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わくわく☆惑星プリンセス - (2021/11/14 (日) 21:25:29) のソース

*わくわく☆惑星プリンセス
【わくわくわくせいぷりんせす】
|ジャンル|>|恋愛アドベンチャー|&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/145003578.jpg,height=160)|
|対応機種|>|Windows 98/95|~|
|発売元|>|PUMPIE|~|
|発売日|>|1998年9月18日|~|
|定価|通常|5,800円|~|
|~|通販|4,600円|~|
|レーティング|>|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|判定|>|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|>|エロゲー史上屈指のクソゲー&br;商業とはなんだったのか&br;エロゲー史上最も抱きたくないヒロイン&br;こいつで抜かないでください&br;ワンマン企業制作|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
DOLLHOUSEの別ブランドPUMPIEより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム。~
//この間に擁護を入れると不自然なので余談に移動。
グラフィック、シナリオ、BGMなど、ありとあらゆる面における出来の悪さで伝説となり、ある意味では''これを超えるエロゲーはこの先も出ない''と評された曰く付きの一品である。通称『''わくプリ''』。

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**ストーリー
>山奥で車の運転の練習をしていた主人公。その車が大破してしまい、夜空を見ながらオ○ニーをすることに。~
''「星をみながらオ○ニー……なんて文学的なんだ」。''すると、夜空の星の一つが地上に落ちてくる。~
墜落現場に駆けつけてみると、落ちてきたのは星ではなく宇宙船だった。その中から一人の少女が現れ、~
''「あなた、オ○ニーしてたでしょ」と言いながら唐突にフェ○を始める''。
>
>「むんむん星」からやって来た宇宙人の皇女である「パム」が言うには、~
「主人公がオ○ニーしていたから宇宙船が落ちた(オ○ニーによって発生したエネルギーに影響されたという事らしい)」とのことで、~
その責任を取るべく、パムをむんむん星に帰すために宇宙船のエネルギーを集めることとなる
>
しかし、そのエネルギーというのが、石油でも原子力でもなく、''イクイクパワー''。~
人と人とがエッチした時に発生するエネルギーのことだった。
>
>……こうして、主人公はイクイクパワーを採取するために女の子をナンパしてはエッチを繰り返すこととなったのであった。

&br()&br()
……ストーリーを読んで首をかしげたくなったり、若しくは頭が痛くなってきたモニターの前の貴方。''その反応は正しい''。


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**特徴・問題点
''破綻しきったシナリオ''
-ストーリーが破綻しているのは当たり前、「テキストの誤字脱字を問うのは野暮」を通り越してもはや「''無粋''」と言って良いレベル。文芸面で評価できるところは何もない。
--「パイロット等の女性キャラへ与えられる性的快楽を動力源とした機械」という、18禁でSF・ロボットもの等を作りたい時に都合の良い謎テクノロジーが登場する作品は多数存在するが、本作はその中でも最底辺と思われる。
//--もちろんエロゲーである以上、ストーリーに問題があっても絵さえ良ければある程度の評価になるが、絵にも問題がある。

''あまりにも低レベルなグラフィック''
-グラフィックは''出来不出来を問う以前''のレベル
--絵柄そのものが強烈なばかりか、人体のバランスさえも取れていない始末で、エロゲーとしては致命的な欠陥である。
--絵の酷さ・ストーリーの無茶苦茶さから、ヒロインのパムは「エロゲ史上もっとも抱きたくないヒロイン」としてインパクトを残している。

''その他''
-作業ゲー
--トゥルーエンドとおぼしきエンディングの為に、同じCGを見る作業を二度やらされる。

-BGMは3曲しかない。
--ただし、ビジュアル面でのインパクトが強烈すぎるためか、突っ込まれることは少ない。

//ボイスもない。
//↑98年なら、なくても問題にはならないかと。

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**評価点
''純粋なゲームとしてみれば、「ない」。''
-強いて言えば絵の下手さがネタになるといったくらいだが、そのネタっぷりはある意味才能であり、後の伝説の一因を成していると言えなくもないというか、むしろこのネタっぷりあってこそただのクソゲーで終わらずに済んでいるといえるかもしれない。

