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クイズマジックアカデミーDS - (2019/03/31 (日) 10:31:35) のソース

【重要】改善判定の運用が変わりました。必要に応じて[[判定変更議論>判定変更議論依頼]]を行い、テンプレに従って判定欄を整えてください。(2015/03/02)
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*クイズマジックアカデミーDS
【くいずまじっくあかでみーでぃーえす】
|ジャンル|クイズ|&amazon(B001F50UZO)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|コナミデジタルエンタテインメント|~|
|開発元|エイティング|~|
|発売日|2008年9月12日|~|
|判定|BGCOLOR(lightsteelblue):''改善''|~|
|~|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~|
|ポイント|アホの子最強伝説&br()ラスボスより強いザコ&br()クイズゲーとして致命的な不具合の数々&br()バグ修正版はまともに遊べる|~|
|>|>|CENTER:''[[クイズマジックアカデミーシリーズリンク>クイズマジックアカデミーシリーズ]]''|
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※ここで主に取り上げるのは初回出荷版(NTR-YZKJ-JPN)での内容です。~
 後期出荷版はバグ修正版(NTR-YZKJ-JPN''-1'')となっています。購入の際はご注意(?)ください。
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#contents(fromhere)
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**概要
-ゲームセンターで人気のオンラインクイズゲーム「[[クイズマジックアカデミー]]」シリーズ初の家庭用作品。ゲームシステムは発売当時現行作だった「[[QMA5>クイズマジックアカデミーV]]」ではなく前作「QMA4」をベースにしている。
-これまでにも携帯アプリ版が2作ほど配信されていたが、本格的な移植は今回が初。
--それ故に各ゲーム雑誌でも特集が組まれかなり注目された。((日頃クイズゲームなど扱わない電撃G's magazineが特集を組んだほど。))
--同日発売のガイドブックやOVA等のグッズをセットにしたコナミスタイル限定版を発売したり、「9月12日はクイズの日!」((現実のクイズの日は1月9日。とんちで有名な一休さんこと一休宗純にちなむ))と称して積極的なプロモーションを行っていたのだが…

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**ゲームシステム
本作は大まかに分けて2つのモードに分かれている。~
まず一つは、アカデミーの生徒のひとりとなって他のキャラからのクエストや授業(トーナメント)をこなし、賢者を目指す''アカデミーモード''。~
もう一つが、本家アーケード版に近いWi-Fi通信やワイヤレス通信を使って純粋にクイズだけを楽しむ''クイックマッチモード''である。~

***アカデミーモード
-生徒キャラ14名の中からひとりを選び、アカデミーの生徒となってクラスメイトの依頼や教師たちからの課題をこなし、賢者を目指していく。本作の目玉となるモード。
--QMA5同様に昇格試験も実装されているが、こちらは普通にプレイしていれば躓く事はない程度の難易度である。
--本作のオリジナルキャラであるライラ(声:中原麻衣氏)とクロニカ(声:緑川光氏)も密接にストーリーに関わってくる。このモードで彼らはクリア後にある条件を満たして始めて使用可能になる。
--各キャラ最低1枚は描き下ろしのイラスト((ただし、アーケード版のイラスト担当である吉岡英一氏のものではない))が用意されており、一度見たものであればある条件を満たせば美術室で自由に鑑賞可能となる。BGMも同様。
--予習およびホウキレース、アミューズメントリンクの復習はこのモードでのみ遊ぶことができる。ただし予習は後述する問題を抱えている。
--転送室に行けばWi-Fi討伐クエストにも参加可能。
--クリア後にある条件を満たすと、自分が使っているキャラ以外に変身できるアイテムが手に入る。

***クイックマッチモード
-Wi-Fiやワイヤレス通信、あるいはオフラインでひとりでクイズを楽しむモード。こちらに昇格試験はない。
--フレンドコードを使って友人とだけでも遊ぶこともできる。ただし登録できるコードは8件まで。
--ダウンロードプレイには非対応。ワイヤレス対戦をするためには人数分のソフトと本体が必要。
--こちらのモードではオリキャラ2人はアカデミーモードをクリアするだけで使用可能になる。

