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さんまの名探偵 - (2021/09/26 (日) 12:45:54) のソース

*さんまの名探偵
【さんまのめいたんてい】
|ジャンル|アドベンチャー|&image(sanma.jpg,height=200)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売・開発元|ナムコ|~|
|発売日|1987年04月02日|~|
|価格|4,900円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|意外にも堅実な推理もの&br()高難度のミニゲーム&br()''さんま本人に無断で発売''|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
吉本興業の人気お笑い芸人たちをフィーチャーした、実在芸能人とのタイアップによるタレントゲーム。ジャンルはテキストアドベンチャーゲーム。~
プレイヤーは桂文珍殺人事件の真相を解くため、自称「関西一の名探偵」明石家さんまの助手となり、一緒に事件を解決していく。
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**特徴
-同ジャンル先駆者の『[[ポートピア連続殺人事件]]』がテキスト中心で作られていたのに対し、本作では同社の『[[ドラゴンバスター]]』を思わせる全体マップの採用、捜査コマンドのアイコン表示、アイテムや人名のシンボル表示などといった、視覚的なわかりやすさを持つ仕様で構成されている。
--尚、全体マップには最初からナムコのビルが表示されているが、ただの飾りで実際に行く事は出来ない((これに関連して『ファミリーコンピュータmagazine』1987年10号の裏技コーナー『超ウルトラ技50+1』の名物「ウソテク(嘘の裏技)」に「ギャラクシガニで50,000点を超えてクリアするとナムコのビルに行ける」というものがあった。これにはナムコの社員も騙されたという逸話がある。))。

-捜査を行うに当たり使用するコマンドも、この類のゲームではあまり見ないユニークなものも用意されている。下記はその一例。
--捜査
---その名の通りこのゲームにおいて基本となる7種類のコマンド群。「調べる」「取る」といったオーソドックスなものもあれば、「''飲む・食べる''」といった風変わりなものも。~
基本的に捜査対象となる人物や物品は表示されたリストの中から選択することになるが、リストに無いものについては「カニカーソル」を動かして自分で探さなければならない状況もある。
--さんま
---通常の捜査コマンドでは解決できないような状況に陥った際、さんまに考えてもらうコマンド。ただし大抵の場面では一言二言コメントを言うのみで、使い所は少ない。
--&color(red){''どつく''}
---''会話をしている相手を殴りつける''、このゲームでも特に異端とも言えるコマンド。行動が行動のため使用する((通常はさんまに止められ、実際に相手をどつくような事は起こらない(例外あり)。))機会は「さんま」コマンド以上に稀。ただ相手次第では気軽にどつけてしまう。~
またこのSEがなかなかリアル。


-吉本興業の当時の主要人物(主に当時フジテレビで放送されていたバラエティ番組「オレたちひょうきん族」((1981年から1989年までフジテレビで放送。最高視聴率29.1%(1985年末のスペシャル)と人気番組だったが、この頃はTBSの「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」に人気を奪われていた上に、MCを務めていたビートたけしが軍団を連れて自ら起こした「フライデー襲撃事件」の影響で出演しなくなるなど低迷期に入る頃で落ち目だった。))の出演者多数)が実名で登場している。
--さすがに吉本興業の社長までは実名で出せなかったが。

-要所要所でミニゲームが挿入される。いくつか例を上げると、大量の落下物を避ける、ボタンを連打する、タイミングよくボタンを押す…などといった、まさしくミニゲームといった小粒なものばかりだが、元々妙なノリのゲームの中に、その場の雰囲気を崩さず自然に溶け込んでいる。

-『ポートピア連続殺人事件』と比べると難解な場面が比較的少ない反面、地雷選択肢やミニゲームの失敗でバッドエンド(全3種)というシビアな局面もわずかながら存在している。
--そのバッドエンドも、真犯人を見つけられなかった、最後の最後で犯人に逃げられる、と言った結末以外にも''捜査を投げ捨てて南の島に宝探しに行く''という一見コミカルなものもある。