-一応バグが無いのは評価点。だがそれ以外にゲームとして褒めるところがないと来れば、ストロングスタイルのクソゲーとしては究極の域に達していると言えるだろう。

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**総評
感動的なストーリーで大勢のユーザーを魅了した『[[ONE ~輝く季節へ~]]』がリリースされた1998年。一方その裏で、このようなバカを通り越した奇妙極まりない作品もリリースされていた。~
作品レベル的に商業の水準に達しているとは思えないその出来栄えは、ある意味、必見の領域に達している。~
本作の2年後には同人ゲームの名作『月姫』が出ている事もあり、商業と同人の境目について考えさせられることは必至である。~
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このようなゲームも一応は商業ベースでリリースされていたことから、エロゲー界とは懐の広い業界と言える。~
ゲーム業界の実験所と称されていた90年代のエロゲーで、独自性のあまりクソゲー化というケースは珍しくなかったが、特に独自要素があるわけでもないのにこの出来になったのは異常なことである。~
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作品の発売当時からインターネットでは話題になり、レビューサイト等ではことごとく最低の評価がつけられた。~
しかし、ダメさ加減があまりにも突き抜けていたため、ゲームの面白さ云々を抜きにして、ゲームが存在することだけでウケが取れてしまう領域にまで昇華されている。~
そこが年月とともに風化や褪色及び相対化してしまった凡百のクソゲーとは一線を画すところであり、つまり本作は『[[デスクリムゾン]]』や『[[里見の謎]]』と同じように''愛すべきバカゲー''と呼ぶに値する作品である。……と言えるかもしれない。

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**余談
-フォローしておくと、このメーカーから発売されたタイトル全てが今作ほど劣悪なものではないので、その点は誤解なきよう。~

-この絵で発売されてしまったのは、''このゲームの担当絵師=製作会社の社長''だったからである。
--同じような問題点を持つ同社ゲームに、『ぱすてるノート』『PETいんが~』『扉のむこうは』等が有った。

-テキストは右クリック連打でスキップ可能。

-スタッフロールで表示されるスタッフ総数は''わずか4名''である。

-ぶっ飛んだストーリーとセリフから、東映SFコメディでおなじみの脚本家、浦沢義雄氏の作品に通ずるとして評価する声もある。(詳細は当該Wikipedia参照)

-かつて存在した公式ページの「パムのひみつツアー」コーナーでは、さも本作の舞台であるかのように「むんむん星」の設定が紹介されていた。世界地図、パムの6人の姉、惑星の構造等。
--しかし、2種類あるエンディングのうち片方では主人公が地球を離れる事無く物語が完結、もう片方もむんむん星到着時点で「YOU WON」となってスタッフロールとの事(各種レビューサイトより)なのでこのような設定を考える意味が有ったのかは疑問だが、このコーナーの方がゲーム本編より面白いと評判だったらしい。
--現在でもInternet Archiveを利用すれば閲覧可能。一応エロ画像があるので18歳未満は検索しないように。%%というか18歳以上でも閲覧注意。%%
//いきなり18禁画像が出てくるのでCOさせていただきます。公式サイトはこちら→https://web.archive.org/web/20071008233000/http://www.dollhouse.co.jp/pumpie/wakwak/

-このように長年グラフィックがひどいアダルトゲームの代名詞的作品だったのだが、2017年にコンプリーツからリリースされたアダルトゲーム『[[ママとの甘い性活II]]』は、''「ママIIとわくプリならわくプリの方がマシ」''と評する者も現れるほどの作画で大きな反響を呼び、その年のクソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞を受賞した。

//-年季の入ったエロゲーマーしか知らないようなクソエロゲ―だが、[[Wikipediaに項目がある>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%8F%E3%82%8F%E3%81%8F%E2%98%86%E6%83%91%E6%98%9F%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B9]]。というか、本項目の内容はほぼあちらで削られた文章の初期項のものである。

-ゲームとしての評価は芳しいものではないが、20年以上前のソフトで入手困難の為か2021年現在は非常にプレミアがついており販売価格が超高騰している。新品中古関わらずかなりのレア物なので所持している方は大切にしよう。

**迷セリフ
-「と・に・か・く、あんたには責任をとってもらわ」

-「俺はこの星からしばらく帰れないような気がした」

-オートプレイCD-ROMでインストール不要、システムを書き換えないクリーンアプリ、作業用ファイルを削除するのはゴミ箱に捨てるだけ(オフィシャルサイトより)。