「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。~ 依頼内容は「ゲーム評価」の追記です。~ &color(red){''2016年11月12日までに改善されない場合は削除対応します。''} ---- *アルペンスキー 【あるぺんすきー】 |ジャンル|SPG|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1982年|~| |判定|なし|~| |ポイント|目新しかったスキーゲーム&br()操作のクセに慣れないとクリアは厳しい|~| **概要 -1982年にタイトーからアーケードにリリースされたトップビューのスキーゲーム。実質はレースゲームともいえる。 -一人~二人交互プレイ可能、全3ステージのループ制。 -制限時間制。 **特徴とシステム -画面はコースを見下ろした形。数々の障害物を避けつつゴールを目指す。 --操作は左右移動と加速。ただ左右移動させると、スキー板のエッジを効かせて地面の雪を切り減速する。 --ちなみに、ステージ開始直後に加速しないと、制限時間だけが過ぎていく。 -ステージ1、2のゲームの大まかな目標は、2分間の制限時間以内にゴール地点までたどり着けるのかがクリア条件となる。 --ステージ内に設置されている岩や林、もしくはプレイヤーとは別に行動している他スキーヤーや滑走機に自スキーヤーが触れるとミスとなり、ペナルティとして制限時間が10秒減らされた状態で、チェックポイントからの再開となる。 ---地面にときおり凍った水たまりがあり、それに触れると自スキーヤーがスリップして速度が上がったうえ、その間身動きがとれなくなってしまう。 --スコアは降りた距離に比例して加点される。また各所にスコアボーナスが配置されており、これを通過すると加点される。 --ステージ2は、大回転競技のように旗が設置されており、旗の間にはスコアボーナスが配置されている。ただし実際の大回転とは違い、旗を通らなくても構わない。 ---旗に触れてしまうと、100点の減点ペナルティ。 -制限時間が0になるとゲームオーバー。しかし、特定スコアを満たすと2分の状態で再スタートが可能(いわゆるスコアエクステンド)。 --エクステンドの回数分の再開が可能だが、再開する度に時間の減り方が激しくなってくるという仕様がある。 -ステージをクリアすると、20秒のタイムボーナスが加算され次のステージに進む。 -ステージ3はボーナスステージ。このステージを終えれば難易度の上がった状態でステージ1からの再開となる。 --他2ステージとは違い、このステージはスキージャンプが舞台となる。飛行距離に応じてスコアボーナスが入る。 --落下地点には木々が点在しており、これにぶつかるとボーナスは出ない。ジャンプ中は風に流されるため、左右に移動しつつ落下地点を調整しなければならない。 **評価点 -スキーゲームという、当時としては珍しいコンセプト。 --トップビューのレースゲームは、まずカーレースばかりだった当時。このコンセプトは目新しかった。 -左右移動の際のエッジを生かした減速操作はカーレースにはなく、スキーならではのゲーム性が出ている。 --もっとも、独特な操作性だけに、慣れるまではミスが続発するが。 -ボーナスステージがジャンプという点も、スキーならでは。 -難易度はそう高くない。 --慣れてしまえば、一周クリア位ならさほど苦戦しないバランスに収まっている。スコアエクステンドの件もあり、意外と許容ミス回数は多めである。 **問題点 -当たり判定がかなり大きい。 --軽く障害物にかすっただけでミスとなってしまう。障害物との間合いの調整に、慣れが必要。 -同時期のレースゲームと比べると、多彩さが乏しい。 **総評 テーマが珍しいというだけでなく、スキーという要素をうまくだしたゲームと言える。慣れるまでは少々かかるが、独特の操作感は他にないもの。1982年当時はこの特殊な操作というゲーム内容が一部のゲームマニアに受けていたようだ。ただスキーというコンセプトこそ目新しいものの、トップビューのレースゲームとしては少々淡泊な出来となっている。 ---- **家庭用移植 すべてオムニバスソフト、及びタイトー発売。 -プレイステーション2にて2005年7月28日発売の『タイトーメモリーズ 上巻』、及びプレイステーション・ポータブルにて2006年1月5日に発売された『タイトーメモリーズポケット』に収録されている。