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オレは少女漫画家 - (2012/06/10 (日) 15:22:50) のソース

*オレは少女漫画家
【おれはしょうじょまんがか】
|ジャンル|ドタバタ漫画家アドベンチャー|&amazon(B006FCXB1C)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|PotatoSoftware|~|
|販売元|ホビボックス|~|
|開発元|Giza10|~|
|発売日|UMD版:2012年2月23日/DL版:2012年5月31日|~|
|定価|UMD版:6,090円/DL版:5,000円(UMDパスポート使用の場合は1,000円)|~|
|レーティング|CERO:D(17歳以上対象)|~|
|ポイント|実は女装シーンが少ない|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
崖っぷち漫画家の主人公「神尾 賢二」が、てこ入れ企画の一環として女装したりアシスタントの幼馴染に発破をかけられたりしつつも「全人漫画家」を目指していくADV。~
前情報の段階では女装部分が強調されていたが、実際にはそうでもなかった。~
また、アダルトゲームメーカー「メイビーソフト」のコンシューマ向けレーベル第一作としても注目された。~
**ストーリー
&image(story.png)~
公式サイトより転載
//字で書くよりはわかり易いかと…
**キャラクター
※本編のネタバレもあります、注意
#region
-神尾賢二(伊集院アリス)
--本編の主人公。性別も年齢も問わずに楽しめる「全人漫画家」を目指すが、前途多難。
--天才少年作家としてデビューしたものの、筆がのると厨二展開に走る悪癖のおかげで現在は打ち切りの常連と化した。
--「打ち切りクソ野郎」「暴走期間者」などの悪意のこもったニックネーム多数。
-秋月凛菜
--賢二と同じ雑誌で活躍する売れっ子漫画家。自他共に認める、看板作家の一人。
--しかし自分の連載について大きな悩みを抱えており、そのせいで自己嫌悪に陥りがち。
--実は非常に負けず嫌いで、脚光を浴びる伊集院アリスに嫉妬することもしばしば。
-羽鳥ヒスイ
--賢二の幼馴染で、たった一人で週刊連載のアシスタントをこなす超技能の持ち主。
--建築デザイナーを志しているが、現在は賢二のアシに集中するためにそっちへの興味を断とうとしている。
--賢二限定の鬼畜属性をもち、酷いニックネームを付けたり外道な仕打ちを繰り返したりもする。
-神尾千佳
--賢二の姉で編集者。公私混同はしないように心がけているが…。
--かつては漫画家を志していたが、現在はサポートという形で漫画に関わることに喜びを感じている。
--おうちモードでのダラケっぷりはすさまじく、キャラ崩壊と弟に言われるほど。
-紫堂楓
--学校近くの書店の跡継ぎ娘。賢二のクラスメイトでもある。
--基本的に無表情で何を考えているのかわからない。しかし実は様々な分野の超技能ホルダー。
--漫画…というかイラスト全般が嫌い。挿絵があるラノベも受け付けない。店を継いだ暁には、漫画やラノベを廃した理想の書店を作るつもり。
-高杉ハルカ
--ド貧乏声優。好物はもやし。ふとしたきっかけで賢二と仲良くなる。
--実力はあるがなかなか売れないタイプの典型。しかし作中の出会いで一気に大ブレイクを果たす。
--「世の中なんでもー!?」「高すぎるー!!」
-黛沙耶香
--伊集院アリスの大ファンの一人。自分も漫画家志望。
--賢二がアリスだとは知らない内も知った後も、ほとんど態度が変化しない。
--公式設定ですでに「恐ろしいほど元気でやかましい」と言われている。
#endregion
その他、様々なキャラが登場。出番はあるのに名前が最後まで出ない人もいるが…。~

**システムの特徴
-表紙デザインシステム
--読んで字のごとく、作中に登場する表紙イラストをユーザーが作成できる。
--プリセットされている画像や画面効果を組み合わせることもできるが、メモリースティックに入っている画像を使用することももちろん出来る。
---形式はBMP/PNGのみで大きさは176x240固定とかなり制約はあるものの、実際に自作絵がイベントCGで出てくるとかなり嬉しい。
-ボキャ典
--本作の用語集なのだが、かなり趣味的になっている。
--後述する賛否両論点でも大きなウェイトを持つ。
**賛否両論点
-シナリオへの介入が少ない
--序盤に何度かあるヒロイン選択以外では、ほぼ読んでいるだけでゲーム性は低い。
--この手のゲームでは珍しくはないが、エンディングまで一直線というのは…。
-女装分の不足
--主人公はテコ入れ企画の一環として女装するだけなので、女装に関する扱いはかなり寂しい。また、シナリオ中盤で正体を明かして以降はまったく女装しなくなる。
--期待しているほうが悪いのかもしれないが、女装男子好きも多いということを理解してもらいたい。もっとこう…せっかくCERO:Dなんだから。
-自重しなさすぎるパロディ
--前述のボキャ典の内容からシナリオにいたるまで、そこかしこにパロディが満載されている。
--商業作品でのパロディ要素は嫌悪する人も多いが、それにしても多すぎるのでは?
**評価点
-シナリオについて
--パロディ満載のドタバタコメディだが、終盤ではそれを補って余りあるマジ展開が待っている。
--どのキャラのシナリオも出来がよく、特に姉のシナリオは終盤でマジ泣きするほど。
---創作活動経験者は、ハンカチを傍らに置いて遊ぶことを薦める。
-バックログが何気に便利
--オープニングからエンディングまで、完全に保存される。ロードしたからリセットされるようなことはない。
--プレイに間が空いたときは本当に助かる。
**総評
『バクマン。』とは一味違った漫画家ストーリーで、特筆するほどの良作ではないが悪くない出来。~
しかし同じ日に話題作『[[テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ]]』『ねんどろいど じぇねれ~しょん』が発売されたこともあり、完全に影に隠れてしまった作品。ちなみに『僕は友達が少ない ぽーたぶる』も同じ日((且つ全てバンナム製品。))。~
女装が少なくても大丈夫な人、パロディ特盛りが平気なADV好きはぜひ一度お試しを。~
なお、本作DL版をPS Vitaで起動した場合、表紙デザイン時にユーザーデータを読み込めない。その点はご注意を。