「パロディウスだ! (GB)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

パロディウスだ! (GB) - (2013/12/25 (水) 01:05:39) のソース

*パロディウスだ!
【ぱろでぃうすだ!】
|ジャンル|シューティング|&amazon(B000069U03)|
|対応機種|ゲームボーイ|~|
|発売・開発元|コナミ|~|
|発売日|1991年4月15日|~|
|定価|3,800円|~|
|>|>|CENTER:''[[グラディウスシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/420.html]]''|

**概要
コナミの人気シューティングゲーム、『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』のゲームボーイ移植作で『ネメシス』に続くGB版グラディウスシリーズ第2弾。~
以前発売されたFC版は『グラディウスII』の完成度が非常に高く、発売前には期待の声が多数寄せられていたが、実際は完成度は低く、FC版グラディウスシリーズの有終の美を飾る事が出来なかった。~

**特徴・評価点
-スペックの面でファミコンやアーケードに遅れをとるゲームボーイにもかかわらず、移植度が極めて高い。
--使用可能機体はビックバイパー、タコ、ツインビー、ペン太郎の4機種。いずれの武装もアーケード版そのままである。
---特にビックバイパーのレーザーはACに忠実な長いレーザーを放つ事が出来、携帯機ながら非常に高い破壊力を持つ。
---ただし、ハードスペックの関係上オプションはどの機体でも一律2個までになっている。
-画面は当然モノクロだが、それを除けばグラフィックはアーケード版に忠実。ゲームボーイでこれは本当にすごい。
--特に5面のモアイ戦艦は当時の携帯機ながらACに忠実な動きをするので、直前にリリースされた元ネタのR-TYPEのGB版より勝っている。
--処理落ち、ちらつきもほとんどない。
-BGMも音割れとは無縁で、再現度高し。
--隠しコマンドでサウンドテストに行く事が出来、再現度の高いBGMをじっくり聞けるのも特徴。
-容量の都合上、最終ステージ含めて7ステージに削られているが、FC版ではカットされていた4、6面が収録されているほか、8面を改変したオリジナルステージも入っているので決して見劣りはしない。
--オリジナルステージのBGMはMSX版初代『パロディウス』で好評だった3面の曲が使われており、ボスもお馴染みのゴーレムのパロディになっている等、ファンサービスが魅力。
-任天堂チェックを通過できず、FC版では無念のリストラを食らったちちびんたリカが登場する。しかも''腰振り付き''である。
--後にリリースしたSFC版では再び任天堂チェックに引っかかり、腰振りがカットされてしまったので、本作が任天堂ハードに移植されたパロディウスで唯一腰振りを拝める作品になってしまった。

**問題点
-この時代のゲームボーイ作品にありがちだが、セーブ機能はない。
--ただし、最終面以外の好きなステージから始める機能がある(GB版『ツインビーだ!』や『ネメシス』等と同じ機能)。
-ペン太郎のスプレッドガンが弱体化。
--多くのキャラの装備はAC版をほぼ忠実に再現しているが、ペン太郎のスプレッドガンだけは画面に1発しか出せなくなり(つまり連射不可能)、大幅に弱体化。
--スプレッドガンは連射することで真価を発揮する武器だが、連射が不可能になった事により『!?』並みの罠装備になってしまっている。
-ハード的に仕方がないのだが、ベルの色が見分けにくい。
-スコア及び残機がプレイ中に表示されず、基本的にステージ開始前に表示される形になっていたり、パワーアップゲージが小さいなどネメシスからの問題点もチラホラ。
-容量及びゲームの対象プレイヤー的に仕方が無いのだが、AC版に存在していたすさまじいランクの上昇は押さえられており、その影響かやはり難易度は低めになっている。
--ただ、GB版は難易度をDIFFICULT(最高難易度)に設定すると3面から打ち返し弾が発生するので、ある意味ACの仕様を再現していると言える。

**総評
原作の雰囲気をよく再現しており、移植度は非常に高い。~
良移植作品の手本のような作品である。

**その後の展開
-GBの次に発売されたPCE版はオープニングや名物のモアイ戦艦を含む2ステージがカットされているものの、サブタイトルやACに忠実なステージなど更なる完成度を誇る移植になった。
-そしてその次に発売されたSFCは上述のちちびんたリカの腰振りのカットや追加面が蛇足気味だが、GB及びPCEを上回る完成度で移植版『パロディウスだ!』の決定版とも言うべき出来になった。
-GB版グラディウスにおける次作の『ネメシスII』はストーリー性などから完成度が高く、GB版グラディウスシリーズの有終の美を飾るのに相応しい作品になった。
-本作は後にオムニバスソフト『コナミGBコレクションVol.4』にて『クォース』『コナミックスポーツ((『コナミスポーツインバルセロナ』の改題))』『フロッガー』と共にカップリング収録されている。
--サウンドテストの隠しコマンド用のためか、単品版でコナミロゴが表示される部分が「Now Loading(ウソ)」という表示に変更されている。
--ちなみに『コナミGBコレクションVol.4』は海外ではカラー対応ソフトとして発売されている。