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**評価点
-プレイしやすい。
--キャラクターが全体マップを直接移動するスタイルは、各調査場所の位置関係が明確。本作は太陽の塔など大阪の有名スポット以外にも新幹線で東京へ移動する局面があったり、事件現場周辺の位置関係が謎解きの重要ポイントになったりするため、この方式が上手く活かされている。
--怪しいオブジェクトや重要なオブジェクトはかなり目立つようになっていて、ポートピアほどの理不尽な画面内探索は必要ない(ただし、捜査と関係ない小ネタは全然目立たないところにある)。
--捜査に行き詰っても後述の「ギャラクシガニ」でヒントが貰えるので、どうしても先に進めないという事は少ないだろう。

-表現力・演出力が豊か。
--人物の立ち絵の出来が良い。本人の特徴をよく捉えている。
--人物がしゃべるときにアニメーションで口が動いてSEが流れる(しかも人物によって音が変わる)という当時のゲームとしては画期的な演出がある。

-明石家さんまが探偵というだけあり、そこかしこにちりばめられたギャグやさんまちゃんらしさが、重くなりがちな話をコミカルにしてくれる。
--わざわざBGM付でプレイヤー自身をからかったり、コマンドの中に「飲む・食べる」があったり、レオタードをかけてエアロビクス勝負したり、ある人物をゴシップネタで脅したりなど芸が細かい。
--FCでOKな範囲内でえっちな表現もあり、ある女性キャラクターの部屋では「その女性の全身を調べまわせるモード」や「手には入れられないが“あるアイテム”を見つけてしまうイベント」などが、事件とは全く無関係ながら用意されている。
--ミニゲームの一つの「''ギャラクシガニ''」という『[[ギャラクシアン]]』のナムコのセルフパロディはもちろんのこと、[[額縁のうしろにスイッチがある>ポートピア連続殺人事件]]というウソネタパロディなども存在する。
---「ギャラクシガニ」は単なるお遊び要素ではなく、クリアすると現在の捜査状況に応じたヒントが貰える便利なミニゲームである。
---「額縁の後ろにスイッチ」のくだりも、とある場所を調べるといきなりジングルが鳴ってからさんま自らがネタばらしをするという、ドッキリ仕掛けとなっている。
-二転三転するシナリオ展開、複雑な人間関係、事件の裏に隠された真相など、推理物の王道を踏まえた質の良いストーリーは評価されている。
--事件当時や事件後に不審な動きを見せる人物がかなり多く、調査の結果無実であったり本当に怪しかったりと、物語全体に大きな起伏がある。また、山場を盛り上げる「アリバイが磐石だった人物の意外な真相」といった王道展開もあり。
--ゲーム画面のコミカルさとは裏腹に、そのシナリオは『火曜サスペンス劇場』並みのシリアスさと言ってもいい。緊迫する最終局面、そしてその結末は、是非自らの手で一度は見て欲しい。
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**賛否両論点
-不気味なBGM
--重要な手がかりを発見した時などにはジングルが流れる。疑念、衝撃、喜び、落胆と言ったイメージで複数の種類が用意されている。
---しかしこのどれもが不必要なほどに不気味。しかも唐突に流れる事が多く、心臓に悪い。例外は喜びの場面で流れるものくらいである。
---子供時代にプレイしてこれらのジングルがトラウマになったという声も少なくなく、今でもプレイ動画で流れると怖がるコメントが多数書き込まれるほど。
--また、ジングルのみならずBGM自体が全体的に不気味である。捜査中の曲はプレイ時間の大半で流れるにもかかわらず、かなり気味が悪い。そして終盤で流れる曲は言いようの無い恐怖を掻き立てるほど。夜中に1人でプレイするのは勇気がいるかも。
---コミカルな演出は多いが、BGMの不気味さでそれをあまり感じられない事もある。
---その一方でミニゲームでは愉快な曲も流れる。特に追跡ゲームのBGMは緊迫したシチュエーションに反して楽しげな曲になっている。

