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peakvox ミュウミュウトレイン - (2015/07/17 (金) 21:52:49) のソース

*peakvox ミュウミュウトレイン
【ぴーくぼっくす みゅうみゅうとれいん】
|ジャンル|ラン & ジャンプアクション|~|
|対応機種|ニンテンドー3DS(ダウンロード専用)|~|
|発売元|ファンユニット|~|
|開発元|オーツー|~|
|配信開始日|2013年1月30日|~|
|価格|514円|~|
|プレイ人数|1人|~|
|セーブデータ|1箇所|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|スケボーにゃんこがゴールにまっしぐら&br()レース風味のスピードアクション&br;猫達と共に走るMiiの姿がシュール|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
-主に携帯機で定期的にリリースされているダウンロードソフト『peakvoxシリーズ』の内の一角にあたる作品。ジャンル的には横スクロールアクションゲームに該当する。
-スケボー乗りの猫であるオーリーを操作し、兄弟猫と一緒に並走しながらゴールを目指すというスト-リー設定。
-オートセーブ方式。


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**特徴
-スピード感を重視したレース風アクションゲーム。
--本作のゲーム性は「いかに早くゴールへとたどり着けるか」という、レースゲーム的な要因がかなり強い内容となっている。
---ステージ構造の長さやプレイヤーの腕前にもよるが、各ステージの大方のクリアタイムは1分前後が相場となる。
---「オーリーは常にダッシュ移動」「速くクリアさせる目的で配置された仕掛けの数々」「最速クリアで多くのコインボーナスが貰える」と、明らかに疾走性を重視した作風である。
---有名どころで例えるならば『[[ソニック・ザ・ヘッジホッグ]]』並のスピード感を持った作品であり、少なくとも「じっくりと進みながら攻略する」類の内容でないのは間違いないと思われる。
---従来のアクションゲームに比べるとスクロール速度が高い故に、突発的な落とし穴ミスに遭遇しやすい面もあり、決して「走っているだけで完走できるヌルゲー」という難易度でもない。

***主なルール
-プレイヤーキャラ選択について。
--プレイヤーキャラはオーリーの他にもMiiを使用する事ができる。
---Mii使用の場合、さらに様々なコスプレを選択ができる。各キャラ・及びコスプレのどれを選択しても性能差などの変化はない。
---ゲーム初期時はMiiやコスプレの選択はできないが、特定条件を満たせば選択の解禁がなされていく。
---ゲーム内の項目にはパスコード入力欄があり、これにとあるパスコードを入力する事でオリジナルコスプレが入手できる。パスコードは同社のキャンペーン企画内で掲載されている。

-ゲームの流れ。
--オーリー・もしくはMii(以下:自機)を操作し、各ステージの右方向先にあるゴール地点に到着するのがステージクリア目的となる。
---オーリーが落とし穴に落ちるとミスとなり、同じステージの最初に戻されてしまう。なお、本作には残機という概念がなく、ミス後はエンドレスでやり直しとなる。
---先に進むと右方向へとスクロールするが、スクロールの後戻りは一切できない。よって、前の地点に戻っての仕切りなおしは効かない仕様となる。
--落とし穴にさえ落ちなければ必ずステージクリアとなるが、速いタイムでクリアすれば様々な特典が受けられる。
---クリアタイムが速いと各ステージ毎に「コイン」が最大3枚取得できる。コイン収集は隠し要素の多くに関わっており、これをすべて集める事こそが本作最大の目標といえる。
--本作はステージセレクト制を採用しており、各ステージから好きなものを選択できる。全30ステージ構成(3ワールド × 10ステージ)。
---ゲーム初期時は選択ステージが限られるが、それをクリアすれば先のステージも選択もできる様になる。但し、とあるステージは特定条件を満たさないと一向に選択はできない。

-操作系統。
--自機の主な操作は以下の通り。
---十字ボタン(スライドパッド)左右でダッシュ移動。自機は常に右向き状態であり、歩き移動は行えない。
---Aボタンでジャンプ動作。2回連続で押すと二段ジャンプも可能。ボタンの押す長さによってジャンプ力が変わり、ジャンプ中の移動制御も可能。

-兄弟猫・登場アイテム・敵及び仕掛けについて。
--ステージ内には兄弟猫など、以下のものが登場する。

#region(兄弟猫・アイテム・敵及び仕掛け一覧)

--「兄弟猫」
---至るところにオーリーの兄弟猫がおり、これらに自機が触れると一緒に連れて行ける。猫は最大で12匹まで連れて行く事が可能。
---猫を多く連れて行く程に自機の移動スピードが増していく。最速クリアを目指したければ"できるだけ"彼らを多く連れていく必要がある。

