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WECル・マン24 - (2011/07/20 (水) 15:49:24) のソース

*WECル・マン24
【だぶりゅーいーしーるまんにじゅうよん】
|ジャンル|レーシング|
|対応機種|アーケード|
|発売|Konami|
|開発|コアランド|
|稼働開始日|1986年|
|ポイント|ドリフト走行|

**概要
-擬似3Dレーシングゲーム。おそらくアウトランに対抗するために生み出されたと思われる。
-タイトルのル・マン24はフランスのル・マンで行われる24時間耐久レースのこと。
--24時間でどれだけ周回できるかと言うレースだが、本作のゲーム内容とはまったく噛み合っていない。

**システム
-プレイヤーはハンドル・ギア・アクセル・ブレーキのみの単純な操作系統で進めていく。
--コースを規定タイム内に5週する事でクリアとなる。
--専用筐体は三種類あるが、内一つが遊園地の遊具「コーヒーカップ」に良く似ており、プレイヤーがハンドルをきるたびにコーヒーカップがぐるぐると左右に回る。
---その回転する様は後年のセガのゲーム[[ギャラクシーフォース]]を連想させる。

**評価点
-楽曲はかっこよく、特にサウンドトラックで出たGalaxian Expressのアレンジ版は海外で高い評価を受ける。
-グラフィックも丁寧に描かれている。

**短所
-このゲーム、ドリフトすると速度が上昇すると言う不思議な仕様のため、直線では直線ドリフトを多様する事で早く移動する事ができる。
--そのため、攻略を意識すると始終スキール音が鳴り響く耳障りなゲームになる。
--ドリフト走行を使用しないと時間はまず間に合わない。
-代わり映えのしないコースを5週するだけと言うシンプルさで、ボリュームに欠ける。
--ボリュームが無く、楽曲及びグラフィックの優位性でセガと勝負と言う方向性は[[Over Drive]]に良く似ている。

**総評
 コーヒーカップ筐体以外特徴が無く、ボリュームも無いレーシングゲームの有象無象。だが、このゲームそれなりに名が知れている。と言うのも、本作のポスターに使用されたKonamiの名前とロゴの入ったレーシングカーの写真がなかなか格好よく、更にその車が実在したというエピソードと、何より高い難易度とコーヒーカップという部分が、80年代末期のバブル経済を連想させるからかもしれない。~
 なお、後年(おそらく)対抗作のアウトランを出したセガから、ル・マン24と言うゲームが出ている。本作に何か思う事があったのかと疑念を抱かせるが、実際は本作を意識したような部分はまったく無い。