない。
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サイズをオリジナルにしてもドットバイドット表示にならずに微妙にボケてしまう。
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スタッフロールの長さがEDと合わず、曲が終了する前にEDが終了してしまう。従ってEDの曲をじっくり聞くにはサウンドテストを使うしかない。これは『実パロ』も同様。
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(これは仕方ないが)SFC版限定だった追加キャラ(ゴエモン・ドラキュラくん・ウパ)はやはり使用できない。
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BGMの大幅変更。著作権が切れていない曲がすべて変更されているのだが、よりによって人気のある曲ばかりなので一部のファンの怒りを買うこととなってしまった。例として『実況パロ』1面(「ザッツ・ザ・ウェイ」)、『セクパロ』竜宮ステージボス曲(一部で大人気の「マイムマイム」)
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差し替え後の評価はさほど高くない。前者は『Dance Dance Revolution』つながりで自社オリジナル曲を微妙にアレンジしたもの(前述の「ザッツ・ザ・ウェイ」→DDRより「Brilliant 2U」)という始末。
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特に『だ!』4面の新曲は本作のBGMの特徴である「ドラム」を全く踏襲していない編曲となっており、明らかに他の曲と比較すると浮いてしまっている。
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ちなみに『セクパロ』倉庫ステージのBGMは海外のAC版で使用された曲に差し替えられている。つまり本作で新規に書かれた曲ではなく、1996年当時に発売されたサウンドトラックCDにも収録されていたりする。
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多少価格が高くなってもいいからBGMは変えないで欲しかった、という声はちらほら聞かれる。
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サウンドテストに所々不満を感じる仕様がある。
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カーソルのスクロールが妙に遅い。
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上記の通り、曲をループさせて連続で再生させることが出来るようになった・・・が、一部の曲の途中でループしてしまう曲が存在する。
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例えば本作で差し替えられた『極パロ』のステージ1BGMなど。
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この症状はゲームプレイ中には起こらない為、サウンドテストを担当したスタッフの設定ミスと思われる。
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2人同時プレイの削除。
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タイトル画面を放置すると2人プレイをしているデモが見られる。余計にタチが悪い。
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一応2プレイヤー側で1人プレイする事は出来る。『実況パロ』では実況も変わる。
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エンディングのスタッフもグラP同様差し替え。名前が怪しいのも同様。
余談(P)
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著作権問題で差し替えられた曲が多い中、『実況パロ』1面ボスの「魅せられて(エーゲ海のテーマ)」だけはきっちり許可を取って収録しており、パッケージにJASRACのマークも書かれている。
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この曲だけは差し替えてはいけないという思いがあったのかもしれないが、それよりは当時『Pop'n music 14 FEVER!』で版権曲として収録される関係で、版権を再取得し幸運にも生き延びた可能性のほうが大きい。
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CEROのレーティングはC(15歳以上対象)。区分は当然(?)セクシャルである。
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かつてニコニコ動画の音MADの素材として本作のBGM「藁の中の七面鳥」が流行した。
本作発売当時は無理な差し替えが行われた背景もあり、この曲の評価も低かった。しかし音MADが流行しこの曲の知名度が上がり出すと、この曲自体にも「良曲」「中毒性が高い」等といった高評価がつくようになった。
総評
それぞれ5本もの作品を現世代の携帯機向けに移植したという試み自体は評価されて然るべきものであるし、その移植度も十分及第点に到達している。
しかし、ところどころに手抜きが目立つのは事実であり「移植の再移植」という形となったために、今度こそAC版を忠実に移植して欲しいというファンの願いが叶えられることはなかった。
特に『だ!』に関してはAC版の難易度まで含めた完全移植が現在入手困難なX68000版のみであるという問題を抱えており、稼動しているゲーセンが少ない(稼働から20年経過しているので当然である)現状では当時のままのものを遊ぶことが非常に困難になってしまっているのである。
M2に外注した結果、原典に非常に忠実な移植となった『沙羅曼蛇 ポータブル』『ツインビー ポータブル』の方が高い評価を受けているのは、内製であった『IV』とトレジャーに外注した『V』では後者の方が高い評価を受けたのを彷彿とさせるような皮肉な結果である。
とは言っても、そのユーザーフレンドリーな仕様は初心者にはうってつけ。
初めてグラディウス・パロディウスシリーズに触れる作品としては、価格がお手頃であるのもあって決して悪くない作品である。