--「キャットフード」「キャットリング」
---アイテムである「キャットフード」を取得すると、スコアボーナスと共に「フードメータ」が回復する。
---フードメータは時間経過で徐々に減ってくる。これが減少すると引き連れている兄弟猫が消えてしまうペナルティとなる為、定期的なキャットフード補給は必要不可欠となる。
---稀に配置されている「キャットリング」に触れると、周辺に大量のキャットフードが降ってくるボーナス。

--敵・仕掛け系。
---「コロ犬」「トゲの床」…これらに自機が触れると、移動スピード停止に加え引き連れている兄弟猫が1匹消えてしまうペナルティ。
---「ゴミ箱」「石」…これに自機がぶつかってしまうと、タイムが1秒加算されてしまうペナルティ。但し、上から踏みつけるとスコアボーナス(ペナルティなし)。
---「ダッシュパネル」…自機がこれに触れると、一時的に猛ダッシュができる。
---「重力スイッチ」…自機が触れる度に、重力が上下反対となる(着地できる地形が上位置 ⇔ 下位置と変化)。
---「落ちる床」…自機が床を踏むと、すぐに落ちてしまう(再生不能)。
---「落とし穴」…自機が落とし穴に落ちてしまうとミス。本作唯一のミス条件でもある。

#endregion

-ゴーストについて。
--各ステージをクリアした後、再度同じステージをプレイすると、以前プレイした自機の「ゴースト表示」がなされる。
---ゴーストはそのステージにおけるベストクリアタイム上位5位分までの表示が可能。これを利用すれば、今のプレイがどれ程の状況なのかが分かりやすくなる。
---ゴースト表示はすれちがい通信やいつの間に通信にも対応している。


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//『記事の書き方』のページに倣い、「批評点」という項目を「特徴」「評価点」「問題点」に分離しました
**評価点
-走るにゃんこの疾走劇。
--オーリーを筆頭とする猫が、画面内に走り回る姿がとにかく可愛い。
---スケボーで走るオーリーだが、彼は擬人化ではない四足立ちの猫である。公式曰く彼がスケボーで走る理由は「''肉球汚れるのが嫌だから''」らしい。
---「にゃ~」と鳴きながら、最大12匹までのオーリーの兄弟猫達が画面狭しと行列しながら走る様が、''非常にカオスでありつつも超可愛い''。
---兄弟猫に触れるとオーリーがドヤ顔で微笑みながらサムズアップ((親指を立てるサイン。「素晴らしい」の意味合いが強い。))をする演出がある。&br()「猫がそんな器用に指を立てられるのか」という疑問もあるが、そもそもこれはゲームであるし、可愛いから気にしてはいけないのだろう。

-和むグラフィック・BGM周り。
--猫だらけの世界観だけあって、ほんわかしたタッチのグラフィックと、癒しとスピード感が調和したBGM一色となっている。
---落とし穴ミス時の「''☆ジャン☆ にゃ~ん''」((「☆ジャン☆」はオーケストラヒット音、「にゃ~ん」は猫の鳴き声。))という効果音が妙に印象的。ムカムカしいけど可愛い。


**問題点・賛否両論点
-ボリュームはやや控えめ。
--1分前後でクリアできるステージが30つしかなく、500円相当とはいえ若干のボリューム不足感は覚えてしまう。
---容量的な問題なのか、各ステージの仕掛けによるバリエーションが豊富ではなく、先ステージに進んでもあまり新鮮味が感じられないのも物足りなさに拍車をかけている。
--また、オールクリアしてもこれといったエンディングも全くなく、すぐにステージセレクト画面へと戻ってしまう。
---とはいえ、「全ステージをコイン3枚入手(フルコンプ)クリア」を目指すとなると、プレイ時間はその数倍になると思われる為、やり込み前提のプレイならば十分に楽しめるだろう。

-可愛いオーリーに反して、Miiのプレイヤーキャラがあんまり可愛くない。
--兄弟猫達と一緒に''リアル顔・二足立ちで走るMii''の姿が場違い感満載でシュールである。Miiの顔設定やコスプレによっては、シュール色がより増していく有様である。
---しかし、「だが、それがいい」「はなっからそういう方面でMiiを選ぶから問題なし」というプレイヤーもいるかもしれない…のか?


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**総評
クリアまでの道のりが少々素っ気ない面はあるものの、「猫いっぱいのソニック風アクションゲーム」としてみれば楽しめるゲームだと思われる。