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ボンバーマンクエスト - (2020/12/16 (水) 17:19:51) のソース

*ボンバーマンクエスト
【ぼんばーまんくえすと】

|ジャンル|アクションRPG|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/51cM8fe%2BBzL._SL500_AA300_.jpg,height=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000069U3S)|
|対応機種|ゲームボーイカラー(全GB共通)|~|
|発売元|ハドソン|~|
|開発元|イレブン|~|
|発売日|1998年12月24日|~|
|定価|3,990円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|シリーズ初のアクションRPG|~|
|>|>|CENTER:''[[ボンバーマンシリーズリンク>ボンバーマンシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
>捕獲してきた凶暴なモンスター達を護送中、4つの謎の光源にボンバーシャトルのエンジンを奪われ、そのまま惑星に墜落してしまう。~
捕獲してきたモンスター達も脱走してしまい、街中は大パニックに。~
ボンバーマンは4つのエンジンの奪回と、脱走した全てのモンスターたちを捕獲するために旅に出るのであった。

-ボンバーマンシリーズ初のアクションRPG。A・Bボタンにセットした武器アイテムや、装備アイテムを使って物語を進めていく。状況に合わせて武器を使い分けたり、特定のアイテムを使ってダンジョンの謎を解いたりと、2D版ゼルダの伝説シリーズに近いものがある。
--このゲームは様々な種類のアイテムが存在し、それらは3つのタイプ(武器・装備・アイテム)に分類される。これらのアイテムは基本的に敵がドロップしたり(後述)、ダンジョンの宝箱を開けることで入手できる。また、スコップを使って地面を掘り起こすとで出てくる場合もある。

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**評価点
-アクションRPGらしい謎解き要素やアイテム、モンスターなどの収集要素が多い。
--4種類のエリア(そうげん、しんりん、みずべ、さばく)を攻略しながらアイテムを収集し、逃げ出したモンスターを捕まえていくというアクションRPGらしい作品に仕上がっている。

-BGMが世界観に合っている。
--GBながらエリア毎の曲がそれぞれマッチしている。

-敵モンスターとの遭遇時に漫才デモが入る。
--このユニークな漫才デモ、実は敵&bold(){52体すべての敵に入っている}(隠しキャラはない)。笑えるかどうかは別だが。
---しかも&bold(){すべてに敵キャラ絵を載せている}ためどんな敵キャラクターなのかが非常にわかりやすい。

-通信対戦時の勝利衣装がランク制。
--通信対戦の勝敗数に応じて衣装が変わるのだが、連勝していくと基準のボンバーマンから3勝→5勝→10勝と衣装が変化していく。逆に3敗→5敗→10敗としていくと弱々しいキャラクターに退化する。特に10勝のボンバーエンペラーは字のごとく皇帝の衣装を着ており、逆に10敗のスライムボンは字のごとくスライムのようなキャラクターになる。
--また、10勝した衣装から1敗でもすると以前の衣装に戻されてしまい、3敗→5敗とすると元のボンバーマンに戻ってしまう。逆もまた然りである。

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**問題点

-ボムの火力を上げるためにはファイアが必要になり、そのためには一度町にある合成屋へと戻らなければならない。
--従来はファイアを入手するだけで火力が上げられた分、この作品で勘違いしやすい。
---さらに火力は5段階まで上げることができ、ファイア1つにつきで1種類を1段階しか上げることができないため非常に面倒。
---フルファイアをサブ装備にすることで火力をMAXにすることも可能だが、ほかの優秀なサブそうびを犠牲にして使うか考えると悩みどころである。
--ボムの数が16種類と多いその反面、ファイアの入手数は&bold(){10個}と非常に少ない。

-一部のぶき・そうびは使用する機会が全くと言っていいほどにない。
--例としてはシールドやヘルメットが挙げられる。シールドは矢を防いでくれるが敵やエリアでほとんど矢を使う状況に遭遇しない。また、ヘルメットは落石からダメージを無効化してくれる、というものだがこれもエリアが非常に少ないため使う機会がない。
---もとい、このような場面の場合ゴリ押しでも強行突破が可能なため、入手せずにクリアしてしまう人もいるだろうが。

-一部のぶきの組み合わせを入手してしまうと、大体の敵にハメ技が可能になる。
--内容は気絶武器(ハンマー、パンチ、タックル等)+グローブなのだが、気絶させて持ち上げて投げるといった単純作業で倒すことが可能になってしまい、&bold(){ボンバーマンがバクダンを使わない}という本末転倒なことにもなる。
--もっとも、ボスや大型の敵などには効果が無いのでバランスブレイカーというほどではないが…。
---ちなみにこのハメ技、なんと&bold(){通信対戦時にも使用可能}。使うと友情破壊は間違いないだろう(てつゲタというアイテムをそうびすれば持ち上げられなくなる為、このハメ技から逃れられるということもできるがその反面、移動速度が大幅に遅くなるため勝負になるかどうかは怪しい)。

-消費アイテムのストック数が1個まで。
--該当するのはハート、フルハート、ストップウォッチ、むてきスーツの4種類。
---特にハート、フルハートに関してはスコップというアイテムが登場するまでは回復の手段として必ず用いるため、ストック制限は痛手。

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**総評
ゲーム自体としては大きなバグもなく謎解き要素もあり遊べる良作。スーパーゲームボーイを使うことで専用のフレームも用意されている。~
ゲームボーイカラー普及期でカラーの表現がしっかりとされており、なおかつ旧ゲームボーイでもプレイ可能。~
知名度が低い為、影に隠れがちではあるが出来の良いアクションRPGなのでぜひとも手にとっていただきたい。

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**余談
-本編をある程度まで進めると第1、2、3エリアのボスフロアにサターンボンバーマンファイト!!((開発元も同じイレブンが担当))の&bold(){まみ}、&bold(){レウィシア}、&bold(){デラル}が現れ、対戦が可能になる。
--珍しくハード間を跨いだ出演となった。