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ファミコン探偵倶楽部シリーズ - (2021/05/16 (日) 01:05:24) のソース

*ファミコン探偵倶楽部シリーズリンク
|>|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|>|FCD|[[ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前編/後編]]|良質なストーリーと恐怖感を煽る演出が特徴。初作だが3作中の時間軸では一番最後にあたる。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||GBA|[[ファミコンミニ ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前後編>ファミコンミニシリーズ]]|前後編合本版。解像度に合わせてグラフィックが修正されている。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|~|Switch|ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者|33年の時を経ての初リメイク。開発は『[[科学アドベンチャーシリーズ]]』で知られるMAGES.が担当。&br;COLOR(red){※2021年8月14日以降記事作成可能。}||
|>|FCD|[[ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女 前編/後編]]|時系列は前作から2年前。終盤のシーンで絶叫したプレイヤーは多数。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||SFC|[[ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女]]|グラフィック・演出面が大幅強化。そしてクリア後のお楽しみが追加。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|~|GBA|[[ファミコンミニ ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女 前後編>ファミコンミニシリーズ]]|前後編合本版。解像度に合わせてグラフィックが修正されている。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|~|Switch|ファミコン探偵倶楽部 うしろに立つ少女|SFC版をベースとした再リメイク。COLOR(red){※2021年8月14日以降記事作成可能。}||
|>|SFC|BS探偵倶楽部 雪に消えた過去|サテラビュー作品であり現在はプレイ不可。主役はヒロインの橘あゆみ((ファミコン2作での主人公は登場しない。))。時代設定はFC版2作の間(初代の数ヶ月前)にあたる。||
&br

*シリーズ概要

通称『ファミ探(ファミタン)』。~
ディスクシステムが衰退に向かい始めた1988年にそれまでの任天堂作品の常識を覆すホラー系推理アドベンチャーとして誕生。~
前年『[[ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島>ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 前編/後編]]』で用いられた前後編2枚組ディスクの方式を採用。~
原作は『[[メトロイド]]』や『[[アイドルホットライン 中山美穂のトキメキハイスクール]]』などを手掛けた坂本賀勇(さかもとよしお)氏。制作にはトーセ、Nintendo Switch版にはMAGES.が携わっている。

ゲームシステムはアドベンチャーとして王道なコマンド選択式で、大まかな流れは情報の聞き込みを主軸とし、現地調査を交えて捜査を進め、一日の終わりに推理する流れとなっている。~
「推理アドベンチャー」という形式は取っているものの、難易度自体はそれほど高くはなく「ゲームとしての推理」より「物語そのものを楽しむこと」が重点に置かれている(『雪に消えた過去』のみ供給媒体の都合上、場面ごとに時間制限がある)。~
任天堂としては異色のシリーズではあったが、難易度が抑えられていたり、主人公が10代の少年少女であるなど、低年齢層でもとっつきやすい点には任天堂らしさがある。それでいて秀逸なストーリーやインパクト抜群のホラー演出は評価が高い。

初作『消えた後継者』の時点でディスクシステムは衰退がはじまっており、その後加速度的に進んでいったこともあり、翌1989年の第2作『うしろに立つ少女』以降しばらく続編は途絶えたものの1997年に8年ぶりの続編『雪に消えた過去』が制作されサテラビューで配信された。更に1998年には『うしろに立つ少女』がスーパーファミコンでリメイクされニンテンドウパワー書き換え専用ソフトとして発売された。~
その後、再びその動きは途絶え、ディスクカードの書き換えサービスは2003年9月((店頭でのディスクライターによる書き換えサービスは既に1993年で終了。))をもって終了したことから一時期は「将来的にオリジナル版のプレイ環境喪失」が懸念されたが2004年にゲームボーイアドバンスの「ファミコンミニシリーズ」で移植が実現。~
上記のニンテンドウパワー版もローソンでのサービスが2002年8月に終了したこと((書き換え自体は任天堂サービスセンターで2007年2月まで行われたが、供給媒体であるSFメモリカセットが2002年6月で販売終了していたため、以降はただでさえ少なかった利用者が更に激減。))から現存数が非常に少なく中古市場にもあまり出回らなかった((ニンテンドウパワーソフトの中では7位と売れた方だが元々ニンテンドウパワー自体の認知度が極端に低かった上に割高な価格が災いして利用者は極端に少なく、一般販売されたソフトに比べると微々たるものだった。また購入した層は元々熱烈なファンが多く手放さない傾向にあった。))ことから新規層のプレイが困難になりかけたが、オリジナル版とともにWiiなどのバーチャルコンソールなどを通してプレイできる環境が整った。~
これらにより現在はプレイする機会を得ることはだいぶ容易となっている。ただし『雪に消えた過去』のみ20年以上もプレイできない状況は変わらず、移植を望まれていながら門戸が開かれる兆しすら一向にない。

2004年以降は長らく『雪に消えた過去』を除いた既存作の移植や配信のみが続いたが2019年9月5日にNintendo Switchにて、ファミコン版2作のリメイクが発表された。~
なお、既存3作中の時間軸は1作目『消えた後継者』の昭和63年夏が最後にあたり、平成・令和の時代を舞台にした作品は任天堂公式では未だ作られていない。

現在でこそ『ファミ探』とは本シリーズの略称として定着しているが、実はそれ以前にこの略称を持っていた作品があった。~
それは本作発売の1年程前まで『月刊少年チャンピオン』で連載されていた『ファミコン探偵団』(作:佐藤元)という漫画((『ファミコンロッキー』『ファミコン風雲児』のようなゲームプレイヤー漫画ではなく、様々なファミコンゲームのネタを学園生活にリンクさせた学園コメディ漫画。))で『ファミ探』とは元々この漫画の略称だった。~
また本作の元となる企画は『ファミコン少年探偵団』という上記の漫画とモロに被ったような名称であった。