***アミューズメントリンク(アーケード版との連動要素)
-「QMA5」との連動要素。「e-AMUSEMENT SPOT」設置店舗にて利用でき、プレーデータを引き継ぐことができる。
--「AMクローゼット」では一部を除いたカスタマイズアイテム・あいさつコメントの単語が使用可能になる。本作はマジカ((カスタマイズアイテムやあいさつコメントを買うのに必要なゲーム内通貨))がたまりにくいため非常にありがたい。
--「復習問題ダウンロード」アーケードで間違えた問題((検定試験モードも含む最近間違えた10問が対象であった。))をダウンロードして復習できる。ただし収録問題数の違いにより、QMADS内で収録されている問題のみが対応している。

***共通
-「討伐クエスト」クラスメイトや他のプレイヤーといった仲間たちとともにモンスター討伐に挑む。
--各人の得点がそのまま敵に与えるダメージと敵の攻撃に対する耐久力になり、「規定問数クイズに答える→味方の攻撃→敵の攻撃→敵の攻撃を耐えたら最初に戻る」という流れで進む。
--ただし「Wi-Fi討伐クエスト」は3ターン以内にモンスターを倒せないと負けになる。勝った場合は100マジカと確率でアイテムが手に入る。負けても10マジカ貰える。
-DSのタッチパネルを活用した新形式「書き取り」の追加。
--タッチパネルに直接タッチペンで文字を書き込み、表示された候補の中から入力したいものを選んで回答する。問題はタイピングクイズと共通。
-各モードにセーブデータがそれぞれ4枠ずつ存在する。
-前述の通りQMA4をベースにしているが、マシンスペックの違いから細かい点で異なる点がある。
--見習・下級・中級・上級の4階級あった魔術師は「魔術師」のみに統合。階級も最高で大賢者まで。
--トーナメントは最大8人で予選は二回戦まで。2人ずつ脱落していき、残った4人で決勝に挑む。
--「優勝すると前後の成績にかかわらず上の組へ即昇級」という仕様はそのまま。
--購買部のリエルは上画面にいるため、ファンお馴染みのアレはできない。ただしアカデミーモードのEDであることをすると…?
--マジックペットはカスタマイズアイテムの着ぐるみという形で登場。人間の中に紛れ込む巨大なペットの姿はある意味シュール。
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**問題点
***やけに強いCOM
-オフラインプレーでの難易度を保つためなのか、どのモードでもCOMが当時のアーケード版のものに比べるとかなり強い。トーナメントでCOM4人が決勝進出するところをプレイヤーが見送る、手間のかかる書き取り問題やタイピング問題を数秒で回答される、なんてのはザラ。
--かつてQMA2でマテウス((同名のCOMキャラに由来する、空気を読まない&やたらと強いCOMキャラの通称))が猛威をふるった事はあったが、これは単なる調整ミスの類。
--アカデミーモードでは各キャラにそれぞれ得意・不得意のジャンルが設定されており(プレイヤーも確認可能)、そのキャラの得意なジャンルで対決するという展開になると意外と苦戦を強いられる。
---転じて言えば、そのキャラと共にそのキャラの得意なジャンルのクイズに挑む、という展開になると頼もしいということでもある。その逆はかなり辛いが。
-この仕様が牙を剥くのがアカデミーモードのユリのクエスト''「スピードキング」''である。
--このクエストで彼女とホウキレースで勝負し、こちらが勝つとクエストクリア…なのだが、前述のCOMの強さと「出題される問題の難易度は所属する組に依存する」仕様も相まって大変な猛威をふるってくれる。
--ホウキレースは正答を早く多く答えれば答えるだけスピードが上がるため、ユリの得意なジャンルを選んでしまった場合こちらが攻めあぐねている間に素早く正解を重ねたユリだけ遥か先にいた、なんてことがよくある。
---正攻法ではトーナメントでわざと負けて組を下げ続け、最下級であるピクシー組まで下げて(つまり問題の難易度も大幅に下がる)ようやく勝機が見えるレベルであり、後述する本体のスリープモードを利用したテクニックを駆使してもドラゴン組((通称ドラ組。QMA4以降のQMAシリーズにおける最上位クラスでそれ未満の組に比べ格段に難度の高い問題が出題される))のユリを倒すのは難しい。
---わざと組を下げた場合でも、「優勝=すぐ上の組へ昇級」という組システムが救いといえば救いになっている。
--劇中の設定においてユリはお世辞にも頭がいいとは言えないキャラ((ファンからも所謂「アホの子」として親しまれている。))なのだが、それを微塵も感じさせない強さから当時のファン界隈や二次創作では頻繁にネタにされた。挙げ句の果てに彼女の乗り物である''デッキブラシ''という言葉自体がユリそのものを指す言葉になってしまった。
-クリア後にとある人物からの試練でその人物の繰り出したモンスター「魔族」((ラスボスの前座の前座として戦うことになるザコモンスター。))と戦うことになるのだが、こいつが異様に強い。
--学問の四文字言葉クイズ((間違えた文字を選んでしまっても修正が効かない、かなり難度の高い形式))の☆4~5に相当する問題が出題されるだけでなく、こちらに与えてくるダメージもかなり高い。
--正攻法では学問の強いキャラを率いていっても苦戦は免れないだろう。本体のスリープ機能を使うという禁じ手もあるため、流石に詰む可能性は無いが…
---真正面から挑んでいったプレイヤーをことごとく返り討ちにしたため、「(ラスボスの魔神じゃなくて)こっちがラスボス」とまで言われるハメに。おまけにこれをクリアしないとトーナメントに参加できないという嬉しくないおまけ付き。

