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キャラバンシューティングシリーズ - (2022/01/21 (金) 14:07:26) のソース

*ハドソンキャラバンシューティングシリーズリンク
|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''キャラバン公認タイトル''|
|FC/MSX|[[スターフォース]]|テーカン(テクモ)が開発・発売していたACタイトルを、ハドソンが移植したもの。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|FC/MSX/GBA|[[スターソルジャー]]|『スターフォース』の続編として開発されたが、テクモとの協議で独立した作品となった。&br()STGとしては前作の正統進化。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|FC|[[ヘクター'87]]|爽快感に欠けるが音楽は良い。|BGCOLOR(khaki):不安定|
|PCE|[[ガンヘッド]]|映画『GUNHED』のゲーム化だが、原作との関連性は薄い。&br;海外版『ブレイジングレーザーズ』は現在ではスターソルジャーシリーズの一作として数えられている。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|~|[[スーパースターソルジャー]]|『スターソルジャー』の時系列上の続編。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|~|[[ファイナルソルジャー]]|なぜか漂うもっさり感。|なし|
|~|ソルジャーブレイド|STGとしては最後のキャラバン公認タイトル。||
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''スターソルジャー派生作品''|
|PCE|スターパロジャー|ハドソン版『パロディウス』と言える作品。||
|N64/AC|スターソルジャー バニシングアース|ストーリー上は『ソルジャーブレイド』の続編。高橋名人プロデュース作品。&br()セタのN64互換基板であるALECK64(アレック64)によるAC版も作られたことでAC初進出を果たした。||
|PS2/GC|ハドソンセレクションVOL.2 スターソルジャー|同名だがFC版とは別物。ストーリー上もFC版の続編。&br()グラフィックを一新。雑魚全般に耐久度があり一発で倒せない。&br()全10ステージのノーマルモードと、2分間/5分間で得点を競うタイムアタックモード。||
|PSP|スターソルジャー|PS2版の移植・調整。PSP本体を縦に持ってプレイする。||
|Wii|スターソルジャーR|COLOR(blue){DL専売。}2分および5分のスコアアタックモードと連射速度測定モードのみ。||
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''オムニバス''|
|SFC|[[キャラバンシューティングコレクション]]|『スターフォース』『スターソルジャー』『ヘクター'87』を収録。|なし|
|GBA|ハドソンベストコレクションVol.5&br()シューティングコレクション|~||
|PSP|[[ソルジャーコレクション>PCエンジン ベストコレクションシリーズ]]|『スーパースターソルジャー』『ファイナルソルジャー』『ソルジャーブレイド』『スターパロジャー』を収録。|なし|
|Switch|[[ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online>ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online/スーパーファミコン Nintendo Switch Online]]|COLOR(blue){DL専売。}『スターソルジャー』を収録。|BGCOLOR(lightgreen):良|


&br
**関連作品
|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|FC|[[スーパースターフォース 時空暦の秘密]]|テクモが開発・発売した、『スターフォース』の正式続編。&br()ジャンルは縦STG+アクションADV。|BGCOLOR(khaki):不安定|
|AC|[[ファイナルスターフォース]]|『スターフォース』シリーズ完結作。&br()ゲーム性も演出面も微妙すぎる出来でファンからの支持は得られなかった。|BGCOLOR(khaki):シリ不|
|VB|バーティカルフォース|ハドソンがバーチャルボーイで発売したキャラバンシューティングの傍流系作品。&br()発売されたハードがハードなだけに知名度はかなり低い。||
|PCE|[[パワーリーグ]]|1988年キャラバン公式ソフト。キャラバン公式ソフトとしては異例の野球ゲーム。&br()システムも2人1組のチーム制で開催されたという異例のもの。|なし|
&br

**「全国キャラバン」とは

1985年~2000年にハドソンがTDKと協賛で行った夏休み恒例の一大ゲーム大会イベントで「キャラバン」の名が示す通り日本全国(1990年からの3大会は一部ながら海外にも進出)を巡業して行われた。~
自社のゲームスター「高橋名人((本名:高橋利幸(としゆき)実際にはハドソンの宣伝部に所属する社員でしかなかったが、当時のハドソンは資金難でタレントを起用できなかったため「社員をスター化する形で代用するしかなかった」という大人の事情で誕生。そのような事情が明るみに出たのは後の話で当時の子供たちは彼を本当の芸能人と思っていた者が多かった。))」は、この大会を通して「ファミコン名人」として「16連射」で一躍ブレイクし知名度を飛躍的に高めることとなった。~
その対象となるソフトは、まさに彼にとってその技をフルに活かせるシューティングゲームを主体に展開されていった。中でも1986年の『スターソルジャー』は現在でも彼の代名詞としてセットで語られるほどである。~
1988年こそ野球ゲーム((当時はファミコンで『プロ野球ファミリースタジアム』『燃えろ!!プロ野球』が一大ヒットし『究極ハリキリスタジアム』など新顔も続々参戦するなど野球ゲームブーム真っ盛りだった。))『パワーリーグ』を起用し「2人1組のチーム戦」という異例な形を取ったものの、昭和末期から平成期に入りRPGブーム本格化する中、シューティングはそれと相反して衰退著しく苦しい状況だったが、敢えてシューティングに拘りそんな苦境の中でも一定の人気を得ていた。~
当初は『スターフォース』などファミコンソフトで行われていたが、1987年後期にハドソン自身が実質ファースト(表向きはサードパーティの1つ)として開発したファミコンのライバルハード((ただしハドソン自身の考えはあくまで「ファミコンとも共存する本意」で、その後もファミコンをはじめ任天堂系ハードにソフト供給も持続していた。))『PCエンジン(発売元:NEC)』を売り出す役割に本大会も担うことになり上記1988年からはPCエンジンソフトを用いた大会にシフトチェンジすることとなる。~
1993年以降は「ハドソンスーパーキャラバン」と改題し『[[ボンバーマンシリーズ]]』主体にモデルチェンジした。またこの頃には、かつて少年期に参加した者が大人になってハドソンに入社し、スタッフとして大会を支える光景も見られた。

1994年『ハドソン伝説'94』の中で「ハドソン夏の全国キャラバン。永遠に続けていくからよろしくね!」と宣言((ボンバーマン(声:杉山佳寿子)の台詞。))したが、その数年後に状況は暗転。~
1998年11月、ハドソンのメインバンク北海道拓殖銀行が経営破綻して極度の経営難に陥ったこともあり、この大会は2000年で終焉することとなった。

その後2006年「ハドソン全国キャラバン'06」が行われたが、この年限りの単発に終わり2012年3月にはハドソン法人自身が完全消滅したため最終的な開催は全17回となった。~
しかしハドソンという法人はなくなっても上記シューティングやボンバーマンシリーズなど、ハドソンが残したゲームのDNAは現在でも受け継がれ、発売するメーカーは変わっても生き続けている。~
この大会自身が1つの伝説としてネームバリューがあるものには違いなく、レトロゲームブームやそれに付随した復刻ブームなどもあり、何かしら形を変えたり単発開催も含め復活する可能性も決してゼロではないだろう。

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