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キョロちゃんランド - (2015/06/08 (月) 04:53:15) のソース

*キョロちゃんランド
【きょろちゃんらんど】
|ジャンル|アクション|CENTER:&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41tntzet4DL.SL160.jpg)&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/31sB-UQiPtL.SL160.jpg)|
|対応機種|ゲームボーイ&br()ファミリーコンピュータ|~|
|メディア|【FC】1MbitROMカートリッジ&br()【GB】ROMカートリッジ(容量不明)|~|
|発売元|ヒロ|~|
|開発元|Bits Studios|~|
|発売日|【GB】1992年10月30日&br()【FC】1992年12月11日|~|
|価格(税抜)|【GB】3,980円&br()【FC】5,800円|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|''キャラゲーの皮をかぶった極悪難易度''&br()キョロちゃんに謝れ|~|

**概要
本作は、森永製菓の人気菓子である「森永チョコボール」のマスコットキャラである「キョロちゃん」を題材にしたゲーム''(のはず)''。~
パッケージイラストもチョコボールの外箱を模したものとなっている。~

**特徴
「キョロちゃんランドにある日突然正体不明の塔が現れ、平和を取り戻すべくキョロちゃんが塔に登っていく」という設定のアクションゲーム。全8面。~
十字キー+1ボタン(攻撃)で操作。ジャンプは方向キーとAボタンの同時押しで出る。左右ジャンプのみで、垂直ジャンプはない。~
塔の周りに張り出している通路をエレベーターなどを使って進みつつ、制限時間内に特定の扉に入ればクリア。~
コンティニューは2回まで可能で、パスワードコンティニューもある。

**問題点
タイトル画面では楽しげな音楽をバックに、ファミコンなりに巧く描かれているキョロちゃんが拝める。~
しかし、スタートボタンを押すと''「♪ディロディロディーン」という不気味なBGMとともに、&color(pink,black){黒バックにピンク色の筆記体表記の英文が出てくる。}''~
非常に不気味で、キョロちゃんのイメージには当然合致していない。
-それもそのはず。本ゲームは''『Castelian』という洋ゲーの主人公をキョロちゃんに変更しただけ''のものである。
--もともと『キャッスリアン』という名称で主人公を[[こいつ>http://www.ntv.co.jp/newlogo.html]]に足が生えたような不気味なキャラから甲冑を着たチビキャラ([[参考>http://blogs.yahoo.co.jp/gamesmasa/32224715.html]])((リンクを見れば分かるが、まだそれなりに(というかオリジナル以上に)世界観に合っている。))に変更して国内販売する予定であったが、''どういうわけかキョロちゃんに差し替えられ、''本作が販売される運びとなった。何故タイアップに走ったのか? こうすれば子どもが買うとでも思ったのか?

ゲームの難易度は非常に高い。
-キョロちゃんの操作性は悪く、動きはガクガクしている。ジャンプのタイミングはシビア。
-見えない落とし穴も多数ある。1面スタート直後、右に行くといきなり見えない落とし穴がある有様で、これに引っかかってミスしたプレーヤーも多数いたであろう。
-キョロちゃんはチョコボールで攻撃することはできるが、倒せる敵は転がるボールのような敵1種類のみ。~
それ以外は倒せないので、ひたすら避けるしかない。敵の配置も非常に意地悪である。
-敵に当たると下のフロアへ落とされる。場合によってはこれを利用する必要も。
-制限時間が非常に短く、少し迷ったり操作ミスをするとすぐに時間切れとなってしまう。もはや、クリアまでのルートを完全に記憶、最適化する事が必須と言える。

-ゲーム中のBGMはステージクリア後のボーナスステージにしかなくそれ以外は効果音のみ。操作性の悪さ及び、不気味な色の塔の背景と併せもって、長時間プレイすると非常にストレスが溜まりかねない。

-ゲーム中のキョロちゃんも目の焦点が合っておらず宙を泳いでるように見えてイッちゃってるように見えて不気味。

**評価点
-グラフィックは良い。動きも細かく、操作はガタガタな癖にドットアニメは無駄にヌルヌル動く。
-ステージは塔の外周だが、これの立体感が他のゲームでは見られない。
-原作『Castelian』と違いパスワードコンティニューができる。
-ボーナスステージの雰囲気は良い。

**総評
可愛らしいパッケージを見て買った子どもがいたら、トラウマになるかもしれない問題作。~
このような作品を売り出すためだけに利用されたキョロちゃんはご愁傷さまである。~