「Mr.五右衛門」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

Mr.五右衛門 - (2011/06/15 (水) 07:28:17) の編集履歴(バックアップ)


Mr.五右衛門

【みすたーごえもん】

ジャンル アクション
対応機種 アーケード
発売・開発元 コナミ
稼動開始日 1986年
ポイント ゴエモンシリーズの礎
ゲームとしてはさくさくテンポで遊びやすい
がんばれゴエモンシリーズ・関連作品リンク

概要

  • 1986年にコナミからアーケードにてリリースされた橫アクションゲーム。
  • 後にファミコンを筆頭に定期的にシリーズ化される、『がんばれゴエモンシリーズ』の礎となる記念すべき作品である。
  • 一人~二人交互プレイ可能、2つのパートに別れている全4ステージ構成、周回のエンドレスゲーム。

主なルール

  • 主人公である五右衛門を操作し、前半パートはゴール地点まで進めばクリア、後半パートはゴール前に待ち構えるボスを倒せばステージクリアとなる。
  • レバーにて五右衛門の移動操作、ボタンは2つあり各自、キセル攻撃ボタンとアイテム投げボタンに使用する。
    • このゲームはジャンプボタンはなく、五右衛門のジャンプはレバー上(斜め上)で行う。
    • 各ステージには幾らかの段差が設置されており、レバー上か下でそれを乗り降りできる。他ゲームで例えるならば、『ソンソン』と『パックランド』を合わせたような構造となっている。
    • キセル攻撃ボタンにて、五右衛門のメイン技であるキセルで攻撃する。
    • 各ステージ内にて招き猫や瓢箪などのアイテムが所々に置かれている。これを取得すると五右衛門の頭上にアイテムが付き、アイテム投げボタンを押せばそれを投げる。投げたアイテムはすべての敵を貫通する性能の飛び道具として効果を発揮する。
      • 投げたアイテムは五右衛門の頭上から消え、再度投げるには再びアイテムを取得しなければならない。また、アイテムは必ず1つしか持てず、複数ストックはできない(アイテム所持中に別アイテムに触れても素通りしてしまう)。
    • ジャンプなどで敵を踏みつけると、直接倒せる訳ではないが、ひるませる事は可能。
    • 稀に大きな樽が設置されている場合があり、これに五右衛門を触れされる事でそれを転がして周囲の敵を倒す事ができる。
    • 五右衛門が敵に触れると、直接ミスにはならず身動きが取れなくなってしまう。この状態で放置すると五右衛門の顔が赤くなりミスとなってしまうが、レバガチャをすれば敵をふりほどいてミスは回避できる。
  • アイテムはステージ内にて放置されているものばかりで、敵を倒しても落とす事はない。以下アイテムの詳細。
    • 「投げ物系」…招き猫や瓢箪などがあり、これを取得すればアイテム投げが可能となる(効果はどのアイテムも同じ)。詳しくは上記操作の項参照の事。
    • 「光る小槌」…一定時間無敵となり、五右衛門に触れただけで敵を倒せる効果。
  • 制限時間の代用として、画面上に月が表示されており、時間経過にて段々と左から右へと移行する。これが完全に右側に進むと1ミスとなってしまう。
  • 残機制の途中復活ですべてなくなればゲームオーバー。ミス条件は「五右衛門が敵に触れた状態でそのまま放置する」「敵の放つ飛び道具が五右衛門に触れる」「月が完全に右へと移行してしまう」のいずれかとなっている。

批評点

  • 操作が簡単かつ軽快で、1ステージあたりの構造も短い事から、プレイ感覚は至ってさくさくで遊びやすいゲームとなっている。
    • しかしその反面、熟練を要すれば一周10分以下でクリアできる程にボリュームは薄く、ゲームとしてのプレイバリエーションは決して高いとはいえない。良くも悪くもカジュアルに作られた一作であろう。
  • 後の家庭用シリーズと比べると、主要キャラは五右衛門(ゴエモン)位しかおらず、その五右衛門も顔立ちが妙にリアル調で今見ると違和感バリバリである。
    • どちらかといえば、コミカルな歌舞伎劇といった趣旨の作風で、シュール感が非常に強い雰囲気となっている。もし、この作風のままで家庭用シリーズ化されていたならば一体どうなっていたのかが気になるところだ…。
    • アーケードが初出なのに、後の家庭用シリーズの方が圧倒的に知名度が高いという点では、『忍者龍剣伝』と非常に似通った存在である。

総評

  • ゲームとしては特に名作という程の凝った作りではないが、さくさくとテンポ良くプレイできる小気味良さは持っており、決して完成度が低いわけでない模様。
  • ゴエモンシリーズのルーツという歴史的に重要な存在な割に、これ自体が家庭用に移植された事は今までに全くなく、知名度はあまり高くないのが現状である。
    • 移植ではないが、配信という形では、Xbox360の「Game Room」にてプレイは可能。