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ソニックアドベンチャー - (2023/10/29 (日) 15:41:59) のソース

//「[[判定不一致修正依頼]]」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。~
//依頼内容は『DX』のみ判定なしとなっている理由の追記です。
//前回の判定変更議論にはDXも含むことが明記されていたこと、ソニックシリーズの一覧ページ等では良作判定となっていることから単に変更漏れだと思われるので修正しました。
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*ソニックアドベンチャー
【そにっくあどべんちゃー】
|ジャンル|ハイスピード3Dアクション|CENTER:&amazon(B000069T9H)|
|対応機種|ドリームキャスト|~|
|メディア|GD-ROM 1枚|~|
|発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~|
|発売日|1998年12月23日|~|
|価格|6,090円|~|
|プレイ人数|1人|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|ソニック初の本格的な3Dアクション&br()全体的に荒削りだが、見所は多い|~|
|>|>|CENTER:''[[ソニックシリーズ]]''|
#contents
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**概要
ドリームキャストで登場したソニックシリーズの新展開、ソニックアドベンチャーシリーズの第一作目。~
シリーズ初の3Dアクション((厳密に言えば、初のフル3Dは『ソニック ジャム』のSONIC WORLDモードであるが、ゲーム単体としては本作が初。))。~
DCの性能を活かしたフル3Dに加え、新たな試みも多数加えられた意欲的な作品となっている。~

前世代機であるセガサターンでは番外編のみの展開を行っており、メインシリーズとしてはメガドライブで発売された『[[ソニック&ナックルズ>ソニック・ザ・ヘッジホッグ3]]』以来、約4年ぶりとなる。~

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**特徴
-旧シリーズからのリニューアル。
--3D化に伴い、登場キャラクターにはボイスが付くようになり、従来のキャラクターデザインが上川祐司によってリファインされた。また、音楽も打ち込み音源からハードロック調のものがメインとなった。
--キャラクターデザインの変化に加え、ゲーム性も変化した事によって、旧シリーズを「クラシックソニック」、今作以降のソニックのことを「モダンソニック」と別けて呼ばれるようになる。
---なお、クラシックからモダンへとなった過渡期の作品のため、ソニックのデザインにクラシックソニックの要素が残っている((体の色が濃く目の色もグリーンであるが、背が低く、瞼が肌色であり全体的に丸みを帯びている。また、ジャンプ時のSEが旧作に近い))。特にデザインが変わったキャラクターはエミーとエッグマンであり、従来のイメージから印象が変わっている。

-アドベンチャーフィールドの採用
--今作ではアクションステージ以外に、探索をメインとしたアドベンチャーフィールドを主な舞台としてプレイする。~
フィールドは複数存在し、電車などで行き来する事が可能。普通の人間も暮らしており、彼らと会話してヒントを貰う事も出来る。~
このフィールドのどこかにあるアクションステージへの入り口を見つけて、ゲームを進めていく。
---フィールドの各地にはナビをしてくれる光が浮遊しており、触ると次へ進むヒントを教えてもらえる。

-複数主人公により展開されるストーリー
--これまでにも複数主人公を採用したタイトルはあったが、今作では1つの物語を別々の視点で見ていき、全員のストーリーを見ることで物語の全貌が分かるという手法が取られた。
--プレイヤーキャラは以下の通り。
---''ソニック・ザ・ヘッジホッグ'' おなじみ音速ハリネズミ。高速でステージを駆け巡るのはいつも通りで、新たにジャンプ中に敵やカプセルに向かって攻撃できる「ホーミングアタック」や並んだリングに沿って進む「ライトスピードダッシュ」が使えるようになった。
---''マイルス "テイルス" パウワー'' こちらもおなじみソニックの相棒。ソニックとの差別化としてスピンダッシュが削られたが、地上での尻尾攻撃と飛行中に加速できるリングが追加された。
---''ナックルズ・ザ・エキドゥナ'' おなじみソニックのライバル。滑空、壁掴まり移動に加え、パンチ攻撃、地面を掘るといったアクションが追加された。
---''エミー・ローズ'' 『[[ソニックCD>ソニック・ザ・ヘッジホッグCD]]』で登場したソニックのガールフレンド。巨大なハンマーを使い、ダッシュ中に大ジャンプするといったアクションが特徴。
---''E-102 "γ"'' エッグマン製作の戦闘ロボット。敵をロックオンするレーザー攻撃や制限時間のあるステージが特徴。
---''ビッグ・ザ・キャット'' シリーズ初登場の太った猫。ステージを散策して釣りを行うという異色のキャラ。
--
更に、全キャラのエンディングを見ると…?
#region
---''スーパーソニック'' 今作の物語の結末が描かれる。ソニックがスーパーソニックに変身してラストバトルに挑む。
#endregion

