「マーブルマッドネス」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

マーブルマッドネス - (2013/12/19 (木) 18:25:55) のソース

*マーブルマッドネス
【まーぶるまっどねす】
|ジャンル|アクション|~|
|対応機種|アーケード|~|
|発売・開発元|アタリゲームズ|~|
|稼動開始日|1984年|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|

**概要
-自機のビー玉(マーブル)を操作しゴールを目指すクオータービューのゲーム。
-操作はトラックボール(備え付けのボールを手で回転させて操作する物。マウスをひっくり返して固定した物だと思えばいい)を使って行う。
-サウンドは当時としては珍しいFM音源のステレオ演奏。

**システム
-クォータービューで描かれたマップ上で、重力にしたがって転がるボールをゴールまでたどり着かせればゴールになる。
--プレイヤーはトラックボールを動かす事で自機であるボールを操作する。
--道中には落とし穴や罠があり、ボールが操作不能に陥るとミスになる。
---ミスするとある程度の距離戻されてから復活するのだが、その都度大幅にタイムロスする事になる。
--ステージをクリアする毎に一定秒数追加されていく。1秒でも早くクリアすると、次のステージの制限時間がその分増加する。

**魅力
スーパーマリオブラザーズが発売される前年に、当時としては珍しかったFM音源を搭載しステレオでBGMを奏でていた。このベンベンでミョインとした音を奏でる音源はゲームの無機質な雰囲気に絶妙にマッチし非常にいい効果を出している。後にアタリのFM音源を使用したゲームはその雰囲気から「カクテルサウンド」と呼ばれる。~
音もお洒落ならグラフィックやギミックもお洒落で、不思議な生き物が画面の中で活き活きとうねうね動く。数少ない「トラックボールを生かしたゲーム」としては至極シンプルな楽しさを持ち、また側で見ていても楽しいゲームである。

----
**移植
-1991年、X68000、PC-9801の各移植版が発売された。発売元はホームデータ。
--また、1991年はエレクトロニック・アーツから[[海外MD(GENESIS)向けの移植>マーブルマッドネス (海外MD)]]もされている。しかしこれは移植度に難あり。

-1993年8月13日、[[メガドライブに移植版>マーブルマッドネス (海外MD)#id_bddf4370]]が発売された。発売元はテンゲン。
--パッドで操作する形式に変わってしまったが、引っくり返すとトラックボールになる「セガマウス」なる周辺機器を一緒に揃えると、一応トラックボールゲームとして遊べるようになる。
--とはいっても、セガマウスは決して安くない(5000円)。今となってはアーケードで見かける機会は少ないのに、操作機器が特異であるが故、家庭用移植のハードルも高い事が本作の難点である。
-PCエンジン版も予定されていたが、残念ながら未発売となってしまった。

-プレイステーション2のオムニバスソフト『ゲーセンUSA ミッドウェイアーケードトレジャーズ』にも収録されている。
--また、海外版PSPソフト『MIDWAY ARCADE TREASURES EXTENDED』にも収録されている。このソフトは国産のPSP本体でもプレイ可能である。 
-海外ソフトとしては、NES(海外版ファミコン)やマスターシステムなど、多彩な機種に移植されている。