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ガイア幻想紀 - (2014/04/26 (土) 02:29:44) のソース

*ガイア幻想紀
【がいあげんそうき】
|ジャンル|アクションRPG|CENTER:&image(588383_67725_front.jpg,height=160)[[高解像度で見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=3551&file=588383_67725_front.jpg]]&br()[[裏を見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=3551&file=588383_67725_back.jpg]]|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売元|エニックス|~|
|開発元|クインテット|~|
|発売日|1993年11月27日|~|
|定価|10,290円|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''クインテットの神様リンク''&br()[[アクトレイザー]] - ソウルブレイダー - ''ガイア幻想紀'' - [[天地創造]] - ソロ・クライシス|

**ストーリー
少年テムはかつて、父と共にバベルの塔の調査へと向かった。しかし父の率いる探検隊は行方不明となり、唯一生き残ったテムも当時の記憶を失っていた。~
その後、テムはとある田舎町にて、心優しい祖父母の元で平凡な生活を送っていた。しかしある時、城から彼宛てに一通の手紙が届く。~
「水晶の指輪を持参するように」と…。~

**概要
-クインテット製アクションRPG三部作の二作目。『ソウルブレイダー』『[[天地創造]]』とあわせて、ソウル三部作とも呼ばれる。
--一部グラフィックや効果音が使いまわされているだけで話のつながりは殆ど無い((一応、話の骨格が「何らかの原因によって本来あるべき姿ではない世界を、主人公たちが本来あるべき姿にする」という共通点はある。))。
-謎解き要素豊富の見下ろし型アクションRPG。難易度は平均的で、体力回復アイテムが入手可能個数が限られるものの存在する。
-操作アクションは十字キーを使った移動とダッシュ、物を引き寄せる超能力、攻撃、持ち上げ、アイテム使用、となっている。
--アイテム使用は上記の体力回復アイテム以外、戦闘シーンで用いる事は稀。
-レベル制ではなく、ステージ中にいる全ての敵を倒すか、ボスを倒す事でステータスが上昇する。
-回復とセーブを行う闇の空間という場所では新たな必殺技の会得や、別形態への変身が可能。また、様々な場所で攻略に必要なアイテムを手に入れる。
-シナリオはSF作家の大原まり子女史、キャラクターデザインは漫画家の萩尾望都女史が担当。
--ただし、大原まり子はテキスト執筆という意味でのシナリオの担当であり、プロットはクインテットのスタッフによるものである模様。

**長所
-アンコールワットや黄金船、地上絵や空中庭園と言った遺跡や伝説の地がダンジョンとして登場する。
--外観や中身は現物とは全く違うが、BGMは合わせたものになっているため雰囲気は一般的なイメージに近い。
-本作で最も評価が高く、良作評価にまで押し上げているのはシナリオである。
--生命の進化や文明の意味。それらを追求する過程で友人達との死別や恋愛が描かれており、これらが少年的で初々しい。
--一方で奴隷市場や人食い族と言った物まで登場する生々しさも。
--劇中には登場人物との死別も描かれ、軽くトラウマになったとの声も。
-中盤のダンジョン「空中庭園」。
--表裏一体の構造なのだが、そのシステムを巧みに活用した謎解きには頭をひねらされる。
--爽快感あふれるBGMも好評。

**短所
-演出・システム共に平凡。SFC以上でも以下でもなく特徴が無い。
-隠し要素解放アイテムである赤い宝石の入手に一部無茶要求がある。
--出会った人を売り飛ばさなければ入手できないものがあり後味が悪い。
--ノーヒントである場所を出入りしていると、これまたノーヒントで何の特徴も無い壷が登場し、そこから入手。
--ストーリーを進めると過去の町やダンジョンに戻ることが出来なくなるため、取り逃した場合は最初からやり直さないとフルコンプできない。
-一部、「詰み」が生ずる。
--ダンジョン「万里の長城」では飛び降りることが可能な穴が多数登場するが、ダッシュしながら飛び降りると操作不可能になりハマる。意図せずにやってしまう可能性もあるので隠さず表示。
#region
--こちらは、知っててやらないと発生しえないレベルだが、テムの変身した剣士フリーダンが、ヤミの力「ダークフライヤー」を取得することで進めるようになるシーンがあるが、実はうまく操作するとダークフライヤーを取らずに進めることができてしまう。その場合、次のダンジョンを攻略できず、引き返すのも無理。
#endregion
-ストーリーはイベントごとにぶつ切り気味で、ところどころ矛盾がある。また、ぶつ切りは終盤になるほど顕著になる。
--たとえば、「月の種族」という幽霊のような生命体が登場するのだが、初登場時は不気味でこそあるものの中立的な存在だった。しかし、再登場時には主人公の仲間キャラの両親を殺してしまう凶悪な存在に突如変貌する。なぜ月の種族が両親を殺したのかという理由は全く示されず、それっきり月の種族は出てこない。