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セクシーアイドル麻雀 野球拳の詩 - (2011/11/21 (月) 09:58:53) のソース

//要点はほぼ押さえられていますが、ゲーム内容の加筆歓迎です。(もっとも、「取り留めて特徴は無い」で必要十分かもしれない?)
*セクシーアイドル麻雀 野球拳の詩
【せくしーあいどるまあじゃん やきゅうけんのうた】
|ジャンル|脱衣麻雀|~|
|対応機種|PCエンジン スーパーCD-ROM2|~|
|発売・開発元|日本物産|~|
|発売日|1995年1月13日|~|
|ポイント|''コンシューマーの限界への挑戦''&br()結果、正規ルートを本当に通ったのか疑わしい出来に|~|

**はじめに
「PCE=アニメ絵のギャルゲー」と考えられがちだが、女性アイドルの実写画像を使ったゲームが、少数ながら存在した。~
 CD-ROMの大容量を生かす手段のひとつとして、実写の取りこみ画像が選ばれたわけだ。当然ながら、エロ方面への利用を考えるメーカーが出るわけで、アーケード脱衣麻雀の雄・日本物産が、名乗りを上げることとなる。~
 シリーズ第一作となる『セクシーアイドル麻雀』が1993年12月に、続編の『セクシーアイドル麻雀 まーじゃんファッション物語』が1994年9月に発売。~
 そして、AV女優のトップレス画像が売りの第三作、『セクシーアイドル麻雀 野球拳の詩』の発売が、1994年末に発表される。~
 1995年前後に登場した当時の次世代機では、一部のマシンが独自のレーティングを設けており、成人向けソフトの発売を認めていた。~
 その影響から、PCエンジンなどの前世代機でも、倫理規定を設けようという機運が発生。本作は、PCEソフト初となる公式な年齢制限を、ハードメーカーのNECから受けることとなる。
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// 申し訳ないが、大幅に書き直させてもらう。94年末からのPCEは、エロゲ移植も含めて、「怒涛の新作ラッシュ」と言うほどゲームは出てなかったはずだが。
// それと、絵や声によるセックス描写ありのエロゲ移植なんて、『野球拳の詩』のあとに出た『同級生』『スチームハーツ』『DE・JA』くらいしか無いぞ。
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//**概要
//-まず本作を語る前に、94年末期からのPCEの事を簡単に説明しなければならない。
//--94年にはスーパーファミコンが圧倒的優位な状況の中、ネオジオCD・セガサターン・プレイステーションが参入し、他社に先駆けてディスクを取り入れたPCエンジンはその優位性を失い、最早時代遅れの旧ハードとなっていた。NECはそれに負けじとPC-FXを発表。PCEは事実上終焉を迎えた。
//--同様に、ディスクメディアとハード性能で優位に立っていたPCソフトは窮地に追いやられ、同じ状況にあったPCEは数多くのPCソフトを移植。それにまぎれて幾多のエロゲーがコンシューマー移植されて行った。
//--これにより末期PCEに怒涛の新作ラッシュが発生。新作とは言う物のその多くがPCエロゲーからエロ要素を無くしたもの(内殆どが『局部の表現をしない』位で音声はそのままだったりするのだが)や、動画やグラフィックを取り込んで声優を起用したキャラゲー、果てはPSやSSの実験作のような代物であった。
//--本作はその名・糞・エロ何でもありと言う激動の時代にまぎれて登場した日本物産(ニチブツ)オリジナル脱衣麻雀である。ちなみにこれ一本ではなく、他にも『セクシーアイドル麻雀』『セクシーアイドル麻雀ファッション物語』とシリーズ化されている。

**システム
-タイトルとジャンル通り、本作はいたって普通の脱衣麻雀である。実写を取り入れたタイプの脱衣麻雀で、4人打ちできる点以外取り留めて特徴は無い。
--もっとも、脱衣と呼んでいるが、実際は4人打ち麻雀に勝利するとAV動画が流れ始める。PCEなので同時発色数が少なく非常に粗いとはいえ、コレはコレでどうなんだという話。
-サブタイトルにあるように、野球拳も搭載。野球拳とは、じゃんけんをして負けた方が服を1枚脱ぐと言う宴会ゲームである。
--この野球拳、普通のじゃんけんではなく画面上を踊り狂うパンツ一丁の女が全身でじゃんけんをすると言う物。
---両腕を上げてパー。しゃがみこんでグー。
---当然修正なんて無し。じゃんけん中は全部丸見え。
-メニュー画面も特徴的。
--野球拳・フリー対戦・麻雀モードを選ぶのだが、それぞれの項目の背景として半裸の胸が表示されている。
---首元に野球拳・右胸にフリー対戦・左胸に麻雀モード。一応木の葉で隠されている。

**総評
 別に麻雀として遊べないかと言うとそう言うわけではない。ニチブツはコレまでも多くの脱衣麻雀を作っており、それらのノウハウがあるのでむしろぽっと出のメーカーよりはAIしかり乱数しかり、堅実と言って良いだろう。~
 だが、脱衣と言う名称を超えた全裸麻雀と言うのは如何な物だろうか。何も知らない人がゲーム画面を見たら正規のルートを通して販売したとは思えないだろう。~
 どさくさにまぎれてコンシューマーの限界に挑戦したニチブツの勇気と言うべきか、度胸と言うべきか。そう言ったものには賞賛を送りたくもなってくる。