-演出面でも同様で、タイトル画面でしばらく放置した後に始まるオープニングの桂文珍殺害シーンはかなり強いインパクトがある。
--タイトルがスクロールして画面外に消えたのち、主観視点(犯人視点)で文珍にズームアップしていき、殺される直前の文珍のドアップの顔と「&font(b,16,red){ギャー}」という叫び声の書き文字が大写しにされ、ブラックアウトした後、文珍の死体の1枚絵(絵そのものはコミカルだが)が上述の不気味なジングルと共に滴り落ちる血のように表示されるという、この上なく恐怖感を煽る演出になっている。
---その後、ニュースでさんまが事件の捜査に乗り出した事が告知されさんまがプレイヤーに協力を依頼する画面の後にタイトルに戻るが、このシーンも無機質なドットとただ「ピンポーン」とだけ鳴るSEなど、ごくシンプルな演出が却って不気味。
---一連の流れがタイトル画面から続いてほぼ無音((ナムコのファミコンゲームは基本的にタイトル画面が無音(タイトルBGM自体がない)のものが多い。))のまま淡々と映し出されていくので非常に恐ろしげであり、トラウマシーンとして挙げるプレイヤーも多い。僅かなSEも殺害時のジングルとニュースのピンポーンだけなのが余計に怖さを掻き立てている。
--不気味さでも極めつけと言えるのがバッドエンド時の演出。
---最初は捜査メモ入力時の明るいBGMが流れるのだが…そんな雰囲気をひっくり返すような鳥肌モノの演出も、文字とBGMのみの画面でありながらトラウマになりかねないほどに強烈。

-このように本作は、気味の悪いBGMと怖い位に淡々とした演出が得も言われぬ不気味さを醸し出しており、人によっては「下手なホラーゲームよりも怖い」とも言われることも。
--但し、殺人事件の雰囲気はよく出ており、捜査の進展に合わせて緊張感や不安感を否応なしに煽るという演出としては秀逸である。

-事件の真相について
--人間関係や事件の背景を紐解き、謎を解き明かしていく過程は面白いのだが、肝心のトリックや犯人、動機はひねりも少ないベタな展開と言わざるを得ない。
--特に殺人の手口はミステリー的なトリックを期待すると肩透かしを喰らうだろう。著名芸能人をフィーチャーしたキャラゲーということで、あくまで解決に至るまでのプロセスを楽しむものと言えようか。
#region(事件の真相(ネタバレ注意))
犯人が文珍を殺害した動機は、彼に宝石の密輸をしていることを知られ、止めるよう直談判されたため。殺害後、密輸宝石を隠しておく為の隠し部屋を通って、別の部屋に遺体を動かした…というものだった。~
遺体が置かれる前の部屋に複数の人物がそれぞれの思惑で忍び込んでいたり、第一発見者が後に重要証拠となる文珍の遺品を盗んでいたり、死亡前の文珍の行方という核心となる事を知りながら話さない人物がいた為、さんまとプレイヤーはあちこち振り回される事となったのである。捜査を進めるうちに紳助が死亡するが、これは殺害間もない現場を目撃し、それをネタに犯人を脅迫した為自殺に見せかけ(加えて、文珍殺害の罪をなすりつけられる形で)殺される事となったのである。
--この通り、''文珍が警察に通報さえしていれば、犠牲者が出ることもなくあっさり解決したであろう事件である。''ただ、文珍としても自身と深い関わりのある犯人のことを思ってすぐに警察に通報しなかったのだろうが、犯罪者に対してあまりにも迂闊な対応である。
//バレバレとは思うものの犯人の名前は伏せてみました。
#endregion