-パワーアップ要素の登場
--各キャラクターは全部で3つのパワーアップアイテムを入手出来る。アイテムを入手するとアクションが増えるようになった。

-チャオガーデン
--『[[ナイツ NiGHTS into Dreams...]]』で採用されたA-LIFEの発展型で、フィールドのどこかにある入り口から行けるチャオガーデンで不思議な生物チャオの育成を楽しむ事が出来る。
--『ナイツ』のA-LIFEと異なり、完全に育成に特化した内容となっている。育てたチャオはチャオレースに出場させる事が出来る。

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**評価点
-軽快かつスピード感あふれるアクション
--ソニック最大の特徴であるスピード感は3Dになっても健在。速度が上がれば壁を走ったり、超高ジャンプできたりと爽快感は満点。~
特にソニックの新アクション「ホーミングアタック」は3D作品にありがちな『攻撃を当てづらい、移動に狙いをつけづらい』という問題をソニックらしさを損なわずに解決した良アクション。後のソニック作品の定番アクションとなる。
--また、3Dになった事で、坂を駆け上がる途中で横に逸れながら吹っ飛び、落下ミスというリスクを背負いつつショートカットを試みられるようになるなど、大胆なアクションが可能に。~
ステージそのものや演出面も3Dであることを存分に生かしており、ループを駆け抜けるキャラを遠くのカメラから写したり、岩場を右に左に飛び移るソニックを様々な角度から追いかけたりとダイナミックなカメラワークも多い。
---特に、スピードハイウェイの巨大なビルの壁面を駆け降りる様を大胆なアングルで煽るシーンは非常にダイナミックで印象的。これらもまた、後の作品における定番の演出となる。
--主人公ごとにステージクリアの目的も変化し、バリエーションに富んだプレイが楽しめる。~
特に「マスターエメラルドのかけらを3つ探し出す」ナックルズや「どこかにいる尻尾つきのカエルを釣り上げるのが目標」のビッグはステージを探索することに重きを置いているため、他とはまったく違ったプレイ感覚となる。

-複雑に絡み合ったストーリー
--これまでのシリーズに比べストーリーの比率が大幅に上昇。ストーリーパートはフルボイスに。~
最初はソニックしか選べないため「なぜここであのキャラが?」「この二人には何があったのだろう?」と思う場面も多いが、他のキャラが解禁されていくにつれ全貌が判明していく構成は秀逸。
---各主人公のシナリオもかなり凝っており、いい意味でいつも通りながら3Dになったことで解像度の上がったソニック、「ソニックを追いかけるだけじゃだめだ」と自分を奮い立たせエッグマンに挑むテイルス、図らずも自身の使命に触れる事となるナックルズ等いずれも評価が高い。~
特にγのシナリオは後の作品を見渡しても類のない切ないストーリーとなっており、非常に印象深い。
--ストーリー展開上、主人公同士が敵対する場面もあり、ソニックがボスとして立ちはだかるシーンも登場した。
--また、各キャラは今作のメインボスであるカオスに纏わる過去の映像を断片的に見るシーンがあり、これがナックルズの一族とマスターエメラルドの過去と断片的に関わっていることが明かされた。
--アドベンチャーフィールドにいる一般人たちもそれぞれのストーリーを持っており、ストーリー進行に合わせて話しかけるたびにそれぞれの話が進行していく演出も用意されている。

-多彩で楽しいミニゲーム
--スノーボード、シューティング、カートレース、モグラ叩きなどバリエーションに富んだミニゲームが多数登場する。
--短い時間で楽しめ、スコアも記録されるのでついつい何度もプレイしたくなる事請け合い。

-1990年代のゲームとは思えない程の美しいグラフィック
--PS1やN64などのいわゆる「ローポリ」が主流だった当時のゲームの中では群を抜くグラフィック。背景の美しさは勿論、ソニック達の表情もはっきりと読み取ることが出来る。~
要所で流れるプリレンダムービーに関しては今の目で見ても見劣りしない…とまでは言えないものの、十分通用するレベルの出来栄え。~
当時高いグラフィック性能をウリにしていたドリームキャストの性能を存分にアピールしていると言える。

