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Yes! プリキュア5GOGO 全員しゅーGO! ドリームフェスティバル - (2011/10/14 (金) 20:43:00) のソース

*Yes!プリキュア5 GOGO 全員しゅーGO! ドリームフェスティバル 
【いぇす ぷりきゅあふぁいぶごーごー ぜんいんしゅーごー どりーむふぇすてぃばる】

|ジャンル|なりきりアクション(ACT、SLG、ADV、etc)|&amazon(B001DLXZ16)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|バンダイナムコゲームス|~|
|開発元|朱雀|~|
|発売日|2008年10月30日|~|
|定価|5,040円|~|
|ポイント|お祭りゲー|~|
#contents(fromhere)
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**概要
-プリキュアシリーズ5周年を記念して、劇場版『プリキュアオールスターズ』より一足早く歴代プリキュアが集合したゲーム。

-登場するのは、『ふたりはプリキュア』~当時放送中だった『Yes!プリキュア5 GOGO』までのプリキュア9人((シャイニールミナスとミルキィローズは厳密にはプリキュアではない。))と、『ふたりはプリキュア MaxHeart』に登場したシャイニールミナス、『5 GOGO』に登場したミルキィローズを加えた11人。 

-全20話からなるおはなしモードがあり、それぞれの話で出てくるミニゲームをもう一度遊べるモード、話の最後に出てくるボス(ラスボス含む)ともう一度戦えるモードがある。
--おはなしモードではそれぞれの話に中心になるキャラがいて、所々で表情選びが発生し選んだ表情((普通の顔、笑顔、怒った顔、困り顔の4種あるが2~3種しか出ない所もある。))によって会話の内容が違う物になる(展開は変わらない)。また表情を選んだ時にバトルで使える青いバラのゲージが増えたりする。その後話の内容にちなんだミニゲームが発生し、終了後に敵が現われ変身して戦う、といった流れ。
--バトルに勝利した後(敗北した場合は後述)、締めの会話がありゲットしたコレクション((メインキャラと脇役キャラも含めたそれぞれのキャラの1枚絵で、ミニゲームの成績とバトルの成績で枚数が決まる。最高5枚で、ゲットできる物は話によって決まっている。))が表示されて終了となる。
---1度クリアした話は何度でもプレイでき、開始時にバトルなしを選択できるが、それだとコレクションが手に入らないようになっている。

**評価点
-オリジナルのオープニングの出来がいい
--オープニング曲の「プリキュアモードにswitch on」は、のちのイベントやコンサートでも歌われたりしている名曲。流れるアニメもゲームオリジナルの新作。
--後にオリジナルのオープニングは、DVD『映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』の初回限定版に収録されている。

-充実のキャラクターボイス
--タイトルからメニュー画面まで各キャラ((メインキャラ11人+敵のスコルプとシシキ。))がボイスで案内してくれる。

-表情選びとそれに準じた会話が面白い
--原作に近い話もあり、『5 GOGO』のキャラとほかのシリーズのキャラの会話はこのゲームオリジナルの物であり種類も結構ある。選んだ表情によってはおかしな会話になることも。
---妖精たちに逆切れしてしまったり、パーティーに乱入してきた敵を歓迎してしまったりする。
---『Splash☆Star』の美翔舞がメインの話では、敵出現後の表情選びで笑顔を選ぶと舞がボケ、咲が突っ込むという原作を知るファンからすればありえないシーンも見られる。
--敵との会話でも原作に近いところとそうでない所でそれぞれ楽しめる。

-ゲームオリジナルの敵・シシキ
--シシキというオリジナルの敵が要所で出てくるのだが、これがいい味を出していて、バトルでも徐々に強くなっていくいいライバル。
-迫力のバトルシーン
--バトルも迫力があり、掴まれたあとカットに入る時に名前を呼びあったり(ブラックが「ドリーム!」と言ったり、レモネードが「ルミナス!」と言ったり)、バラのゲージを使っての合体技や締めの必殺技が楽しめる。

-バトルで負けても大丈夫
--バトルで負けた場合は再戦になるのだが、敵が弱体化されているため倒しやすくなっている。

-お話をクリアするともらえるコレクションがきれいに書かれていて、見ているだけで癒される。

**問題点
-キャラの扱いや性能に差がある
--タイトルコールをしたキャラが案内をしてくれるのだが、登場頻度に差がある。
---メインメニューをキャンセルしてタイトルに戻ることで違うキャラに変えられるのだが、ミント、スコルプ等がよく出てくるのに対しドリーム、レモネードはめったに出ない。
--おはなしモードでは『ふたりは無印&MH』の雪城ほのか(キュアホワイト)のみメインの話が存在しない。
--『S☆S』の2人でも日向咲(キュアブルーム、キュアブライト)が3つに対し美翔舞(キュアイーグレット、キュアウィンディ)が1つだけと差がある。
--バトルでは遠距離攻撃ができるウィンディ・ブライトがチート級に強すぎる上、ホワイト、レモネードもかなり強いのに対しブルームやルージュは動きが遅い、技の出が遅い、隙が大きいと欠点だらけ。肝心のラスボス戦ではブライトとウィンディは使えない。
-多すぎるアイキャッチ
--ミニゲームやバトルなど場面切り替えの時にやたらとアイキャッチが入りまくる。
-意味のない表情選び
--話によってはバトル終了後に表情選びがあるのだが、ここでゲージが増えても次の話には引き継がれないので選択の意味が薄くなっている。

-バトルのバランスがやや大味
--こっちの攻撃力は低め(キャラによって差はある)で敵の体力が多いためなかなか倒せないのだが、敵の攻撃力は大きくラスボスの攻撃では1撃で8割くらい減ることもある。
--敵の大半の攻撃はこちらが攻撃行動していなければ自動で回避する。
--基本的にAボタンの連打によるごり押しでいいが、後半はそれだけでは厳しい。アクションゲームを普段プレイしない女児には厳しいか。

-GoGo!のキャラが参加するバトルでは、最初に操作するキャラをGoGo!のキャラの中からしか選べない。
--他作品のキャラの変身の掛け声やアイキャッチはgogo!のキャラが参加していない話のバトルでしか見れない。
--バトル開始後すぐ交代できるためバトルに支障はない。

-ブンビーのボイスがない
--『プリキュア5』無印の初期からGOGOの最後まで敵として登場し続け、最終的には改心して劇場版オールスターズにも登場し一般市民に交じってプリキュアを応援するほどのキャラなのに、グラフィックはあるもののボイスが収録されていない。エターナルの同僚スコルプのボイスはある。

-S☆Sの敵幹部のグラフィックが用意されていない
--S☆Sの敵幹部が何人か名前付きで出てくるのだがグラフィックがない。特にミズ・シタターレは登場後の咲の表情選びで名前を間違えられるのだが、選んだ表情によって違う間違えられ方をするという原作を知っていればニヤリとさせられる展開があるにもかかわらず、である。
--霧生満と霧生薫に至っては影も形もない。原作では一年通して重要な役割を果たし、最終的にプリキュアの仲間として戦ったほどの存在なのに。

-集める意味の薄いコレクション。
--コレクションをコンプする為には、全ての話を最低2回クリアする必要がある。なのにコンプリートしても何も起こらず、自己満足にしかならない。

**総評
ファンの人ならば十分に楽しめる佳作ゲームである。~
もう少し作り込んであれば名作になれたかもしれないが、小さい子向けとしては申し分ない出来である。