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テイルズ オブ エターニア オンライン - (2010/12/26 (日) 19:07:34) のソース

*テイルズ オブ エターニア オンライン
【ているず おぶ えたーにあ おんらいん】
|ジャンル|MMORPG|&amazon(B000EGD3RM)|
|対応機種|Windows 98SE~XP|~|
|開発元|ナムコ、ドワンゴ|~|
|サービス開始日|2006年3月3日|~|
|ポイント|わずか一年でサービス終了|~|
|>|>|CENTER:''[[テイルズオブシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/260.html]]''|
//テイルズシリーズの黒歴史
//黒歴史の定義が固まるまで、念のため

*概要
-『テイルズ オブ』シリーズで初の(恐らく最初で最後…)オンラインRPG。
-『[[エターニア>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/233.html]]』の名前が付いており、世界観は同じだが、ストーリーでの直接的な関係は少ない。また出来も名作であるエターニアとは異なり、迷作となってしまった。

*問題点
-MMORPGとしては致命的なまでの自由度の低さ。
--キャラを作る際に職業を選択するが、選べる職業がたった5つだけ。しかも転職などは不可能で、一度選ぶと変更できない。
-ストーリーを進めるのにレベル制限が設けてある。
--一定以上のレベルがないと話を進められないので、ただレベル上げするだけの単純作業を強いられることが多い。
--これにより、MMORPGとしては自由度が極めて低いという欠点を作ってしまった。

*サービス開始までの長さとサービス期間の短さ
-本作を語る上で特に問題視される部分。β版の期間が非常に長かった。
--本来は2005年の春にサービスを開始する予定だったらしいが、βテストが大幅に遅れた為、2005年7月27日にようやく第1次クローズドβテストが開始された。
--その後、2006年1月16日より第2次クローズドβテストが行われ、2006年2月16日~2月28日までの間に正式サービスに向けてオープンβテストが開始された。
--そして2006年3月3日に正式サービスが開始された…が、翌年の2007年3月31日で稼動終了。

-つまりこの作品、''長いことβテストしておきながら本稼動はわずか一年で終了してしまった''ということになる。

-正式稼動期間のこの極端なまでの短さは、上記にある自由度の低さによるゲーム性の低さが影響したものである。どれだけ内容が酷かったか想像できるだろう。
--稼動を待ちわびていたファンからしてみれば、長い間待たされた割に中身が非常に薄いということで、多くのファンを失望させた。当然といえば当然の結果である。
-自由度の低さ等の点は、βテスト版から言われていた問題点であったらしいが、結局改善されなかった。何のためのテストだったんだ。
-名実共に有名なテイルズ オブ シリーズでのタイトルでこの有様だということを考えると、あまりにも酷いコケっぷりである。

*評価されている点
-キャラデザインにいのまたむつみ氏が携わっている。また、登場キャラの声にプロの声優を起用している。
--当時のMMORPGとしては、キャラデザインでのプロのイラストレーター、声優の起用は非常に珍しかった。
-BGMはエターニアの音楽をリメイクした物が使われており評価が高い。効果音も同じ物が使われている。
-往年の『テイルズ オブ』シリーズの特徴であるリニアモーションバトルをオンライン用にカスタマイズした「オンラインリニアモーションバトルシステム」の採用。
-プレイヤー同士のコミュニティ面の作りは非常に良好。
--自分のプレイヤーキャラを、いのまた絵による顔グラフィック(表情変化に対応)に設定することが可能。
--輪郭や目の色といった細かい点まで変更でき、そのキャラがゲーム中でコロコロ表情を変えてくれる。自身の作成したキャラに愛着が湧いて非常に楽しい。

*総評
-ファンの期待を大きく裏切る出来と、それによる凄まじいコケっぷりで、公式、テイルズファン双方で黒歴史扱いされている。
-しかしながら、上記プレイヤーキャラ作成の点は非常に高く評価されており、テイルズシリーズのオンライン化の復活を望む声も少なくはない。
-とはいえ本作のことを考えると、今後のテイルズ作品でのオンラインゲームはかなり望みが薄いと思われる。
-近年のテイルズシリーズでは、制作スタッフによる同作間の扱いの差が問題視されることが多く、エターニアはどちらかというと冷遇されることが多い。もしかしたら本作の失敗が影響しているのでは…と邪推してしまう。
-エターニアはいのまたテイルズで唯一アニメ作品(オリジナルストーリー)が作成されているのだが、そちらもこのゲーム並の本当に売る気があるのか疑わしいほどの出来である。