***無視できないバグの数々
-問題形式の範囲指定ミスにより、すべてのジャンルで「ランダム4」(以下R4)((アニメ&ゲームR4はアニメ・特撮・漫画を除いた非電源ゲームやおもちゃ、アニソン、ライトノベル等の問題。スポーツR4は野球、サッカー、格闘技を除く他スポーツ全般。芸能R4はお笑い、アイドル、歌舞伎等の伝統芸能、茶道、演劇、オペラなど。雑学R4は政治、経済、企業、法律、学校など。学問R4は文学、哲学、美術、倫理、宗教、現代社会など。))に該当する問題がトーナメントでR4自体が出題されるか、自分か誰かが決勝戦で選択しないと出題されない。
--また、新形式「書き取り」が全ジャンルのランダム1~5で出題されない。出るのは上記R4と同じ条件でのみ。
---最初は収録問題数の多さから気付かれていなかったが、有志の統計により判明した。収録ジャンルや問題、形式の多彩さをウリにしているQMAシリーズでは重大な不具合である。
---書き取りも問題こそタイピングクイズと同じとはいえ、ハードの機能を活かした形式を自ら潰してしまう形になった。 
--このバグに対する当て付けなのか、同年の東京ゲームショウで行われた本作の大会においてR4を選択・出題した参加者がいた。
-バグの定番であるフリーズも''もちろん搭載。''
--アカデミーモードで行える予習で、合格すると得られる☆((特定回数合格すると合格した形式の☆が増える。最初は1つだが最高で5つまで上がり、☆が多いほどトーナメント決勝戦でその形式を選択した際に難易度の高い問題が出題されやすくなる))が1ジャンル内で合計40個(ジャンルメダルが貰える条件を満たす)になるとフリーズ。
--全ジャンルの同じ形式をすべて☆5つにして形式メダルを貰える条件を満たすとフリーズ。 
--昇格して新たな形式が選べるようになり☆が増えた際に☆の合計が40以上になる場合にミランダに話しかけてもフリ(ry。それ以降予習とホウキレースで遊べなくなってしまう。
---アーケード版の予習ツールとして本作を購入したユーザーはこのバグによって本来の目的が果たせなくなってしまった。4つあるセーブデータ枠をうまくやりくりすれば回避こそできるが、いちいちセーブとロードを繰り返さねばならず面倒。

