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スーパーボンバーマン4 - (2015/05/05 (火) 02:08:16) のソース

*スーパーボンバーマン4
【すーぱーぼんばーまんふぉー】

|ジャンル|アクション|&amazon(B000068I25)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|メディア|16MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|ハドソン|~|
|開発元|プロデュース&br()ハドソン|~|
|発売日|1996年4月26日|~|
|価格|7,777円(税別)|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[ボンバーマンシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/927.html]]''|

**概要
-スーパーボンバーマンシリーズ四作目。今作の新要素はなかなか大胆なものが多い。

**今作の新要素
-新アイテム「プッシュ」。他のボンバーマンを突き飛ばせる。
-パワーグローブで他のボンバーマンを投げ飛ばせるようになった。
--Bボタンを押すとボンバーマンがふんばり、移動できない代わりに上記二つのアクションに防御できる。
--何もしないで立っていると死んでしまうリスクが格段に上昇。上記2つのアクションを使うためのバトルステージもある。

-ノーマルゲームでは敵を乗り物に出来るようになった。敵によってさまざまな能力がある。
--乗れる敵は倒すとタマゴに変化。タマゴを取る事で乗り物に出来る。タマゴは生物系と機械系があり、同系統の卵は最大2個まで予備としてストックすることができ、ボンバーマンの後ろをついてくる。なお、ストックしたタマゴは相手が触れると奪われ、炎に触れると消える。
--また、二人プレイ限定としてボーナスステージが登場。入るとその時点でそのステージはクリアとなり、更にアイテムを獲得出来るボーナスステージに挑戦出来る。制限時間は30秒。ボーナスステージは爆弾で破壊できない壁に囲まれているか隠されているため、入るには「パワーグローブ」または「プッシュ」を持っていることが必要。

-バトルモードではボンバーマン以外のキャラに特殊能力がついた。ただし強力な能力は使用後一定時間パワーダウンする。
--前作で登場したバトルグループシステムとゴールデンボンバーも続投。最大で42ステージまで拡大し、勝ったボンバーマンが金色化する。
-「チャンピオンモード」コンピュータの操作する四天王&グレートと対戦。ルールは3勝先取。全員倒すか負けると終了し、その時点での成績でランクが決まる。
--ステージは「しびれてぼん」で固定。アイテムも初期から持っていてガチ勝負となる。
--ノーマルボンバーでクリアするとエンディングで「チャンプ」の称号がもらえる。
-「マニアックモード」アイテムの種類や数を自由に決めたり、ハンデキャップとしてプレイヤーの体力を個別に設定できる。
--ただしステージは「いつもの」で固定。
-みそボンの飛距離や火力が上昇。爆弾をぶつけるとばらまくアイテムが複数になったこともあり、残ったプレイヤーにより大きな影響を与えられるようになった。

-高火力爆弾「デンジャラスボム」。
--ボムキックされた爆弾同士が衝突すると、合体して「デンジャラスボム」に変化する。また、デンジャラスボムをさらに合体させることで、より強力なデンジャラスボムを作成することができる。特に最終段階である「ハイパーデンジャラスボム」は画面を埋め尽くす程の凶悪な火力を持っており、プレイヤーに強い衝撃を与えた。なお、作成手順が多人数プレイを前提とした特殊なものであるためか((一応、ステージによっては一人で作ることも可能))、後のシリーズではほとんど登場していない。

-その他、ボンバーマンのマスコットというべき「ハニー」「小鉄」に変身出来る「コスプレ」。一定間隔で様々なアイテムに変身していく「セレクトアイテム」が今作のみだが登場。また、「パワーグラブ」が復活。


