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ぷよぷよ!! Puyopuyo 20th anniversary - (2014/03/18 (火) 17:23:33) のソース

*ぷよぷよ!! Puyopuyo 20th anniversary
【ぷよぷよ とぅえんてぃーす あにばーさりー】

|ジャンル|アクションパズル|CENTER:&amazon(B005BKO3ES)&br;&amazon(B005QJ6FEK)|CENTER:&amazon(B005QJ6EE6)&br;&amazon(B005QJ6FX6)|
|対応機種|ニンテンドーDS&br;ニンテンドー3DS&br;Wii&br;プレイステーション・ポータブル|~|~|
|発売元|セガ|~|~|
|開発元|【DS/3DS】セガ、ハ・ン・ド(開発協力)&br;【Wii/PSP】オーツー|~|~|
|発売日|【DS】2011年7月14日&br;【3DS/Wii/PSP】2011年12月15日|~|~|
|定価|【共通】通常版:5,040円&br;【PSP】ダウンロード版:4,500円&br;【DS】初回限定版:8,379円&br;【3DS】限定版:8,715円|~|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[魔導物語・ぷよぷよシリーズ関連作品リンク>魔導物語・ぷよぷよシリーズ]]''|

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#contents(fromhere)
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*概要
-『ぷよぷよ』シリーズ20周年の記念作品。『[[ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary]]』と同様にナンバリング本編ではなく、同作同様のお祭り作品。公式での略称は『ぷよぷよ!!』もしくは『ぷよ!!』。ファンからは『20th』とも略される。
-ストーリーの舞台は『[[ぷよぷよフィーバー]]』等と同じ「プリンプタウン」で、物語の流れとしては前作『[[ぷよぷよ7>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/784.html]]』からの続きとなる。魔導キャラ、フィーバーキャラに加え、今回は『ぷよぷよ7』のキャラ達も違う世界から飛ばされてきた設定で、物語が展開する。
-DS版、Wii版、PSP版、3DS版の4機種で発売された。各機種版ごとの違いについては[[こちら(外部)>http://www45.atwiki.jp/puyo20th/pages/13.html#id_1c37fd50]]。また、3DSの『ニンテンドーeショップ』にて、一部のルール、ゲームモードを抽出した3DSダウンロードソフト『ぷよぷよ!!ミニバージョン』が配信されている。こちらは、通信対戦のモードが搭載されていない1人用のソフトで、価格は300円。

*評価点
**新旧豊富なルール
-今回は「[[ぷよぷよ]]」「[[ぷよぷよ通]]」「[[ぷよぷよフィーバー]]」「なぞぷよ」といったおなじみのルールから、シリーズでは久々の復活となった「[[ぷよぷよSUN]]」に加え、『7』を少しアレンジした「でかぷよラッシュ」「ちびぷよフィーバー」、さらに今作の新ルールとして「ちびぷよはっくつ」「とっぷう」「スロット」「よんてさき」「ブロック」「アクティブ」「クロスかいてん」「カルテット」の計15種類ものルールが最初から遊べる。さらに、『ぷよぷよ!』に収録されていたルールのうち5種類が隠しルールとして再録されており、ゲームを進めることで合計20種類ものルールがプレイ可能となる。このほか、2対2で対戦する新モード「ペアでぷよぷよ」も収録。収録されているルール数は、シリーズでは過去最多となった。

**キャラクター
-初代『ぷよぷよ』、『ぷよぷよフィーバー』、『ぷよぷよ7』から&bold(){24名ものキャラクターが参戦}。旧作で人気だった「ウィッチ」が久々に復活参戦したことや、前作でリストラされていたフィーバーキャラの復活に喜ぶファンも多い。
-さらに通常キャラのバージョン違いとして、衣装や姿が異なるチャレンジキャラ6名((『フィーバー2』ボスだった「あやしいクルーク」含む))、姿は同じだが連鎖ボイスの声色が違う声違いキャラ11名((「りりしいこえのアルル」「こわがりなこえのラフィーナ」など、普段のイメージとは大きく違った声のキャラクターでプレイもできる。また、キャラによっては一部の台詞やCPUの強さが変わる。))が隠し要素で存在しており、それを含めれば41名ものキャラクターでプレイすることができる。
--ただし、「ストーリー」モードで個別ストーリーが用意されているのは通常バージョンの24名だけである。