-秀逸なBGM
--ソニックシリーズといえばゴキゲンで良質なBGM群だが、本作ももちろん例外ではない。~
各アクションフィールドがバリエーション豊かな事に加えてシチュエーションごとに曲が切り替わる仕掛けも多く、その曲数は後の作品と比較しても見劣りしない。
---特に、γを除いた各主人公にはボーカル付きのテーマソングが採用されているのが特徴で、これらは物語の要所要所やエンディングでも流れる。~
中でも、ラストバトルでも流れるメインテーマの「Open Your Heart」の評価は高い。
--オプションのサウンドテストで好きなBGMを聞き続けられるのも良点。アレンジ含め全てのBGM・SEを聞く事が出来る。

-チャオの登場
--ホテルの中などゲーム中に3箇所ある「チャオガーデン」にて、チャオの育成を楽しむことができる。
---エッグマンのメカを倒した際に手に入る小動物を与えることで、能力値が上がるとともに様々な姿かたちに成長していく。
---育てたチャオは「チャオレース」に出場させることができる。チャンピオンを目指すためには根気強く育成する必要がある。
---ゲーム中様々な場所で手に入るレアな卵から生まれるレアな色のチャオも。
--チャオガーデン以外にもストーリーパートにも登場するチャオの可愛らしさが人気を得て、後のシリーズでもマスコットとして何度も登場する事になった。
--他にもビジュアルメモリを使うことで遊べる『おさんぽアドベンチャー』等、この育成パートのみでも有にゲーム一本分のボリュームがあるといっても過言ではない。

**問題点
-当たり判定のバグの多さ
--当時のゲームとしては高グラフィックな反面、ステージの接触関連のバグが多くみられる。
---壁をすり抜けて、ステージから落下する、生い茂った林の上を歩けるなど数多くのバグが見られた。
--バグを利用して本来なら移動できない場所に移動し、ステージを早くクリアするバグ技を用いたショートカットも可能である。特にソニックはスピンアタックの超加速とジャンプを組み合わせると本来想定されてないであろう大ジャンプが可能((タイミングがシビアなため通常のプレイで利用するにはやや難易度が高い))であり、判定のバグと併せて利用することでゲームデザインが破綻するギリギリの動きが可能であった。本作のアクションプログラムの荒削りさと極めて高い動きの自由性が表裏一体で実現されており、「想定や制限が行われていない自由な動き」を体感できる独特の魅力に繋がってもいた。
--また、発生確率は100%ではないのだが壁や障害物に少しでも接触すると''スピードがどれだけ出ていようが停止判定になり速度が0に戻る''ということがある。
---操作に慣れてキャラクターを自由に操作できるまでは障害物にぶつかる度に頻発するので、スピードによる爽快感を求める人にとってはストレスになりやすい。

-カメラワークの悪さ
--一応左右へ回転出来るが、アクションステージ中はほぼ自動カメラで突然視点が変わったり、見にくい・操作しづらいといった問題が発生しやすい。~
軽快なアクションもカメラワークの悪さのせいで上手く行えないことが多く、ストレスになりやすい。
---特に重力があちこち変化する「スカイデッキ」や、送風機に吹きあげられるシーンがありそこで''カメラが荒ぶる''テイルス編の「カジノポリス」では、操作しにくい場面がある。

-主人公ごとにプレイ出来るステージ数が非常に偏っており、格差が大きい。
--例えばソニックは10ステージあるのに対し、エミーはたったの3ステージしかない。

-ソニックの新アクション「ライトスピードダッシュ」「ライトスピンアタック」がいちいち溜めが必要なためテンポを削ぎやすい。
--ライトスピンアタックは敵の周囲を廻りながら体当たりするアクションだが、どこに行くかわかりにくいため非常に使いにくい。&br()とある場面以外では無理に使用する必要もないため、魅せプレイ専用というくらいしか価値もない。
--『[[ソニックアドベンチャー2]]』以降はボタン1つで使用できるよう改善された。

-レベルアップアイテム「クリスタルリング」について
--ソニックのレベルアップアイテムのひとつである「クリスタルリング」は、新アクションの「ライトスピードダッシュ」「ライトスピンアタック」の溜め時間を短縮できるものだが、ライトシューズを手に入れてからすぐに入手できてしまうため、&bold(){最初から溜め時間を長くせず、短くしておけばよかったのでは?}と思いやすい。

