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エリア88 - (2015/07/13 (月) 02:55:18) のソース

*エリア88
【えりあはちじゅうはち】
|ジャンル|シューティング|&image(Area88SuperFamicom.png,height=160)※写真はSFC版パッケージ&br;[[高解像度で見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=3165&file=Area88SuperFamicom.png]] [[裏を見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=3165&file=sfcarea88b.jpg]]|
|対応機種|アーケード(CPシステム)|~|
|販売・開発元|カプコン|~|
|稼働開始日|1989年|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|

**概要
-1979年から1986年まで連載されていた同名漫画を原作としたシューティングゲーム。
-性能の異なる三人のパイロット(シン、ミッキー、グレッグ)の中からひとりを選んでプレイする。
-2DSTGでは比較的珍しいライフ制。
-ステージ開始時に所持金を支払って武器(対地ミサイルやボム)を購入する事ができる。クリア目的ならば武器を使いまくれば楽に進める。逆にハイスコアを狙うと武器を買わずに進めることになる(全クリア時に所持金がスコアに加算される)ため難易度が上昇と、ある程度自分で難易度を調整可能。

**長所
-プレイヤーの目的に応じて難易度が調整可能なゲームデザイン。
-松前真奈美によるBGMは好評。原作の埃っぽさを感じさせつつも、STG独特のテンションの上がるハイテンポなものが多い。
-キャラクターグラフィックの原作再現度は高く、メカニックもさして不満の無い作り。
-ゲームバランスは各ステージが短めでテンポが良い。
--ステージ数は多めだが一つ一つが個性的。難易度も控えめに抑えられている。

**短所
-難易度が低くステージも短いので、シューター(上級者)にはやり応えが無い。あくまでもキャラゲーとしてのスタンスを貫いた、と言えなくも無いが…。
--近年だと連射装置を取り付けて稼働させているお店が多い。連付きだと通常ショットのみで初見ノーコンティニュークリア余裕でした、なんてことも。
-原作に無い機体、超兵器が数多く登場。原作も一部超兵器はあったが、それに匹敵する超戦艦等が登場する。そのため、「エリア88をモチーフにしたSTG」と言う見方が正しいとされる。
-良くも悪くも自機が戦闘機なので攻撃範囲が狭く、他のSTGと比較すれば爽快感に欠けがち。
-自機の性能が偏っており、三人のうちミッキーとシンはクリアしやすいが、グレッグだけ群を抜いてクリアしにくい。個別EDがあるわけでもないのでグレッグが不遇。
-EDが賛否両論。本作のEDは原作と違ってハッピーエンドとなっている。
//というのも本作は原作の完結を待たずに発売された為にこういう事にしたらしい。
//↑原作完結は86年、AC版稼働は89年となっていますが?

**移殖
SFCに移殖されているが、ハードの性能に合わせた大幅アレンジが施されており、まったく別物に仕上がっている。
ただし良アレンジであるためSFC版のファンも多い。以下に特長を挙げる。
-難易度が全四段階から選択可能。「イージー」は楽勝だが、最難の「ゲーマー」は上級者でもかなり手こずる。
-三人のパイロットの性能差がより顕著になった。
-マッコイじいさんから戦闘機を購入できるようになった。ボム系の積載量が多いうえ、通常ショットが斜め下にも飛ぶA-10、ホーミングミサイルの探知を受けないステルス機など、こちらでも差別化が図られている。
-通常ショットのセミオート連射の性能が上がった代わりに、同時発射数に制限が課せられた。そのためAC版での「通常ショット超連射でゴリ押し」が通用しない。特殊武器を使いこなせないとクリアは難しい。
-二人プレイ不可能。
-ライフ制ルールが若干変更。「残機+ライフ制」という複雑なものに。
--ダメージを食らうと数秒間の間「Danger」状態に陥る。この状態ではあと一発でも食らうと即撃沈。
--Danger状態からの復帰はグレッグが最も早い。さすが原作でも不死身っぷりを発揮していただけのことはある。
--ライフが無くなると常時Danger状態に。
--残機全滅でゲームオーバー。コンティニューは可能だが、回数に制限あり。
-ステージ構成がAC版と異なる。AC版では決まった順序でステージを進めていったが、SFC版ではエリア88の前方に位置する固定目標や敵輸送部隊、敵傭兵部隊等をある程度プレイヤーの意思で選択して進められるようになった。しかし容量の問題でいくつかのステージが削られた。
-BGMは基本的にはAC版のアレンジだが新曲も収録されている。こちらも良曲ぞろいで非常にファンが多い。
--なおサウンド用領域のデータ容量がかなり厳しいSFCにもかかわらず全曲+効果音を一度の読み込みで収録しきっているので、それがプレイ中のロード時間短縮に繋がっている。
-余談だが、ファミマガでシーベットが『[[ファイナルファイト]]』のハガーになるウソ技が掲載された。

**その後
その後カプコンは、今作のゲームデザインを踏襲したシューティング『[[U.S.NAVY]]』を開発。~
今作での反省点を活かし、さらに練られたゲームバランスを持つ良作である。
((元々はエリア88のパート2として開発されていたが、版権が降りなかったらしい。))