#region(登場キャラクター(ネタバレ))
-初代『ぷよぷよ』:アルル、シェゾ、ルルー、すけとうだら、ドラコケンタウロス、ウィッチ、カーバンクル(隠)、サタン(隠)
-『フィーバー』シリーズ:アミティ、ラフィーナ、シグ、リデル、クルーク、おにおん、ユウちゃん&レイくん、どんぐりガエル、フェーリ、レムレス、さかな王子、アコール先生(隠)
-『ぷよぷよ7』:りんご、まぐろ、りすくませんぱい、エコロ(隠)
-声違い(全て隠し):各作品の「ARS」9名、サタン、エコロ
-デザイン違い(全て隠し):あやしいクルーク、くろいシグ、きいろいサタン、あかいアミティ、しろいフェーリ、かわったエコロ
#endregion

-前作で組ぷよパターンが過去のキャラで流用されていた『ぷよぷよ7』の新キャラは全員、フィーバーキャラの復活に伴い、新たな組ぷよパターンが設定し直された。
-キャラのイラストの画風が変わり、今までよりもやや丸く柔らかいタッチになった。
--キャラクターデザインは『[[ぷよぷよフィーバー2]]』や『ぷよぷよ! 15th』で担当していたNino氏が復帰して担当。ちなみに、前作『ぷよぷよ7』でキャラクターデザインを担当していた三瓶映氏は、今作ではアートディレクションを担当している。
--なお、Nino氏は『15th』の後にセガから独立してフリーイラストレーターとなっているため、今作では外注としての参加となっている。

**「ストーリー」モード
-今作ではチャレンジ、声違いを除いた全キャラクターにストーリーが用意されている。特に『ぷよぷよ7』で登場した「りんご」「まぐろ」「りすくませんぱい」は描写がかなり増えている。旧キャラもはっちゃけているにも関わらず、不評は意外と少なかった。
-今作のストーリー(まんざいデモ)は24キャラのそれぞれに8話ずつ用意されており、さらに条件を満たすと【&color(white){最終章(エクストラ)の8話}】(※ネタバレ防止のため白反転)も出現する。このためストーリーのボリュームは非常に多い。
--最初は『7』の主人公であるりんごしか選べないが、ストーリーをクリアするごとに関連するキャラクターのストーリーが解禁されていく。
--また、『15th』とは異なり今作ではそれぞれが全く別々の目的を持ってストーリーが進行するため、話のバリエーションも広がっている。
-今作は過去作を元にしたネタを多く取り入れており、旧作をプレイした人ならわかるようなセリフやシーンも存在する。

**初心者から玄人ぷよらーまで遊べる難易度
-過去作と同様に「おぷしょん」内でゲームの「なんいど」を変更でき、「やさしい」や「すごくやさしい」にすれば、初心者でも「ストーリー」モードをクリアできるレベルとなっている。
-また、ぷよぷよの基本や各種ルール、連鎖のテクニックを学べる「がっこう」モードが前作『ぷよぷよ7』から引き続き搭載されている。また、「とことん」モード内にて、「とことんぷよぷよ」に巻戻し機能が付いた「とことんれんしゅう」が新たに搭載。連鎖を組めない初心者もステップアップしやすい、やさしい設計となっている。
-一方、ぷよぷよを極めてきた人たちにとっては、なんいどを「むずい」にしてもCPU戦では物足りないバランスであったが、今回は非常に難しい問題や手ごわいCOMと勝負できる「チャレンジ」モードを追加。10連鎖以上をするとクリア等の難易度の高い問題や、非常に強いCPU達に挑戦することができるようになった。
--DS版では、「チャレンジたいせん」の一部ルールの難易度は低めだったが、3DS版以降では強化された。