-テイルス役の子役声優が棒読み
--他のキャラはアニメでも活躍している人気声優のため、その中で声優としては素人の子役の起用はなおさら違和感が目立つ。
--ビッグも似たような感じだが、こちらは1960年代から活躍しているベテランの声優でキャラクターの性格に合わせた演技のため批判はほぼ存在しない。

-ビッグのクリア目的である「釣り」
--キャラに特徴付けるためとは言え、ソニックに対して釣りゲーを求める層はまずいないため批判されがち。
--魚とのバトルの最中に視点がぐるぐる回るため、ロッドをどう倒せばいいのかも分かりにくいなど、釣りゲーとしての出来も悪い。~
セガも釣りゲーを出しているはずなのだが……。

-アドベンチャーフィールドのお使い感
--どこかにあるアイテムを特定の場所に持っていく、というのが主なためお使い感が高い。~
それ以外の場合でもイベントが起きる場所の判定が分かりにくく、次にどうすればいいのか分かりにくい場合がある。

-モデリング、モーションの問題点
--ソニックの会話モーションが大口を開けながら会話するようになっているため、イメージとの乖離が酷い。OPムービーではデザイン通りなのだが……。
--一般人のモデリングもプレイヤーキャラに比べてかなり簡素で見映えが悪い。~
どう見てもマネキンみたいな造形で、ソニックたちと同じ世界に存在している「生き物」として並べると違和感があるのである。
---本作以降、エッグマンとは別の人間キャラがシリーズ内に登場するようになるが、人間キャラのモデリングが改善されるのは7年後に発売される『[[シャドウ・ザ・ヘッジホッグ]]』以降となる。

-BGMの音量が大きい関係上、聞こえないというほどではないが、キャラボイスが若干小さく、聞こえづらい。
--BGM、キャラボイス双方オプションでのボリューム調整も不可。
--一応字幕はオプションから出せるので、ストーリーや主要情報の内容を逃すことは無いとは思われる。
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**総評
現在で言う「モダンソニック」の出発点となっている、ソニックらしさを残しつつも新たな試みが多数盛り込まれた意欲的な作品。~
新たな試みは受け入れられたものもあれば批判されたものも多く、新規シリーズらしい荒削りな面が目立つゲームと言えよう。~
以降のシリーズは今作をベースにしつつ様々な改良が行われていくこととなった。~
-(主に海外で)日本産アクションゲームの2台巨頭として名高いマリオとソニックだが、前者が3Dに移行しつつもシンプルなストーリーのアクションゲームに徹していたのに対し、こちらは「キャラクターへの強めのキャラ付けと重厚なストーリー」を前面に押し出した作風で大きく方向性を異とするものとなった。~
これらの要素は非常に好評だったものの、今作で示してしまったこの方向性が(特に国内において)後の3Dソニックの評価に影響を与えていることも否めず、功罪共に大きな作品であるともいえる((海外ではメガドライブ時代からゲーム自体の売上もメディアミックスの規模も桁違いであり、既に様々な媒体で多様なキャラ付けがされていた))。
//基本喋らないマリオなら、カラーズやロスワでの「主人公のキャラがなんか変」みたいな問題も発生しなかったでしょうし…

**余談
-当時はまだ3Dのソニックのゲームの方向性が決まり切っていなかったのか、アクションフィールドには「仕掛けを解除するために広間を行ったり来たりする」といった所謂箱庭ゲームのような構成の箇所がチラホラみられる。~
特に、カジノポリスのエントランスは後の作品ではまず見られないような構造をしている。

-町の中には、時期限定だがリトルプラネット事件・エンジェルアイランド事件に言及する子供がいる。~
この事から、この冒険が少なくとも「ソニックCD」「ソニック3&ナックルズ」の後の時系列であると判断できる。
--また、マスターエメラルドやナックルズに関する設定はソニック3の説明書に書いてあり、この時点で既に設定が固められていた事がわかる。

-本作の操作キャラであるγは話の展開上唯一後の作品に登場しないが、彼のアクションステージのコンセプトは後の作品でも度々見かけることになる。
--因みにヒーローズ以降登場している「E-123 Ω」は彼の後継機に当たる。

-本作のステージの一つ「カジノポリス」の中にあるピンボールステージでは、フィールドに[[ソニックチームつながりのあるゲーム>ナイツ NiGHTS into Dreams...]]の絵柄が刻まれている。

