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コワイシャシン ~心霊写真奇譚~ - (2011/05/14 (土) 15:13:42) のソース

**コワイシャシン 心霊写真奇譚
【こわいしゃしん しんれいしゃしんきたん】
|ジャンル|除霊アクションゲーム|~|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売・開発元|メディアエンターテイメント|~|
|発売日|2002年7月25日|~|
|定価|3300円|~|
|ポイント| とある怖いウワサ|~|
*概要
霊能者である主人公を操作して、心霊写真に宿る悪霊と戦うというゲーム。~
サウンドノベルの様なストーリーパートと、悪霊を退治する戦闘パートからなる。~
主人公の声は、声優・野田順子のフルボイスによるもので、野田のサイン色紙の抽選プレゼントも行われた。~
*特徴
戦闘パートの流れは次の通り
-画面に心霊写真が表示され、霊が潜んでいる位置を調べると、その霊が襲いかかってくる。
--霊の動きを読み、正確に攻撃を当てるとその動きを封じる事ができる。封じている間に正確にコマンドを入力すると、ダメージを与えられる。
--攻撃を外して霊に接近されると、こちらがダメージを受ける。
--1枚には複数の霊が潜んでおり、その全てを退治すれば次の写真に進める。
~
**長所
-主人公の異能力者ならではの苦悩・悲哀が生々しいまでに描かれている。
--初恋の相手が悪霊となっており、除霊したらその断末魔に罵倒される。
--ストーカーの生霊を退治したら''そのストーカー本人も死んでしまい ''、友人であった依頼者に去られる。
~
**問題点
-心霊写真は、一般投稿などによるものではなく合成で作られたものだが、''あまりにも堂々と霊の顔やら手足やらが映っており''、失笑もの。
--更に主人公のグラフィックが''非常に好みの分かれそうなデザイン''であり、「笑える心霊写真なんかよりよっぽどコワイ」という声もある。
---簡単に言うと「引き篭りの爆乳鬱女」。ちなみに、設定上は「14歳」ということになっている。
-何の異常も無い部分にも霊が潜んでいる場合があり、理不尽に感じられる事も。
-オマケ項目は3つ用意されており、1周するごとに1つずつオープンとなるのだが、何周してもストーリー自体は同じ。分岐も何もなく、ただ攻撃時のコマンドが複雑化されるだけ。
~
**総括
内容自体が短く薄い上に、特に評価すべきシステムも無い、クソゲーと罵られるわけでもない…というよりそもそも話題にならないという、単なるマイナーソフトである


…のだが、本作には以下の様な奇妙なコピペが出回っている。
#region(長いので興味がある方だけ見ましょう)
プレステのコワイシャシンってゲームがやばいらしい ~
開発会社に勤めてた人に聞いたんだけど、何人もけが人、自殺者が出とか、、 ~

語ってよいか 

聞いたのは俺の高校からの連れで、営業で入社したんだけど、まあ小さい会社だったらしい。けど独自のソフトを結構開発してて社員の情熱のある会社だったとか。 
で、連れが入社して2年目に、 
夏発売予定のプレステ用のソフトを開発しようって事になったらしくて 
会議があったらしい。 
会議でやっぱり夏は会談でしょって話になり、当時TVなんかで心霊写真を扱った特番を意識したゲームにしようって話になった。

開発のメインの人は(本名まずいんでK川にしとく)は結構思い切った事をする人らしくて、本物の心霊写真を使って、プレーヤーにゲーム内で本当に除霊させようって話になったらしい。 

k川さんが発案したときに会議室内ではいけるんじゃないみたいな感じで盛り上がり、 
社長もOKを出して開発がスタート。 
だけど本物の心霊写真なんて見つけ方が分からない。 
最初は本物じゃなくて良いんじゃないのって意見も出たらしいけど、 
それだと売りが弱いって事でK川さんと社長が怒って、本物探しが命じられたらしい。 
んで連れが探すことになった。

探すといっても本物の心霊写真なんかどこに行けばあるのかわからないので 
相当迷ったらしく、雑誌に募集をかけたり、大学の友人に片っ端から電話するとかしたらなんとか7~8枚集まったらしい。んで会議にかけたけど全部ボツ。K川さんのOKが出なかったらしい。連れが言うには実際ろくなのが無かったとのこと。 
で、心霊写真を発行してる雑誌社に電話して(聞くの苦労したらしい)聞いた所、 
そういうヤバ目のものを取り扱ってる制作会社を紹介してもらった。 
実際行って話を聞くと、TVの心霊特番なんかの写真等も提供しているとのこと。 
連れは気になって写真の出所を聞いたら霊媒師の所に持ち込まれた写真とのこと。 
どうやら幾つかの霊媒師と契約していて、ヤバ目のものが持ち込まれた場合、買い取っているらしい。

