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D.C. ~ダ・カーポ~シリーズ - (2013/04/17 (水) 20:46:48) のソース

*D.C. ~ダ・カーポ~ シリーズリンク
#contents(fromhere)
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**作品一覧

|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''本編(ナンバリング)''|
|''機種''|''タイトル''|''備考''|''Wiki''|
|Win/PS2/PSP|[[D.C. ~ダ・カーポ~]]|18禁。記念すべき第一作。特異な設定と秀逸なシナリオは、学園物というジャンルに衝撃を与えた。|カ|
|~|D.C.P.S. ~ダ・カーポ~ プラスシチュエーション|キャラを大幅に追加したPS2一般向け版。声優も一般向けの大物に差し替えられている。|~|
|~|D.C.P.C. ~ダ・カーポ~ プラスコミュニケーション|18禁版のプラス・シチュエーション。声優は無印準拠だが、諸々の件で一部変更にもなっている。|~|
|~|[[D.C.II ~ダ・カーポII~]]|18禁。53年後の続編。前作の良点は引き継いでいるが、時代設定やシナリオにやや疑問点が。|カ|
|~|D.C.II.P.S. ~ダ・カーポ~II プラスシチュエーション|サブキャラを大幅にヒロインに昇格させたPS2一般向け版。I同様声優はほとんど変更されている。&br()PSPでIとセットで購入可だが、どちらもPS2版にはなかったミスがある。&br()さらにデータインストールがないため、一部のEDは悲惨な事に。|~|
|~|D.C.II.P.C. ~ダ・カーポ~II プラスコミュニケーション|18禁版のプラス・シチュエーション。声優は無印版完全準拠。|~|
|Win/PSP|[[D.C.III ~ダ・カーポIII~]]|物語の舞台は前作から十数年後の初音島と105年前のロンドン。&br()意欲的かつ特異な作りでも、シナリオの完成度は良好。|カ|
|~|D.C.III Plus ~ダ・カーポIII~プラス|PSP移植版。いくつかの追加要素がある模様。2013年発売予定。||
|~|D.C.III ~ダ・カーポIIIアール~|バージョン1.35版となった全年齢版。現状、パッケージ版からアップデートされる告知は成されていない。2013年4月28日発売予定。||
|~|D.C.III ~ダ・カーポIIIアール~X-rated|上記の18禁版。声優変更等は特に告知されていない。発売日は上記と同。||
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''本編(ファンディスク・外伝)''|
|''機種''|''タイトル''|''備考''|''Wiki''|
|Win|アルキメデスのわすれもの|18禁。リアルも含めて、Iの前日談。||
|~|D.C. White Season ~ダ・カーポ ホワイトシーズン~|18禁。各攻略ヒロインの後日談をクリスマスを舞台に展開される。&br()出番の少なかったヒロインも出番が増えた。||
|~|D.C. Summer Vacation ~ダ・カーポ サマーバケーション~|18禁。P.CのFD。ヒロイン数もさることながら、そのボリュームはかなり膨大。||
|PS2/Win|D.C. Four Seasons ~ダ・カーポ~ フォーシーズンズ|P.Sの続編でそれぞれ四季を舞台に、ヒロインとの恋愛を描く。||
|~|D.C. After Seasons ~ダ・カーポ~ アフターシーズンズ|こちらは18禁版であるP.Cの続編。|~|
|PS2|D.C.I.F. ~ダ・カーポ~ イノセントフィナーレ|無印とはパラレルワールドの世界。人気の高いことりが主役の番外編。&br()序盤の選択によっては後のストーリーにおかしな点が発生する。||
|Win|ことり Love Ex P|18禁。これまでの作品のことりのみのシーンを全て揃えた正にことりのためのFD。&br()上記のIFも当然ながら、オリジナルストーリーもある。||
|~|D.C.II Spring Celebration ~ダ・カーポII~ スプリング セレブレイション|18禁。II本編のFD。タイトル通りに季節は春。||
|~|[[D.C.II To You ~ダ・カーポII~ トゥーユー]]|18禁。IIのサイドストーリー集。タイトル通り(?)、梅雨が舞台となっている。|カ|
|~|[[D.C.II Fall in Love ~ダ・カーポII~ フォーリンラブ]]|18禁。IIのP.Cの続編。|カ|
|Win/PSP|D.C. Girl's Symphony ~ダ・カーポ~ ガールズシンフォニー|シリーズ初の乙女ゲー。物語はIIの時代で、本編のキャラも一部登場。||
|Win|D.C. Dream X'mas ~ダ・カーポ~ ドリームクリスマス|18禁。IとIIのクロスオーバーストーリー集と、やや遊べるRPGっぽいミニゲームを収録したFD。||
|Win|D.C.III P2 ~ダ・カーポIII~プラチナパートナーズ|無印の続編。初音島がメイン舞台となる。内容変更のため発売日は2014年に延期。||
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''派生作品''|
|''機種''|''タイトル''|''備考''|''Wiki''|
|Win|T.P.さくら ~タイムパラディンさくら~|さくらを主人公とした作品で、アニメ版が同梱されている。&br()[[分割販売>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1075.html#id_782487f5]]されているが、本編は内容が薄い上に打ち切りENDと微妙。||
|~|[[D.C.P.K. ~ダ・カーポーカー~]]|18禁。IとIIのキャラが異世界で共演するポーカーゲームアドベンチャー。&br()他のCIRCUSのゲームキャラクターもゲストとして多数参戦。|カ|
|~|uni.|風見学園が舞台の全年齢版ADV。主人公が女子であるため、『異性間の恋愛劇』が存在しない特異なゲーム。||
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''クロスオーバー作品''|
|''機種''|''タイトル''|''備考''|''Wiki''|
|~|C.D.Christmas Days ~サーカスディスク クリスマスデイズ~|18禁。D.C.及び、他のCIRCUSヒロインのストーリー集。||
|~|C.D.C.D.2 ~シーディーシーディー2~|18禁。CIRCUS作品クロスオーバーのだだ甘アドベンチャー。||
|~|CircusLand I ~ドキ! ヒロインいっぱい初音島★コスプレミスコン祭り♪&br()よりどりみどりで♪好きな子選んで着せ替え育成デートだょ 兄さん♪~|18禁。やたらタイトルが長いCIRCUS作品クロスオーバーFD。タイトル通り、舞台は初音島。||
|~|A.G.II.D.C. 〜あるぴじ学園2.0 サーカス史上最大の危機!?〜|18禁。Iからことり、IIから音姫、杏、小恋、まひるが登場。&br()他のCIRCUSのゲームキャラクターも数人登場。||