**その他
-『ぷよぷよ7』で好評だった「クイックドロップ(一部ルールのみ)」や「れんしゅうノート」が引き続き搭載されている。
-『ぷよぷよ7』で減少していた連鎖アニメ(だいへんしんモード時のカットインも含めると数自体は減ってはいなかったが)が増加、その演出も過去作にくらべてパワーアップしている。また、おじゃまぷよを相手にお返しする際の連鎖アニメやボイスも復活している。
-このほか、組ぷよの「ちぎり」が若干遅くなり、前作にあった「だいへんしん」ルールはアレンジされた新ルールに変更されたり、「ぷよぷよフィーバー」ルールでは連鎖のタネのパターンや細かな仕様が『ぷよぷよフィーバー』初期の形式にもどっている等((連鎖のタネの配置がやや素直で見やすい、フィーバータイムの増加方法は自分の連鎖ではなく相手が相殺したら増える、フィバでの最大連鎖倍率上限が前作までの999→当時の699に戻った、など))、細かい変更点が多い。
-隠し要素で、連鎖ボイスを旧作風の内容(声優は本作のまま)に変更できたり、『ぷよぷよSUN』ルールはゲームボーイ版『ぽけっとぷよぷよSUN』をそのまま再現したルールに変更してあそべたりする。

*問題点・賛否両論点
**ストーリーに関して
-今作のストーリーで最初に選べるのは『7』の主人公であった「りんご」のみ。りんごのストーリーをクリアすると、『7』出身のまぐろ、『フィーバー』出身のアミティ、初代出身のアルルのストーリーがそれぞれ出現し、各3世代のキャラ達のストーリーを順にクリアしていくとそれぞれのキャラ達、そして最後にボス(エコロ、アコール先生、サタン、カーバンクル)が開放され、全キャラクリアすると【&color(white){最終章(エクストラ)}】(※ネタバレ防止のため白反転)が出現するという形式になっている。
--誰をクリアしてどのストーリーが出現するのかは完全に固定。このため、『15th』とは違い目当てのキャラクターによってはストーリーをすぐにプレイすることができず、かなりの遠回りを強いられることも。特に歴代ボス勢まで解禁するのはかなりの道のりとなる。
--また登場キャラクター数の関係か、『フィーバー』初出であるはずのどんぐりガエルが何故か魔導組のルートに含まれている。当然サタンやカーくんの出現条件にも含まれる。

#region(解禁順フローチャート(参考))

りんご~
 ├━まぐろ━━━りすくませんぱい━━━━エコロ~
 │~
 ├━アミティ~
 │  ├ラフィーナ━━シグ━━━クルーク┐~
 │  ├リデル━━━おにおん━━フェーリ┼アコール先生~
 │  └ユウ&レイ━さかな王子━レムレス┘~
 └━アルル~
    ├シェゾ━━━━ルルー━━━━┐┌サタン~
    ├ドラコ━━━━ウィッチ━━━┼┤~
    └すけとうだら━どんぐりガエル┘└カーバンクル~