写真が確保出来そうなので、K川さんを連れて、会社に行き今回のゲームの趣旨を話して契約完了。内容は1、本物の心霊写真であること 2、除霊してないこと 3、写真の持ち主の了解を得ていること、だったとか。 
んで、30枚程の写真を発注して、とりあえずは写真はOKって事になった。 
で、もうひとつの問題。どうやって本当に除霊するかって話になった。 
ゲームのシステムは既に決まっていて、画面一杯に写った心霊写真をカーソルを動かして霊を探す。霊部分をカーソルで指すことが出来たら霊との戦闘開始。そして除霊という流れ。最初の2つは問題無いし、本物(といえそうな)心霊写真さえ手に入っちゃえば 
最後の除霊もアクションゲーム的に倒しちゃおうって話もあったらしいんだけど、 
実際の除霊とまったく同じ方法をゲーム内で行うというコンセプトを曲げたくないとかで写真提供もとの霊媒師を紹介してもらったらしい。

システムが決まっちゃえば後は結構簡単で、プログラム的にも難しくないらしく、写真が来るまでの間に仮の画面で大まかに遊べるものが出来ていたらしい。 
で、ついに心霊写真が到着。結構すごいものから、よく判らないものまで多数あったとか。 
でここでまた問題発生。 
ゲームにはストーリーがある。 
曰くつきの写真が霊媒師の女の子の元に送られてくる。封筒の中には送り主の恐ろしい体験談の書かれた手紙とその元凶の写真。その手紙を読んだ後に除霊開始らしい。ゲーム中にホラーノベルも入れてやれって話かW 
で、到着した写真がえらく偏っていたとかで(海とか修学旅行ばっかり)バリエーションをくれと何枚かリテイク。さらに霊が見にくかったり、白いタマ(オーブってやつ?) 
が画面全体に大小散らばりまくってたりして、使いづらいものが多数。(霊探すゲームだからね)

で、それらもリテイク。一見なんでもない写真のようで霊を見つけた瞬間に衝撃!!みたいな写真が欲しかったようで、、、そんなやり取りを3週間位続けてたらしい。 
でついに社長から提言。開発期間が掛かりすぎる。心霊写真自体は本物なんだから、使いづらい部分は写真加工しちまえ。と。 
ゲームのシステム的にも1枚の写真に2~3体の霊が望ましく、それ以下や画面一杯に霊が写ってるもの等は使えない状況だった。 
社長のGOが出て、最初は嫌がっていたK川さんも写真加工に踏み切った。 
要らないオーブは消す、霊が見にくい場所は霊を拡大、色調補正で浮き立たせる。 
面クリア形のゲームなので、1面の写真など簡単にしたい時は霊を明らかに分かり易い場所に置き換える。

ただしK川さんの指示で霊自体は絶対偽造しないことが決まりとなった。 
例えば、霊が少ないと感じたら、他の心霊写真から霊を切り出して、コピー&ペースト 
インパクトが無いと感じたら小さい心霊の顔を極端に引き伸ばして使用、といった具合だ正直デザイナー達は怯えながらの作業だったらしい。心霊写真を使って心霊写真を偽造するという暴挙。いろんな心霊写真を切り張りして霊だらけの一枚を作る作業。 
霊を冒涜してるような気分の良くない作業にデザイナー達は心身共に疲れ果てて、有給を取る人が続出。女性のデザイナーで鬱になり途中リタイアした人もいたらしい。

で、遅れに遅れてなんとかα版が完成。(α、β、マスターで完成という流れ) 
声優さんに印の台詞を言ってもらいゲームに追加。(ちなみに野田 順子w) 
心霊写真、印を結ぶボタン配置、除霊の言葉、と一通りのものが入ったバージョンが完成。 
小さいゲーム会社なので、開発、営業スタッフと自社でアルバイトを数名雇い、時間を決めてデバッグ作業がスタートしたらしい。 
最終のデバッグ(バグの発見)とは違い、ゲームバランス等を見るものだとか。
という感じで好き勝手に加工されていったらしい。

で、昼夜問わないデバッグ作業がスタート。 
やっぱり夜のデバッグは怖いようで有線でコミカルな曲を流したりしたとか。 
でも以外に肝試し的な感じで夜のデバッグ希望者は多かったらしいW 
異変があったのはデバッグスタート後2日目か3日目の昼とか言ってたと思う。 
6面をクリアしている時だったらしい。 
会社中に突然「ギィーー」ときしむような凄い大きい音が鳴ったらしい。(連れも聞いたらしい)その音はどんどん高くなっていってィーンと耳では聞き取れないほど高音になっていったとか。音が消えたのか聞こえないのか判らなかったらしい。 
社内がざわざわしてる時に、デバッグしてた所から声が上がったんで 
行ってみると、デバッグしてた企画担当者がコントローラ握ったまま倒れこんだらしい。目開いたままでバキバキバキって歯軋りの音がしてたらしい。 
で、すぐに救急車呼んで搬送されていった。救急車に同乗した経理の女性によると 
てんかんと診断されたようで、その日は診察後自宅で養生とのこと。 
その時はてんかん=ポケモンのあれというイメージが開発内にあって、 
明滅のチェックが行われたらしい。
だが翌日朝に開発陣がビビル事件が発生。自宅で養生していた企画担当者がまた病院に担ぎ込まれていた事が判明。自宅に帰った後右手の親指を包丁で切り落としたらしい。 
本人は自分でやったのは覚えているがなぜやったのかは判らないとの事。早朝痛みで起きてびびったらしい。血だらけで、親指がないって。 

