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オトメディウス - (2012/04/22 (日) 13:27:00) のソース

*オトメディウス
【おとめでぃうす】
|ジャンル|シューティング|~|
|対応機種|アーケード|~|
|発売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~|
|稼動開始日|2007年|~|
|ポイント|萌えSTG&br()拝金仕様|~|
|>|>|CENTER:''[[グラディウスシリーズリンク>グラディウスシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
現時点におけるKONAMI製アーケードシューティングの最新作。~
『[[グラディウス>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/359.html]]』『パロディウス』の系譜を引き継ぎ、オンラインアップデートやタッチパネル、e-AMUSEMENT PASS対応など様々な新機軸を打ち出した。~
最大の特徴はキャラクターデザインを『ケロロ軍曹』の作者、吉崎観音氏に依頼し「萌え」を前面にアピールしている点である。

**システム
-操作は1レバー+3ボタン+タッチパネル。
--基本はグラディウスを踏襲しているが、ミサイルがショットに連動するといった変更が行われている。
--タッチパネルは主に項目選択で使用されるが、D-バーストの際のロックオン操作でも使用される。
-新たにボムに当たる「バーストアタック」が追加された。Cボタンを押してすぐ離すと発動する「クイックバースト」と長押しで発動する「ドラマチックバースト(D-バースト)」の2種類が用意されている。
--「D-バースト」は倒した敵をパワーアップカプセルにする効果があり、主に稼ぎに使用される。しかし、チャージ中は無防備になり発動後はオプションがはずれてしまう(回収は出来る)というデメリットもある。

**ゲーム内容
-自機は複数のキャラクターが用意されており、それぞれパワーアップメーターの順番やオプションの動作、バーストアタックの内容に違いが存在する。各キャラは過去のコナミゲーに登場したキャラをモチーフとしており、RV(ライディングバイパー)と呼ばれる小型戦闘''騎''に跨る。
--RVはコナミシューの主人公機をモチーフとしており、主人公機はシリーズ伝統のビックバイパー。他にロードブリティッシュやツインビー、フリントロック、グラディウスのボス「ビッグコア」をモチーフとしたものなど多彩。
-武装については、ゲーム終了後に獲得できる「ウェポンカード」を割り振って好きな装備で出撃できるようになった。
--ただし、「スピード/ミサイル/レーザー/オプション」といったメーターの配置はいじることができない。
--これまで同様、任意のタイミングでパワーアップを行うことも出来るが、初心者向けにセミオートでパワーアップしていく機能も追加された。
--武器にはレベルも設定されており、装備しているのと同じ武器を選択するこで上のレベルにパワーアップできる。一定の時間が経つとレベルは下がる。
---高レベルのウェポンを使うためには、そのレベルのウェポンカードが必要になる。また、レベル1からレベル3にすっ飛ばすといったことはできない。
-ステージは選択式になり、好きな順番でプレイすることが可能になった。
--ステージ、キャラクターなどは全て3D化されている。
--各ステージに登場するボスも過去のコナミシューのボスをモチーフにしており、ボス戦前には立ち絵が表示されるなど演出面でもキャラクターを押し出している。
-ゲームオーバー、もしくは3つステージをクリアした時点で清算となり、カードと経験値が蓄積される。
--カードは前述の「ウェポンカード」の他に使用キャラのイラストが描かれた「イラストカード」、経験値ボーナスが入る「奇跡賞与」がある。
--経験値を獲得していくとキャラの階級が上がっていき、各ステージの高難易度を選択できるようになる。
--e-AMUSEMENT PASSを使用することで、これら獲得データを記録することが出来、次回プレイでも引き継ぐことが出来る。
-近年のACらしくオンラインランキングにも対応している。

後に、通常プレイとは別にオンライン対戦が出来る「バーサスミッション」が搭載された。
-全国のプレイヤーと最大3人で時間制限制のスコアアタックを行う。このモード専用もボスも用意されている。
-対戦相手が見つからない場合、CPUとの対戦となる。