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**問題点
-高難易度のミニゲーム
--ゲーム内にはいくつかのミニゲームが入っているが、その中の一つ、住之江競艇場のボートレースの難易度がやたら高い。
---内容はシンプルなボタン連打によるレースゲーム。シンプルなだけに''出来ない人にはどうしようもない''。
---しかもこのミニゲーム、クリアに必須である。その為、「ゲーム最大の難所」とまで言われる事も。
--追跡ゲームはターゲットが隠れた家を当てる必要があるのだが、これが運任せ。チャンスは何度かあるが、運が悪いと逃げられて失敗してしまう。
---しかも最後の犯人を追うシーンでは失敗するとバッドエンドになってしまう。
//もしかして隠れる家にパターンがあるのでしょうか?もしそうなら訂正して下さい。
//隠れる家にパターンはないが、別マップへ繋がる画面外の地点のうち、ある場所に入り込むと失敗するようになっていたはず。ソースは87年5~7月あたりの月刊ファミリーコンピュータマガジン。
--ギャラクシガニは1000点獲得すると惑星か流れ星のどちらかがランダムで出現するが、惑星が出ないとボスと戦えず、またスコアを稼ぐ羽目になる。これも運が絡む。
---クリアしたとしてもヒント自体がわかりにくいものも多々ある。その中の「食べ物」に関しては紛らわしいフェイクがある。
--最序盤の捜査メモを入手するためのミニゲームはそこまで難易度が高いわけではないのだが、慣れないうちは何度か失敗しがち。
---何が問題かと言えば、''これをクリアしないと捜査メモが手に入らない、つまりゲームを中断できない''という点。
---もちろんノーコンテニューでクリアまで突っ走るなら不要だが、ボリューミーな内容なのでクリア手順を知っていなければ厳しい。通常なら必然的にまずこのミニゲームをプレイさせられる。

-プレイヤーの設定に大した意味がない。
--ゲーム開始時に名前を入力し、さんまと二人で調査を進めている体なのだが、「設定上はプレイヤーが指示してさんまが行動する」という形とはいえプレイヤーがゲーム中で特に何かするわけではない。
---例えば、二人の力が必要そうな場面でも行動するのはさんまのみ。
---出番といえば最後に見当はずれなことを言うだけ。これなら名前など入れる必要もなく「プレイヤー=さんま自身」でよかったのではないだろうか?

#region(持ち物の動向が一部不自然(ネタバレ注意)。)

-ダイヤ(アフリカの星)はラストの一歩手前で闇の帝王に渡さなければならない。当然渡したら手元にはなくなる。
--なのに「たこやき」は渡しても失われず最後まで持っている。&s(){もう腐ってるかも…?}

#endregion

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**総評
無機質になりがちなコマンド選択型アドベンチャーのシステム周りに視覚的なわかりやすさを加え、さらにキャラクター性を生かしたユーモアやギャグを織り交ぜ、手詰まりを起こしにくいほどほどの難易度に抑える…と、全体的にまとまりの良い仕上がりとなっている。~
アドベンチャーとしてもキャラゲーとしても丁寧な仕事ぶりの光る、ファミコンにおける芸能人タイアップものとしては唯一と言っていい良作である。
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**備考
-後年、同じ吉本芸人であるナインティナインをメインにすえた『ナイナイの迷探偵』が発売された。推理アドベンチャーとしての要素はほとんどなくなっており、「クソゲー」扱いを受けている。この『ナイナイ』には本作のBGM・ネタ(パッケージの取り込み画像まで登場する)が随所にさりげなく入っている。
--明石家さんまは登場しないが、西川のりお・太平サブローが引き続き出演。しかも、のりおはこっちでも「事件の鍵を握ってそうな怪しい人物」になっている。

-''『さんまの名探偵』に登場した吉本芸人たちに出演料は支払われなかった''。~
しかし、桂文珍はゲーム内で殺されていることを知り、会社に出向き「''わし、死んでるみたいやねんけど、御香典もらえまへんか?''」と言い、出演料をもらったとのこと。~
さらに当時司会をしていた「はなきんデータランド」で自分が殺されることを、プレスリリース前にネタばらししている((もっとも、オープニングの段階で殺されるため、バラしても問題は無かったというのはあるかもしれない。多分に意趣返しもあっただろうが…))。
--この他にも文珍の登場するゲームがある。ファミコンの特別TV番組内で放映された「マイティボンジャック」の改造ゲーム『マイティ文珍ジャック』。番組参加者にプレゼントもされたが配布本数は30本未満とかなり貴重なソフト。詳しくは[[コチラ>https://web.archive.org/web/20190306224910/http://www.geocities.co.jp/Playtown-King/6479/faminko.htm]]と[[コチラ>https://famicoms.net/blog-entry-292.html]]のページで紹介されています。