**難点
-ノーマルゲームではあちこちにボーナスステージへの入り口があるが二人同時プレイでないと行けない。
--但し、ごく一部のステージにあるボーナスステージは特定のアイテムを所持していれば強引に入ることも可能。
-ノーマルゲームのボリュームが前作より低下。
--ステージ数が1つ減ったうえに、最終ステージはいわゆるボスラッシュである。ただしボスラッシュはボンバーマンシリーズとしては初めての試みな上に、今作は全体的にボスの難易度は高い。
-対戦モードの一部ステージではCPUが強さを最大に設定していても勝手に自爆してしまうことが多く、簡単に勝ててしまう。
--特に、ステージ8「ぐるぐるすろっと」では何故か無防備のまま立ち尽くすCPUが続出するため、せっかくのギミックを楽しめないままバトルが終了してしまうことが多い。
-乗り物の一つ「ダンシングピエロ」が強すぎる。
--音符を飛ばし当てた相手を躍らせる。踊ってる間は完全に無防備になり隙だらけになる。音符のスピードがかなり遅いという欠点はあるがそれでも強すぎる。
-キャラの特殊能力にも格差がある。
--特にジェットボンバーが強キャラとされ、特殊能力発動中は無敵の為、高速移動中の際のジェットの噴射の火力で敵を倒したり、挟み撃ちされても特殊能力を使用することで容易に回避することができる。これを反省してかボンバーマン(PS版)では各キャラの特殊能力の性能のバランス調整が計られている。
//さらに特殊能力使用後のパワーダウンするデメリットをなくすことができるパスワードも存在するため、それと併用すると多少のアイテム差があっても勝ててしまう((強力な能力を持つものについては最弱状態を含めてバランスを取っているため、それを裏技で外せばバランスが崩れるのは当然のことでもある。))。
//脚注で指摘されているとおり、この部分を問題点呼ばわりするのはさすがに厳しいだろう。
//''ほとんど爆弾を設置せずとも勝ててしまう程''手が付けられない強さとなってしまう。(一応、発動前に少々隙ができたり高速移動中は制御ができなかったりという欠点もあるがほんの些細なことである。)これを反省してかボンバーマン(PS版)では各キャラの特殊能力の性能のバランス調整が計られている。
//さっきも書いたけど、ジェット一強じゃないし、欠点は些細なことじゃないって。そのまま差し戻すならせめて理由をつけてくれよ。
-BGMに前作からの使いまわしが多い。
--新規曲は、各ステージBGMやラスボス戦、OPとタイトル画面とED、ゲームオーバーくらいである。((ボンバー四天王などの中ボス戦は前作のボス戦、巨大メカなどのエリアボスは前作のラスボス戦から、対戦モードでのセレクト画面やバトル中のBGMは同じ場面のものがそのまま使いまわされている。その他、パスワード入力やステージセレクト画面などのBGMもやはり前作からの流用。))
//脚注によるとむしろ使いまわしは少数だと思うが他作品に比べると多いのかもしれない 使いまわしを問題点と断定できるかは難しいが(人気曲なら残せという意見もある)
-「ボムキック」がボンバーマンシリーズの中で凶悪性能を誇る。
--ボムキックは体当たりした爆弾を前方に蹴り飛ばせるアイテム。遠くに飛ばしたり、任意に止めたり出来るのはシリーズ共通だが、この作品のみ、ボタンで爆弾を任意に止めた後そのボタンを押しっぱなしにしておくとなんと爆弾が固定される。これを知っている人が行なうと、爆弾に挟み込まれた際に今までボムキックで脱出出来たのが、今作では脱出不可能になるという事態になってしまう。
-隠しステージが練りこみ不足。
--ジョイパットによる連射機で出現する隠しステージの1つ「はたはたとりとり」は旗が存在し、旗が燃やさせると色に対応したキャラクターも退場する。自分と旗の二つを守るという発想は面白いのだが、この旗を持ち上げれば解決してそれっきりになるので死に要素となっている。しかも出現するアイテムも旗を持っていても影響無しのものばかりなうえCPUも同様に持ったら持ちっぱなしなので尚更。一応、四天王&ボンバーグレートの特殊能力の使用を抑制する効果はあるが、むしろ面白さを阻害してしまっている。
--特にジェットボンバーは持ったまま特殊能力を使用すると、持っている旗を焼いてしまうのでうっかりどころではなくなる。
-誘爆の仕様が従来と異なり、起爆した爆弾に誘爆する爆弾も含めて全て一度に爆発するようになった。
--この仕様は今作のみで、次回作では改善されている。

//-バトルゲームでボンバーマンには何の特殊能力もないので不公平感がある。
//そういうハンデだと思うので難点というには弱い気が。

**総評
新要素によってさらに過激になったボンバーマン。~
ちょっと荒削りな部分も見えるが、十分遊べる出来。