**評価点
-見た目に反し、中身はちゃんとグラディウスらしさを残してるので安心してプレイ可能。
-最初からシールドを装備した実質ライフ制、その場復活、クリアできなくても武装を入手可能といった要素のお陰で初心者でも遊びやすいゲームとなっている。
--ゲーム自体も従来通りの覚えゲーでプレイしやすい。
-キャラデザも基本的には好評。
--タッチパネルを活かして、ロード中のキャラにタッチするバカゲー的要素も。((最初は嫌がっていたのが、先へ進むと態度が変化するなど妙なところで凝っている。))

**問題点
-そのビジュアルゆえ、引いたり軟派と見下すプレイヤーもいた。
--さらに筐体自体もキャラ絵を前面に出していたり、横にキャラの等身大ポップが置かれていたりと近づきづらいこと必至。
-3つステージをクリアしたら自動的に終了となるリピート前提の仕様も''拝金仕様''として批判を受けた。
--特にカード集めの終盤になると、ほぼ「奇跡賞与」しか出なくなってしまい、なかなかカードをコンプできない点は批判された。
--ステージ数も全部で4つ((5つ目のステージ「イースター島」が存在するが、選択不能になっている。))と非常に少なく、何度もプレイするのには向いていなかった。
-自機の当たり判定が分かりづらい。
--インタビューの際、腰のあたりに判定があることが明かされている。

**総評
シューティング冬の時代の昨今、新たな道を模索した部分は評価出来よう。~
しかしながら、ステージ数の少なさ、アイテムの集めづらさなどが災いして評価を下げてしまった点は否めない。~
現在はe-AMUSEMENT PASSのサービスも終了しているため、プレイするなら下記の移植版でプレイしよう。

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*オトメディウスG
【おとめでぃうす ごーじゃす!】
|ジャンル|シューティング|&amazon(B0018B73UU)|
|対応機種|Xbox360|~|
|発売元|コナミデジタルエンタテインメント|~|
|開発元|M2|~|
|発売日|2008年11月20日|~|
|定価|6,980円|~|
|レーティング|CERO:C(15才以上対象)|~|
|配信|ゲームオンデマンド版:1,760マイクロソフトポイント|~|

**概要
オトメディウスの家庭用移植タイトル。~
AC版の完全移植と新たに「ゴージャスモード」を搭載して登場した。
-ゴージャスモードで獲得した資金でウェポンカードを購入できる「ショップ」が追加された。
-吉崎氏のイラストを鑑賞できる「ギャラリー」も追加。
-新たにDLCキャラとして「エスメラルダ」「ポイニー・クーン」の2名が追加された。
--エスメラルダは『グラディウス外伝』のジェイドナイト、ポイニーは同作のファルシオンβがモチーフとなっている。
--また、既存のキャラにも「聖グラディウス学園の制服ver」が配信されている。((亜乃亜のみ初回特典DLC。エモンには配信されていない。))

**ゴージャスモード
簡単に言えば「ストーリーモード」と同義。オリジナルステージを含む全6面を順番に攻略する従来のシステムとなっている。
-AC版で未搭載だった「イースター島」がDLCで配信された。これも含むと全7面を攻略することになる。
-ACモードとの違いは以下の通り。
--バーストが使用できない。AC版でバーストチャージだったメーターはシールドに変更されている。
--シールド未装備で開始。また、地形接触でシールドが削られる。
--残機を3機以上所持可能になり、エクステンドも可能になった。
--開始時とエンディングでキャラクターごとに会話が用意された。
--既存ステージでもギミックが変更されていたりする。また、特定の箇所で強制的に処理落ちが発生するようになっている。
--難易度NORMAL以上の場合、ループゲームとなる。2周目以降はコンティニュー不可。
--オンラインCO-OPに対応。最大3人で遊べる。

**評価点
-AC版で指摘されていた「ウェポンカード」の集めにくさや、ステージ数をある程度解消。
-手軽に楽しめるオンラインCO-OPも人気があり、好評を博した。
-ギャラリーモードの資料が非常に豊富。拡大機能もあり、拡大しても美麗。

**問題点
-追加キャラ、追加ステージ、追加BGM…と大量のDLCについて批判がある。
-ある程度改善されてはいるものの、やはりボリュームが少ない点に関しては不評。

**総評
基本的な評価はAC版とそう変わりはないものの、新たなゲームモードや協力プレイの導入は効を奏している。~
特にオンラインCO-OPは現在でも遊ばれるほど楽しまれている。