-これらのバグをコナミは把握こそすれど''一切公表せず''、不具合対応も問い合せてきたユーザーにのみ修理・交換という形で行った。
--対応してくれるだけでもマシだったが、同時期に不具合を出した『麻雀格闘倶楽部Wii Wi-Fi対応』と比べると対応が消極的である。同じアーケードからの移植作なのにどうしてこんなに差が…
 
-そして二次出荷分からはこれらの不具合やゲームバランスを修正したものをこっそりと売り出した。修理・交換に出したソフトもこちらと同じ仕様になっている。
--こちらでは前述のバグは改善され、ゲームバランスの見直しによりスピードキングユリや魔族もバグ未修正版に比べると大幅に弱体化している。
--しかし、Wi-Fi等でバグ未修正版とマッチングすると修正版の方が未修正版に同期するらしくバグが復活してしまう。こういう手間をかける余裕があるのになぜバグの存在を公表しようとしなかったのか。
--修正版はパッケージやソフトに書いてあるコードが「NTR-YZKJ-JPN''-1''」になっている。購入の際はご注意を。

-こんなザマなのにもかかわらず、ある人物が劇中で''「ちゃんとバランス調整とバグチェックはしている」''というメタな発言をする。''おまえは何を言っているんだ。''
--この手の不具合を余程のことでない限り詳しく書かないWikipediaでも、QMAの項目においてこれらの不具合が書かれ警告されている。

***その他の問題点
-使用しているフォントの関係でひらがなやカタカナの大文字と小文字、「魑魅魍魎」といった一部の漢字の区別がつきにくい。
--前者の場合、例えば四文字言葉形式で「ミニッツ」メイド・パークのカッコ内を答える問題が出たときに答えがわかっていても「ミニツツ」や「ミニツッ」と誤答してしまう可能性が出てくる。
---大文字と小文字で文字サイズにあまり差が無いのが原因で、パッと見ではサイズの差が分かりにくく慎重に回答せざるを得なくなる。「残り回答時間≒得点」となるこのゲームでは些細だが結構重要な問題。
---この仕様はあまりに不評だったのか、続編では小文字パネルの背景の色を変えて視覚的に区別しやすいようにしている。
--後者は完全に見分けがつかないレベルではないが、ほぼ文字が潰れてしまっており紛らわしい。
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**賛否両論点
-オフライン限定だが、本体をスリープモードにすると''回答時間が止まってしまう。''この間に電子辞書なりグーグル先生なり答えを調べ放題になる。
--本作はCOMが強いこともありある意味救済手段になっているのだが、これはもはやクイズと言ってしまっていいのだろうか?これに頼らず前述のドラ組スピードキングユリや魔族を倒した剛の者もいる。
-アミューズメントリンクは非常に便利だが使いづらい。
--これを使うには先にも述べたように「e-AMUSEMENT SPOT」設置店舗まで行かなければならないのだが、この設置店舗が全国に30店舗しかない。
--そのほとんどが東京や名古屋、大阪といった大都市周辺に集中しており、北海道は札幌、東北は仙台、中国は広島、九州には福岡のみ。四国・沖縄は海を渡る必要がある。
--この地域格差はプレイヤーの間ではかなり問題視され、続編では従来の「e-AMUSEMENT SPOT」設置店舗に加えWi-Fi通信環境があればどこでも連動要素を利用できるようになった。
-Wi-Fiを使ったモードのタイピング形式で答える問題では、対戦相手の入力した不正解のうち、開発側が想定した単語以外の不正解が表示されない(入力は自由にできるのだが、相手には「・・・・」と表示される)。
--AC版では苦し紛れで入力した珍回答やボケ回答なども面白さの1つとして認識されていたのだが、本作のWi-Fiモードではそういった他人の回答を見ること・他人に回答を見せることができない。不適切な言葉が表示されることによってプレイヤー同士のトラブルとなることを避けるための措置とも考えられる。
--なお、与えられた単語を組み合せる四文字言葉形式や並べ替え形式ではAC版同様、全ての不正解が表示される。