#endregion
--ただし、救済措置として隠し要素の全解禁を行える隠しコマンドが存在しているため、徐々に解禁することが面倒ならばコマンド入力でクリア数を無視していきなり全話をプレイ可能にすることもできる。
-全キャラにストーリーがあるとはいえ、いわゆる「キャラ崩壊」がおきているのもちらほら。旧キャラのキャラ崩壊を怒る声もあるが、逆に(フィーバーの世界が舞台であるのにもかかわらず)フィーバー勢の影が薄くなっているという声も。
-また、前作に続き、いわゆる「全年齢対象」とは思えないようなギリギリのネタもいくつか存在しており、直接的ではないものの、別のことを連想させるようなフレーズを使っている箇所がある。ただし、過去の『ぷよぷよ』シリーズにもそういう路線の描写は存在し、特別激しいネタという訳ではないものの、良くも悪くもはっちゃけている今作のストーリーでは、それが目立っている。
-今回は旧作のネタを多く取り入れようとしている傾向もあるのだが、露骨に過去ネタをなぞって、やや不自然な展開やセリフになっている箇所もある。
-また、『ぷよぷよ!15th』や『ぷよぷよ7』のストーリーを中途半端に引き継ぎ、一部のキャラは過去作の流れで面識があると思えば、一方で初対面の反応に戻っていたりするキャラも居る。
--ただし、これは過去のシリーズでもしばしば見られたことである。
-前作とは異なりそれぞれが独立した別々のストーリーを持った結果、出現する対戦キャラの偏りが非常に多くなっている。多くのストーリーに相手として出現し出番の多いシェゾやサタンなどに比べ、例えばカーバンクルやさかな王子は僅かにしか出現しない。また、旧ぷよ(魔導)以外のキャラとはほとんど関わらないアルルについても賛否両論。
--だが、他シナリオで出番の少ないキャラでも自身のストーリーはきちんと持っているため、過去作のようにちょい役だけで終わるような状況よりは遥かに優遇されている。
-旧ぷよ(魔導世界)、ぷよぷよフィーバー(プリンプタウン)、ぷよぷよ7(チキュウ)という3つの世界の出身者が複雑に入り乱れているにも関わらず、それに関する詳しい説明は作中ではほとんどないため、過去作をプレイしていない人にはやや置いてけぼりな感覚になる場面も。
--作中のストーリーに関しては、基本的にぷよぷよフィーバーのプリンプタウン内のみで完結している。ストーリーの大筋は過去作をプレイしなくてもわかる内容である。

**ルールに関して
-15周年の『ぷよぷよ!』の頃から「ぷよぷよフィーバー」ルールにおけるキャラの性能差が一部問題視されていたが、それに関しては今作でも目立った修正はない。
--『フィーバー』初期からの問題点だった「強すぎるカーバンクル」や、「コツコツジャブ攻撃、自力で連鎖系キャラの冷遇」「他のキャラの下位互換と言える性能になっているキャラが存在する」((組ぷよパターンがほとんど一緒なのに、連鎖レートがルルーに大きく劣っているサタン、組ぷよパターンのぷよ数もレートもカーバンクルに負けているレムレスなど))という点が一切改善されていないのは、さすがに深刻と言わざるをえない。
--『ぷよぷよ7』のキャラは前述の通り、組ぷよパターンが新規の設定になったものの、レートのバランス自体は『ぷよぷよ7』から変更はされていない。
--声違い・デザイン違いのキャラクターの性能自体は元のキャラと同一(CPU操作時の思考ルーチンはやや異なる)。このため、『フィーバー2』では独自の性能を持っていたあやしいクルークは、今作では通常のクルークと同一の性能になっている。
-旧ルール5種類(「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」「ぷよぷよSUN」「ぷよぷよフィーバー」「なぞぷよ」)ではクイックドロップが使用できない。ルールエディットでの個別設定も不可。元々前作まで存在しなかったシステムではあるのだが、他の新ルールでは全て使用できるため慣れてしまうとやや戸惑う。
-「ペアでぷよぷよ」「ちびぷよフィーバー」などの一部のルールでは、システムの性質上、延々と試合が続いてしまい、なかなか決着がつかないことがある。
-「ペアでぷよぷよ」などでは、「ぷよぷよフィーバー」ルールにおけるキャラクター別の組ぷよと、通常時のレートをそのまま流用している。このため、「フィーバー」で通常時のレートが弱かったいわゆる「フィーバーで逆転タイプ」のキャラクターは、フィーバーモードが存在しないルールにおいては単純に不利となってしまう。
-前作『ぷよぷよ7』で搭載されていた「だいへんしん」ルールは「でかぷよラッシュ」「ちびぷよフィーバー」として、どちらも『ぷよぷよ!』の「ずっとフィーバー」に近い内容にアレンジされた形で搭載されているが、「だいへんしん」ルール自体は今作では収録されておらず、復活してほしいという声もある。
--ただし、「だいへんしん」を採用する場合はでか姿とちび姿のアニメ・連鎖ボイスを個別に用意する必要が有るため、不採用もやむを得ないとも考えられる。
-「ぷよぷよSUN」ルールが久々に復活した一方、『[[ぷよぷよ~ん]]』の特技ルールは搭載されていない。ただし、「特技」に関してはキャラ毎に別々のものを用意する必要があったり、その調整も必要などで、再現が難しいという問題も考えられる。
-『ぷよ!15th』に存在した特殊ルール「ばくだん」「サーチライト」「すいちゅう」が廃止。いずれもクセのあるルールだったため未収録でもやむを得ないが、「すいちゅう」についてはとっつきにくいものの独自のゲーム性を持っていたため、消滅を惜しむ人も。