-因みにこのゲーム、肝心要の主人公である''さんま本人に無許可で出されている''。~
といっても、ナムコが許可を取らなかったわけではなく、きちんと「吉本興業には」許可を取っていた((前述の「出演料は支払われなかった」の桂文珍のエピソードからもわかるように、出演者は基本的に無許可で、事後承諾すらしていない))。~
ところが、吉本の担当者がさんまに話を持っていかず、多忙なのをいいことに知らんぷりをして握りつぶしてしまったのである。これは吉本興業の悪癖であり、本人に許可も取らずにグッズを出してしまうことは、吉本社内ではごく当たり前のことらしい。
--一例として、このゲーム発売より遥か後に、吉本芸人がたくさん登場するパチンコ機が企画され発売されたのだが、その中に「ナインティナイン」が本人たちの知らないところで出演させられていた(顔写真を無断で使っていた)
---そのことを会社の木村部長(当時)に指摘すると「''バレたか''」と開き直りの一言で済まされ、結局ギャラも「そのうち払う」との口約束のまま払われることなく、木村部長が吉本興業を退社して話が有耶無耶になってしまったという実話がある。
--さんまはこの事を未だ許しておらず、''会社の俺への裏切り行為''とまで発言している。そのため、これだけ出来がよく売れたソフトであるにもかかわらず、自分からは話題に出したがらない。
---さらに、『ゲームセンターCX』で挑戦ソフトとして「使いたい」旨を、有野課長が直接頼んだ際にも使用許可を出しておらず、問題の根が相当深いことを伺わせている。
---ただし、本人は決して高圧的な態度等はとっておらず、申し訳無さそうに断っていた。有野を恨んでいたというわけでも、「さんまの名探偵」というソフトに対して怒り心頭というわけでもない。~
しかし心情的にも、けじめの一種として許可できないのだろう。

-後半、しんすけ(島田紳助)との会話である事をすると、さんまがしんすけに対し「''しんすけ ゆうたら やくざ や。''」と言うシーンがあるが、発売から24年経った2011年、島田紳助は暴力団がらみのごたごたで本当に芸能界を去ることになってしまった。
--ゲーム中に登場する人物のほとんどがしんすけに対して金(ギャラ)関係の話を明かしており、守銭奴じみたキャラとして描かれている。後のプロデュース業や飲食店などの多角経営を見るとそれを暗示しているとも言えなくも無い。
--2013年、ロンドンブーツ1号2号の田村淳がニコニコ生放送で本作をゲーム実況者としてプレイしてる時にこのシーンが流れ、なんとも言えない顔をしていた。
--ちなみに本作のCMは芸人たちと社長が集まって「さんまの名探偵」発売について議論するといった内容になっているが、紳助は「こんなもん売れるか!」と一喝する社長(西川のりお)に対し、本作のソフトのパッケージをずいと見せながら「でも社長! 明石家さんまですよ!」とプッシュするという、妙な役どころで出演していた。
//なお、吉本と無関係の「ドラゴンスレイヤーⅣ ドラスレファミリー」及び「デジタル・デビル物語 女神転生」のCMにも同じメンツで出演しているが、この2本は設定が異なり、ナムコのコールセンターの係員となり、引っ切り無しにかかってくるゲーム中のヒントを求める電話に答えるという前後編の前編にあたる「ドラゴンスレイヤーⅣ ドラスレファミリー」から、後編の「女神転生」は「ドラスレⅣ」より難易度が低い?から電話はかかってこないと油断してたらやっぱりヒントを求める電話が鳴り響く、というオチ。おそらく出演した芸人達にナムコはCM3本分の額の出演料を払わなくてはならなくなった事情があったものと思われる。

-とある場所に立ち寄り、特定の箇所をカニカーソルで調べると[[某大物タレント>たけしの挑戦状]]の写真が落ちているのを発見できる。
--ただし、見つけた途端''さんまが怒ってビリビリに破いてしまう''ので、入手することはできない。

//-ファミマガにおいて「ビルでパックマンがプレイ出来る」というウソ技が紹介されたが、『ハローパックマン』でウソ技が現実のものになった。
//↑ゲーム内ゲームとして共通点はありそうなものの、関連性が明確ではなさそうなのでCO

-2012年に発売されたエロゲー『はるまで、くるる。』の初回特典として『''あきおの名探偵''』という本作のパロディゲーが存在する。
--タイトルだけでなく、パッケージやシステムも本作を真似て作られている。