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**評価点
-元になったQMA4の出来がしっかりとしているため、未修正版でもバランス調整のまずさやバグを除けばちゃんと遊べる。
--クイックマッチモードではQMA4での各階級昇格~賢者昇格時ミニイベントまで再現されている。
--階級が簡略化されたこと・オンライン費用が無料だったことから、Wi-Fi対戦を続けていればAC版よりも賢者に到達しやすい作りであった((ただし、Wi-Fiサービスが終了した現在では、オフラインプレイで上記の「強いCOM」に悩まされることになる))。
--シリーズの特徴である「タッチパネルディスプレイによる多彩なクイズ形式」もDS上できちんと再現されている。
-アカデミーモードで、それまで深く語られることのなかったアカデミーやキャラクターの設定や性格が掘り下げられ、世界観やキャラに惹かれたプレイヤーからは好意的に受け取られた。
--ルキアの杖にまつわるエピソードなど、後述する理由でDS版2作がパラレルワールド扱いになったにもかかわらずファンから半ば公式設定として扱われているものもある。
-オリジナルキャラの2人についても当初は不安視する声があったが、発売後は一転して高く評価された。
--特にライラは人気が高く、本作発売から5年経った現在もなおアーケード版への登場が望まれているほど。
--彼の名誉のためにも言っておくが、クロニカも決して人気がないというわけではない。その人気も声を当てた緑川光氏や見かけによらない食べ物の好き嫌い、名前間違い等といったネタ方面での人気だが…
-ボイスやBGMも流石に本家にはいくらか劣るものの再現度は高く、しっかり聞ける。
-「Wi-Fi討伐クエスト」は''「力を合わせて共通の敵に立ち向かう」''という今までのQMAシリーズには無かったプレースタイルであり、後にアーケード版でも協力プレーや魔神(魔龍)討伐という形で逆輸入された。
-Wi-Fi通信を利用することで問題が追加されるという本家アーケード版同様のサービスが行われた。
--なお、本作のWi-Fiサービスは2010年9月13日をもって終了している。その為現在ではWi-Fi経由でないと手に入らないアイテムやメダルは入手不可。

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**総評
様々な層からの期待の中発売された本作だが、きちんとデバッグやテストプレーをしていれば防げたような些細な不具合や調整ミスによりクイズゲーとしての評価は微妙になってしまった。~
キャラゲーとしての評価は上々であり、最初からバグ修正版の仕様で世に出ていたなら…と、思わずにはいられない。~
現在は新品も中古も安く手に入るので、旧作の雰囲気を味わいたいという近年の作品からQMAを知った人やまともなバランスで遊びたい人なら修正版を、真のスピードキングや魔族に挑みたいという命知らずは未修正版を買おう。~

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**余談
-本作発売の約1年半後に続編「クイズマジックアカデミーDS~二つの時空石~」が発売された。こちらは目立つバグもなくちゃんと遊べる良作になっている。
--しかし本作のバグ対応のまずさ、システムが賛否両論だったQMA6をベースにしたこと、当時アーケード版で起こっていた騒動((QMA7でルキアやアロエ等9人ものプレイヤーキャラがリストラされたことによる騒動。理由は3Dモデリングの一新などによる人的リソース不足だったが、当時は公式から説明がなかったため騒動を大きくしてしまう事となった。))が祟ってか、本作よりも売上を落としてしまっている。
-前述の東京ゲームショウでの大会では後にメディア役としてQMAシリーズに出演することとなる喜多村英梨氏がゲストとして登場している。

-後年に出た書籍「QMAクロニクル」において、本作と続編が開発元が違うという理由でパラレルワールド扱いされたり、アーケード版に設定や容姿がよく似たキャラ((QMA7から登場した「マヤ」。黒髪ロング、両親が賢者といった設定がライラと似通っている))が既にいるため、本作の新キャラクターの外部作品への出演の実現はかなり厳しいとされていた。
--しかし、本作発売の10年後となる2018/9/12、スマートフォンアプリ「クイズマジックアカデミー ロストファンタリウム」にてライラ、クロニカが作品シリーズへの復帰を果たした。