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てんたま - (2021/09/22 (水) 21:25:38) の編集履歴(バックアップ)


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てんたま

【てんたま】

ジャンル 恋愛アドベンチャー
対応機種 プレイステーション
発売・開発元 KID
発売日 2001年1月25日
定価 7,140円
判定 なし
ポイント プロローグにおける衝撃の結末


概要

  • プレイステーションで『infinity』や『メモリーズオフ』といった恋愛アドベンチャーをリリースしていたKIDのオリジナル作品。

特徴

  • 過去に悲しい別れ(詳細後述)を経験した主人公・早瀬川椎名の元に見習い天使・花梨がやってくる。
    • そして、彼女の卒業試験の課題である「対象者を幸せにする事」を達成するために出会う女の子の誰かと恋仲になる事が目的。

鬱展開について

  • プロローグからして話が重い。
    • 高校入学の日に出会った少女・渡瀬双葉と惹かれあい付き合った主人公だが、双葉は不治の心臓病を患っていた。双葉は椎名のために生きていた証を残そうとするが、その想いも虚しく、クリスマスの日に双葉は死んでしまう……、というもの。
      • プロローグに衝撃を受けその後のストーリーをプレイする気がなくなった、というユーザーも。
      • 後のDC・PS2移植ではテキストや演出がマイルドになっている。
    • このようなプロローグである為、双葉に感情移入していた人ほど重いものになる。
  • メインヒロインである見習い天使・花梨が主人公を元気づけようとするのだが、その後の本編も主人公は事あるごとにネガティブな発言を繰り返す。
    • どのルートにおいても花梨は主人公に対して大なり小なり好意を抱くようになるのだが、個別ヒロインルートを通ると必ず花梨が失恋すると言う展開になる。

評価点

  • 特定条件を満たしたエンディングを見るとサブキャラクターが主人公のサイドストーリーを閲覧できる。
  • BGMの数が多く、長いもの短いものあわせて44曲収録されている。
    • OPテーマをアレンジした通常BGMなど、どれも評価は高い。

賛否両論点

  • プロローグにおける鬱展開の存在。
    • これをどう受け止めるかでプレイヤー間での評価がかなり分かれる。詳細は後述。
  • やや高めの難易度。
    • 選択肢は少ないが、きちんとストーリーを把握しキャラクターの心情を理解していないと特定のルートに突入できない等難易度は高い部類に入る。
  • ところどころに入るヒロイン視点のシナリオ。
    • ヒロインが思っていることがダイレクトにわかり攻略の手助けになる。
    • 一方で、大したことをしていない主人公をヒロインがいちいち持ち上げる心情吐露があったりとややくどい印象も受ける。

問題点

  • 主人公が過剰にいい人として扱われやすい設定になっている。
    • 女好きの親友キャラがいるのだが、初対面のはずのヒロインまで彼には見向きもせず主人公に興味を持つなどなぜ主人公だけが好かれるのか伝わりにくい場面がある。
    • その親友キャラは容姿だけ見れば悪くない部類であり、見た目だけで度外視されるようなキャラではないのだが……。

総評



その後の展開

  • 後にドリームキャスト、プレイステーション2、Windowsの各ハードにて改良版である『てんたま -1st Sunny Side-』が移植された。
    • ドリームキャスト版(2001年10月24日発売)
      • PS版に、シナリオのリライトやアペンドストーリー機能などの追加・変更を施した改良版。
      • PS版発売から1年以内に出る、という発売形式だったが、批判の声は少なかった。
    • Windows版(2002年6月28日発売)
  • プレイステーション2版(2003年10月30日発売)
    • DC版に、全アペンドストーリーとPCアクセサリー集に収められていたCGの収録や演出の見直し等、さらなる改良を加えた完全版というべき存在。
    • 2006年8月24日にて廉価版が発売された。
  • 2004年2月26日にプレイステーション2で直接的続編『てんたま2wins』が発売。
    • 前作の主人公椎名が別キャラクターの4角関係エンド後の状態で登場・今度の主人公は双葉の家に居候していると、前作を知っているとバリバリの鬱フラグを立てているのだが、全体的に軽いノリで鬱要素はそれほど多くない。