**バグ・その他の問題点
-「とことんれんしゅう」の巻き戻し機能にバグがある。フリーズすることもあるので、この機能は無闇に使わない方がいいかもしれない。
-今作のDS版・Wii版での「Wi-Fi」では、ソフトの仕様によるものなのか不明だが、対戦中にラグが発生しやすい。各プレイヤーの回線の影響も考えられるが、とくに4人対戦時はラグにより重くなることが多い。
-3DS版の「ネットたいせん」内の「ぷよぷよフィーバー」ルールにて、「フィーバーモード」中の相手に自分が送ったおじゃまぷよが、上段の予告おじゃまぷよ(「フィーバーモード」に入った際、それまで送られていた予告おじゃまぷよを表示する位置)に合算されてしまい、フィーバーモード中におじゃまぷよが降らないバグが確認されている(ごくまれにおじゃまぷよが落下する場合もある)。現時点でこのバグは修正はされておらず、このバグにより、フィーバーモード中の相手を邪魔するテクニック、いわゆる「フィバ潰し」がほぼ不可能となっている。
--なお、オフライン(ひとりでぷよぷよ・ローカル通信)で「ぷよぷよフィーバー」ルールをプレイする場合は、上記のバグは発生しない。
-DS・Wii版のみ、おじゃまぷよに10点の得点が設定されている。このため、得点ぷよのように、おじゃまぷよを巻き込んで消す方が有利となってしまっていた。PSP・3DS版では修正された。
-おじゃまぷよの落下時の硬直時間が、前作『7』に比べてやや長くなっている。
-「ぷよぷよフィーバー」ルールでの「さかな王子」の連鎖倍率のタイプ表記は、取扱説明書やゲーム画面では前々作同様の「フィーバーで逆転タイプ」(※本来ならば通常モードが弱くフィーバーモードで強い)と表記されているのだが、実際には''それとは完全に真逆''で通常モードの方が強くフィーバーモードが弱い「自力で大連鎖タイプ」と同等(アコール先生やエコロと同タイプ)の連鎖倍率に設定されている。こちらは、連鎖倍率・タイプ表記共に全機種で修正されていない。
--性能自体は弱いわけではなく、むしろ自力で大連鎖タイプとして見ればかなり上位に位置するのだが、タイプが完全に真逆であるため『15th』以前に使っていた人は戦法の変更を余儀なくされる上、事実上タイプ表記詐欺となってしまっているので評価はあまりよくない。せめてタイプ表記の方を直していれば……。
-このほか、BGMや連鎖ボイスなどの細かいバグがいくつか存在するが、これについてはプレイに支障をきたすほどではない。
-これまでのシリーズで必ず登場し定番となっていた「組ぷよを回転できない骨キャラ(スケルトンT・おしゃれコウベ)」が本作ではどちらも未登場。なお、「組ぷよを回転できない」というCPUルーチンについてはドラコケンタウロスが受け継いでいる。

*総評
多数のキャラに、ストーリー、多数のゲームモードと、『ぷよぷよ』20周年記念作品にふさわしいボリュームとなっている。ストーリーに関しては、好き嫌いが分かれるかもしれないが、キャラ目当ての人や、久しぶりにぷよぷよを遊びたい人にはじゅうぶん楽しめる作品であると言える。一方で、今作ではゲームモードが多数搭載されたことの弊害か、一部調整不足と思われるルールやモードが多い。また、ネットワークに関しては上記のバグにあるような問題点・不具合が確認されており、これについては不満の声が多い。