*ソーラーストライカー 【そーらーすとらいかー】 |ジャンル|シューティング|&image2(SolarStriker-01.png,center)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |メディア|1MROMカートリッジ|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|水口エンジニアリング|~| |発売日|1990年1月26日|~| |定価|2600円|~| |プレイ人数|1人|~| |判定|なし|~| |ポイント|ゲームボーイソフト初のシューティング&br()良くも悪くもとってもシンプル|~| **概要 ゲームボーイ初の2D縦シューティングソフト。任天堂が本作以前にリリースしたシューティングゲームは光線銃シリーズ程度しかなく、その任天堂が2Dシューティングをリリースする事は異例であり、いかにゲームボーイのジャンルの充実化を図ろうと試みたかが伺えるといったところか。 **主なルール -使用するボタンはショットのみ(A、Bボタンどっちでも全く同じ)。それ以外に特殊なシステムは存在せず、それ以上でもそれ以下でもない極シンプルなシューティングである。 -時折登場する人工衛星「パワーゼロ」を撃つとパワーアップアイテムに変化する。これを取ると、最大四段階までパワーアップする。但し、三~四段階目のパワーアップはアイテムを2個取得する必要がある。フルパワーアップ後は、1000点のボーナスアイテムとなる(それ以前でも200点得られる)。 -残機制で初期数は3機、5万点毎に自機が1機追加される。ミスするとパワーアップは1段階ダウンした状態でその場で復活、全機失うとゲームオーバー、コンティニュー機能は搭載されていない。 -一人プレイ専用、全6ステージ構成。クリア後にハードモードがプレイ可能となる。 --各ステージごとにボスが待ち構えているが、ステージ4以降は中ボスも登場するようになる。 &image2(SolarStriker-02.png,width=600,center,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=1154) #center(){初期段階、アイテムを取って、パワーアップ} **評価点 -''とってもシンプル''。携帯機に合わせたわかりやすいルールにより、小難しい事抜きでさくっとプレイできる。まさに暇つぶしに最適なシューティングだろう。 -当時のゲームボーイのソフトとしては価格控えめ。 **問題点 -''とってもシンプル''。いくら何でも90年に突入したご時世に、このショット一つの単純さはいかがなものか、と当時の批判も少なくなかった。 -ミスすると1段階のパワーダウンだがその場での途中復活なので、難易度の高い後半でミスすると立ち直しが困難な場合がある。 -コンティニューなどの救済処置なんて無し。これはいくらなんでも不親切極まりない。 -ゲームをクリアするとハードモードがプレイできるのだが、本作にはバックアップや即ハードで遊べるような裏技が存在しない。よって、わざわざ初期モードをクリアしないとならず、かなり面倒である。 **賛否が分かれそうな点 -''とってもシンプル''。良くいえば遊びやすく、悪くいえば古臭い。これをどう受け止めるかによって、本作の存在価値が変わってくるだろう。 **総評 -''とってもシンプル''。とにかく本作の印象はこれだろう。 -ゲームボーイ向けだからシンプル趣向といえば聞こえはいいが、ファミコンが熟練期を迎え、PCエンジン、メガドライブといった次世代の存在もお目見えした時期に出すには、あまりにもインパクトに欠けるソフトである感は否めないか。 -実はゲームボーイの生みの親、横井軍平氏が本作のプロデュースを担当している。ある意味横井氏らしく、わかりやすさを前面に押し出したゲームではあるが、世間からはあまり注目を集めずにマイナーな存在に留まった模様。 **コミックボンボンで唯一、漫画化された作品。 -コミックボンボンで連載されていた本山一城のスーパーマリオでは[[スーパーマリオブラザーズ3]]、[[スーパーマリオランド]]、[[テトリス]]、スポーツ編(ゴルフ、[[テニス]]、ベースボール、アイスホッケー・テトリス)、[[クイックス (GB)]]に続いて本作が漫画化されている。 --本ゲームに出演しないはずのマリオ、ピーチ姫、アーレク博士、マリーオ、ピチ姫、アーレク隊長、トリノ大王(クッパ大王)、バイオくんが登場しており、ストーリーも本山一城流にアレンジされているのが特徴。 &image2(SolarStriker-03.png,width=750,center,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=1155) #center(){各面ボスとエンディング、右下は2周目タイトル画面。セレクトでハードモード。}