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とある科学の超電磁砲 - (2012/05/16 (水) 20:04:17) のソース

*とある科学の超電磁砲
【とある かがくの れーるがん】
|ジャンル|女子中学生奮闘アドベンチャー|&amazon(B0044WV3M4)|&amazon(B0044WV3L0)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|~|
|販売元|角川ゲームス|~|~|
|発売元|アスキー・メディアワークス|~|~|
|開発元|シェード|~|~|
|発売日|2011年12月8日|~|~|
|定価(税込)|通常版:6,279円 / 限定版:9,429円|~|~|
|ポイント|『禁書目録』とは大きく異なるシステム&brさてんさんファン向け?|~|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
長編人気ライトノベルシリーズ『とある魔術の禁書目録』からのスピンオフ漫画作品『とある科学の超電磁砲』を基にしたゲーム。~
同じくPSPでリリースされたゲーム版『とある魔術の禁書目録』は3D格闘アクションだったが、本作はアドベンチャーとなっている。~
時間軸はアニメ終了後となっており、学園都市に広がる都市伝説を巡って原作者完全監修のオリジナルストーリーが繰り広げられる。~
**システム
-会話パート
--登場人物たちの会話を聞きながら、トピックを収集していくパート。入手したトピックによって次以降の展開が変わってくる。
-特殊推理パート【ガールズトークモード】
--「作戦会議」のイメージで、会話パートで集めたトピックを使用して会話の流れを変えることでストーリーが分岐していく。 トピックは投入するタイミングも重要であるため、適当にやっていると、ストーリーが思ったように分岐しなくなっている。 
--あまりにも的はずれなトピックを投入していくと、ガールズトークモードであってもバッドエンドに行ってしまうことも…。
-特殊推理パート【ジャッジメントモード】
--一般的な推理ゲームで言うところの「究明編」で、主に謎を解き明かすためのパート。トピックの投入や会話、推理を重ねていくことでジャッジメントゲージを上昇させて真相に迫る。 
--基本的にはガールズトークシステムと同じように進めていく。こちらも失敗するとバッドエンドに。 
-アクションパート
--ミルキィホームズのアクションパートに近い所謂「QTE」で、画面に表示されるアイコン通りにボタンを入力してアクションを繋いでいく。途中停止できないので、気を抜くと失敗してしまう。
--失敗時にも専用のリアクションが用意されていたりする。レールガンを使用する場面で失敗すると、コインを取り落として焦る描写が入ったり。
-以上のパートを経て、各シナリオを解決へと導いていく。
**キャラクター
|御坂美琴|学園都市に7人しかいない「超能力者(レベル5)」の1人で、序列三位。電気や磁場を自在に操り、その必殺技からとって「常盤台中の超電磁砲(レールガン)」と呼ばれている。&br本作ではプレイヤーの分身となる子。実は意外と常識人なため、会話から取り残されることも…。|
|白井黒子|「大能力者(レベル4)」の「空間移動能力者(テレポーター)」で 学校内の治安を守る「風紀委員(ジャッジメント)」としても活躍。美琴に恋する暴走乙女。&br美琴が揉め事に首を突っ込むのを、内心では快く思っていない。そのため、早々に話を打ち切ろうとすることもある。|
|初春飾利|黒子とコンビを組む、風紀委員の一人。高い情報処理技能を持つ。頭から花が咲いているように見えるが、これは造花。本人が「これは飾りです」と言っていた。&brメインキャラの中では一番気が弱く、なかなか思ったことを伝えられない。発言数も一番少ない。|
|佐天涙子|初春のクラスメイトで、「無能力者(レベル0)」。天真爛漫を絵に描いたような性格だが、実は能力開発が進まないことを悩んでいる。&brうかつに話をふると、予想不能な方向に展開を持っていってしまうトラブルメーカー。かついろんな意味で強引。|
-そのほか、オリジナルキャラを含めて多数登場。ただし、例のツンツン頭の男子高校生は出ない。
**賛否両論点
-ボリューム不足気味
--全5シナリオというあっさりしたもので、分岐埋めを含めてもそう長く遊べるタイトルではない。
--DLCで対応するという噂もあったが、今現在DLC配信はない。一応取説にはDLC対応と書いてあるのだが…。
-さてんさん優遇?
--シナリオ中、やたらと佐天さんが好待遇になっている箇所がある。これに関しては、若干ファンの間で議論が交わされた。
---陽気で能動的な人柄なので、シナリオライターにとっては扱いやすいキャラなのかもしれない。それが気になるかどうかは、プレイヤーの感性次第といったところだろうか。
-アクションパートで失敗すると、即最初に戻される
--これは「仕方ない」という声と「せめて直前からやりなおさせてほしい」という声が半々といったところ。
--最終面の後半で失敗すると、やり直しがかなり億劫。
-シナリオが終わると、毎回タイトルに戻る謎仕様
--バッドエンドならともかく、ちゃんとシナリオを終えた場合でもタイトル直行。
--そのまま続きのシナリオに進める方がテンポがいいと思うのだが...。
**総評
キャラゲーではあるが、作品知識の無い人でも問題なく楽しめる一作。~
劇中の会話も聞いていて楽しく、女の子のお喋りが好きな''紳士''の方にはとくにお勧め。~
だがしかし、ボリュームがかなり不足気味。そこを何とかすれば、名作Wiki行きもあり得たのだが…。~
**余談
本作のセーブデータを『とある魔術の禁書目録』で読み込むと、新シナリオがアンロックされる。~
過去作のデータではなく、かなり後発となるタイトルのデータをアンロック条件として用いるのは非常に珍しい。~
ただし本作は、当初の予定から幾度も延期を繰り返しているタイトルである。