連れはこの時点でかなりびびったらしい。 
開発の人間数人が呪いだとか言ってニヤニヤしてるのが信じられない感じがした、と。 
マジでお前ら怖くないのか、ふざけんな、と。

で、最悪の空気の中デバッグ開始。 
で、その日の夜デバッグしてたバイト君がまたバタン。 
救急病院行きになった。大したことは無かったみたいだけど、 
バイト君の親から激怒の電話。バイト君と親のいる病院に謝りに行くハメに。 
謝罪の後バイト君にその時の状況を聞いたらしい。 
6面をプレイ中に霊との戦闘が始まり、印を音げー的に次々押していた。 
その時にボタンを押し間違えたらしい。(押し間違えると印が途中で止まってしまう) 
印を押し直してる時に「ギィー」という音がして急に目が見えなくなったらしい。瞼は開いてるけど全然見えない。で、無茶苦茶パニクッてよく判らなくなって、気づいた時は救急車の中だったらしい。 
その話を聞いた連れは翌日から3日有給取った。 
その時に飲みに誘った店で俺はここまでの話を聞いた。俺は「こわいねぇー」とか言いながら酒飲んでたと思う。 
連れはツレェーとか言ってた。ギャグではなく。

連れが有給明けに会社に行くと、デバッグは中止してたらしい。 
バイト君の話を聞いた社長がストップをかけたとのこと。 
んで、社員全員で御祓いをきちんと受けてから再開しようという話になった。 

で新宿の某神社にて御祓いして貰って、会社の柱に貼るお札も貰い、作業再開。 
その時には6面と8面がヤバイと皆口々に噂してたので、 
(8面プレイ中に耳鳴りがして鼻血が止まらなくなったバイトが出た) 
プログラマが6、8スキップなるものを作成しデバッグモードに搭載。 
これはヤバイ、クリア出来そうにねえと思ったときにセレクト&スタート同時押しで一撃クリアにしてしまう技らしい。 
また勢い良く発せられる野田順子の除霊の言葉に勇気をもらった社員内では野田順子が変に崇拝されていたらしい 
さらに話を聞いた監修の霊媒師が御祓いをする為、会社に来社。 
ムニャムニャお祈りして用済みとなった写真を持って帰っていった事もあったとか。 
色々あってβも終わり、マスターの最終チェックを行う時になった。 
この時の社員の団結は凄かったらしい。バイトの中でも印を結ぶことを恐れぬ兵も登場しマスターへ向け突き進んでいたらしい。

ただ、突然K川さんが会社に来なくなってしまったらしく、第4の犠牲者説が流れたらしい。 
まあ実際は心療内科に通っていて一時的な有給だと会社からは聞いていたとのこと。 
マスターの数日前、そのK川さんから電話があり、体調が良くなってきたので本日より出社しますとのこと。 
連れは打ち合わせがしたく待っていたのだが来なかったらしい。 
おかしいと思いつつ仕事をこなしていたその日の夕方、社長に社員だけが会議室に呼ばれ、話があったらしい。 
K川さんが某駅のトイレで首を吊って死んでいるのが見つかった、と。 
会社に向かう方向とは逆で、そしてその駅はあの6面の写真のすぐ近くの場所だと。 

、、聴いた瞬間経理の女性が恐怖のあまり会社から逃げて行ったらしい 

この事件で開発のモチベーションは地に落ち、チリジリに逃げる蟻状態。 
結局ゲームは発売されたけど、バランスはボロボロ、 
グラフィックは加工をデザイナーが嫌がって最終処理されないまま、知らない人が見たら噴出すようなチープな雰囲気に、 
6面は難易度を極端に軽くし、前の方の面へ変更、社長の意向で監修の名前は消し、 
スタッフロールも開発は最後に残った数名が乗るのみとなったらしい。 
その話をクリア後のオマケにしようという不届きな者がいたが、開発全員から却下され、ひっそりと発売。その後会社は倒産したようです。 
連れは今全然関係ない仕事をしています。連れに「開発中ヤバイ事あったか」 
と聞いた所、寝てるときに、意識ははっきりあるのに目が開けられず、息がどうしても吸えなくなる事があったらしい。ムチャクチャ恐怖で、しばらく眠れなかったそうです。
#endregion
無論、この噂の真偽は不明であるが、ガセだったとしても「なぜこの様な存在自体誰も知らないようなソフトに、わざわざこんな凝ったガセを作ったのか?」というのはちょっとした謎である。
-「制作会社は現在は倒産」というのは事実。
-ゲーム中、第2話に地下鉄の写真が出てくる。
-スタッフロールを見る限り、「K川」に該当する名前はエグゼクティブプロデューサーの「小川」氏のみ(「おがわ」ではなく「こがわ」と読むとすれば、だが…)。
--エグゼクティブプロデューサー「小川」は、当時の同社代表取締役社長の小川史生(おがわしのぶ)だと思われる。