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*移植
**ソニックアドベンチャー インターナショナル
【そにっくあどべんちゃー いんたーなしょなる】
|対応機種|ドリームキャスト|CENTER:&amazon(B00006LJSM)|
|発売元|セガ・エンタープライゼス|~|
|開発元|ソニックチームUSA|~|
|発売日|1999年10月14日|~|
|価格|6,090円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|

-5ヶ国語やインターネットランキングに対応したマイナーチェンジ版。
-無印で出来たショートカットがバグとして修正されている。

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**ソニックアドベンチャーDX
【そにっくあどべんちゃーでらっくす】
|対応機種|ニンテンドーゲームキューブ&br()Windows 98~XP|CENTER:&amazon(B00008BO5C)|CENTER:&amazon(B0000VE1MM)&small(){※ぼったくり業者に注意!}|
|発売元|セガ|~|~|
|開発元|ソニックチーム|~|~|
|発売日|【GC】2003年6月19日&br()【Win】2003年12月18日|~|~|
|価格|【GC】7,329円&br()【Win】7,140円|~|~|
|廉価版|【GC】お買い得版:2004年11月18日/2,940円|~|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|

-先に発売された『ソニックアドベンチャー2バトル』の好評により発売されたゲームキューブ移植版。後にWindowsにも移植された。
**変更点(DX)
-グラフィックが高画質化。フレームレートもやや上がっている。
-ストーリークリア後に解禁される新モード「ミッションモード」を追加。
--アドベンチャーフィールドのどこかにあるミッションを探し出し、特定条件でステージをクリアしていくモード。
-ゲームギアのソニック関連タイトルを収録した「プチゲームコレクション」が追加。
-『インターナショナル』からさらにバグを修正し、それに伴い一部のショートカットが出来なくなっている。ネットランキングも未対応。
-ある条件を満たすとメタルソニックが解禁される。しかしストーリーなどは特になく、純粋にアクションを楽しむのみ。
**難点(DX)
-読み込みに若干時間がかかる。
--特にタイトル画面からメモリーカード画面への移行や、セーブデータの読み出しなどの場面で一瞬固まる。&s(){もっとも、ハードがゲームキューブなので時代的にしょうがないんだろうが...}
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**ソニックアドベンチャー (HD)
【そにっくあどべんちゃー】
|対応機種|プレイステーション3&br()Xbox360|&image(http://download.xbox.com/content/images/66acd000-77fe-1000-9115-d80258410a25/1033/boxartlg.jpg)|
|発売・開発元|セガ|~|
|発売日|2010年9月29日|~|
|価格|【PS3】952円&br()【360】476円|~|
|DLC|DXパック&br()【PS3】476円&br()【360】238円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[公式リンク>http://dc.sega.jp/game_sonic.html]]''|

「セガ・ドリームキャスト復刻プロジェクト」第一弾としてリリースされたPS3/360への移植版。ダウンロード専売。~
DLC『DXパック』を導入する事で『DX』相当にグレードアップ出来るが、「プチゲームコレクション」は削除されている。~
海外ではWin版も発売。~

***特徴
--HD出力への対応(ただし、画面はピラーボックスによる4:3表示)。
--フレームレートが60fpsに上昇((DC版は30fps。GC版は可変60fps))。
--トロフィー&実績、ホームリワード&アバターアイテムに対応。

***問題点(HD)
-ワイドスクリーン非対応
--HD機への移植にかかわらず16:9のワイドスクリーンに対応しておらず、4:3での表示となる。
---続編の『ソニックアドベンチャー2』の移植では改善された。
-カメラワークのバグ
--一部の探索パートにおいて無操作時にカメラが上下に小刻みに震える時がある。
-コントローラの最適化不足
--移植先のコントローラへの最適化が不十分でアナログスティックの感度が高い。しかし、感度の調節の設定はできない。

**余談(HD)
-Steam配信のWindows版は本来は日本から購入出来ないおま国タイトルになっているが、2016年より配信されたバンドルセット『Dreamcast Collection』に本作が収録されており、これのみ何故か国内からも長らく購入可能になっていた。おま国タイトルなのに何故か日本語にも完全対応。
--残念ながら2020年4月7日より日本ストアでは購入不可になった。詳細は『[[ナイツ NiGHTS into Dreams...]]』の項目を参照。