**概要
CIRCUSの看板作品であり、業界界隈で(色んな意味で)著名なシリーズ作品である。ジャンルは「こそばゆい恋愛アドベンチャー」で統一されていたが、最新作のIIIでは「恋するアプリ」と一新された。~
「学園もの」と「枯れない桜」と「SF」を融合させている。枯れない桜とは、一年中咲き乱れている初音島名物の観光名所である。~
しかし、IIIでは普通の桜の木であり、序盤では単なる植林だったりする。~
ダ・カーポとは音楽用語で「最初に戻る」という意味であり、ADVとしての特徴と、本作におけるシナリオの根幹を担う意味として使われている。~
IIIを除いて、Iの主人公の朝倉家の人物が主要とされており、彼らは「魔法」が使える。その魔法とは自分のカロリーを消費して「お菓子」を生み出す能力。~
ただし、それはあくまでシリーズを通して使われている設定であり、必ずしも誰でもお菓子を出すというわけではない。また、魔法と枯れない桜にも密接した関係がある。

**人気について
元々CIRCUSは『アルキメデスのわすれもの』の時点で本作をメーカーの主力作品にしようと考えていたらしく、そのための設定やシナリオには強く力を入れていた。~
発売わずか半年後にFDが発売されたことも、それに起因している。特に人気が強いのは「白河ことり」であり、後年彼女を主体としたFDも発売されている。~
もちろんキャラのみで人気が確立しているわけではなく、入り込み易いジャンルとは裏腹に、Iは特にハードかつショッキングな展開があるため、それに驚かされたプレイヤーも多かった。~
シンプルながらも、練りに練られたシナリオは、当時の業界に大きな波を作り出したのは間違いないだろう。

**その後の展開について
こういった経緯があったためか、I(無印)の主要スタッフは発売後CIRCUSを退社しており、以降の作品はほとんど後続スタッフによる作品となっている。~
その後ダ・カーポは人気を確立し、皆さんご存知のように商法を展開していくことになる。~
誤解されがちだが、商法によってではなく、マスターアップの時点で既に退社していったため、その点には注意。~

**CIRCUSにとってのダ・カーポとは
『最終試験くじら』という作品を発売するにあたり、「売れなければ会社名をダ・カーポにする」と発言していたように、CIRCUSの命綱ともいえるものになっている(社名はそのままなので、そこそこ売れた様子)。~
ダ・カーポ以外の作品には当たり外れが多く、長所と短所がはっきりしている作品が多い。どうしてもダ・カーポと比較してしまうきらいがあるせいか、CIRCUSの他作品には厳しい批評が集約される。~
冒頭にあるように、IIIはこれまでの伝統を大きく削っていることから、非常に意欲的に作成している様子が窺い知れる。これが吉と出るか凶と出るか。

**楽曲について
ダ・カーポの人気の一つでもある。基本的にyozuca*氏が関わることが多く、氏の商業デビュー作品であり代表曲でもある「ダ・カーポ ~第2ボタンの誓い~」は売上でも人気でも段違いで高い。~
楽曲の歌詞には共通して「桜」が強調して用いられており、作品テーマと大きく連動している。アニメ版のOPは全て「サクラ○○○○」というタイトルであるため、尚更その傾向が強い。~
余談だが、IIのあるキャラのED曲は、生徒による合唱曲なのだが、聴いてみると嗚咽が混じっているのがわかる。これ、実は声優が&bold(){感極まって泣いてしまっているのだ}。決して台本ではなく素のアドリブである。