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バレットガールズ - (2015/06/07 (日) 17:22:59) のソース

*バレットガールズ
【ばれっとがーるず】
|ジャンル|アクションシューティング|&amazon(B00K758XS4)|
|対応機種|プレイステーション・ヴィータ|~|
|発売元|ディースリー・パブリッシャー|~|
|開発元|シェード|~|
|発売日|2014年8月28日|~|
|定価|6,296円|~|
|レーティング|CERO:D(17歳以上対象)|~|
|判定|なし|~|

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#contents(fromhere)
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**概要
『さばげぶっ!』や『ステラ女学院高等科C3部』など、昨今流行の銃器+女子というジャンルに、何を思ったかD3パブリッシャーが名乗りを上げた萌エロアクションシューティング。~
言ってしまえばサバゲー版『[[閃乱カグラ>閃乱カグラシリーズ]]』。~
下着で能力強化が出来たりどう考えてもエロ拷問な尋問など、色物全開だが実は…。

**ストーリー 
 舞台は''私立岬守学園''。
 創立149年目を迎える由緒正しきお嬢様高校である。
 
 校訓は、自彊不息(じきょうふそく)。
 自分から進んでつとめ励んで怠らないことを理念としている。
 この学校には、''専守防衛の活動を練習する部活''が存在し、
 生徒は必ずどこかの部活に所属することが校則となっていた。
 
 今春も、新入生たちは四月から五月にかけての仮入部体験期間を終え、
 本日より各自が希望する部活に正式参加となっていた。
 廊下には、新しい門出を待ちわびていた生徒達の和気藹々とした声が響きわたっていた。
 そんな雰囲気に似合わない、不安げに廊下を歩く一人の生徒の後ろ姿があった……。
 
 戦場で青春を謳歌する、レンジャー部の物語が、ここからはじまる……!?
([[公式サイト>http://www.d3p.co.jp/bulletgirls/#top]])より

**特徴
-戦闘システムはオーソドックスなTPS(サードパーソン・シューティングゲーム)。
--使える銃器は「ハンドガン」「アサルトライフル」((因みに89式小銃が使える稀有なゲームでもある))「ショットガン」「バズーカ」「手榴弾」とお馴染みのものばかり。
--ハンドガンは唯一回避アクションなしでもロックオンが効く、アサルトライフルは距離を選ばず取り回しやすい。

-衣装破壊
--ミッション中に受けたダメージにより、衣装が破壊されることがある。また、そのままダメージを与えると下着(おブラ・おパンツ)も破壊可能。バズーカは対物効果が高い設定なので((戦車など搭乗兵器に対して有効である旨がゲーム内で示されている。))、命中させると一気に全裸にしてしまえる。
---本作の銃器は「服は破れるし物も壊せるが、怪我はしない模擬弾」を使用している。なので、汚れは付くが負傷シーンはない((主人公が中等部で救護部に所属していた頃、負傷したバレットガールズの治療を行ったことがあるらしい。一応軽い怪我くらいはするのか、単に事故なのか…?))。
--破壊時には部位ごとに異なるカットインが全キャラに用意されている((ただし、モーションなどは共有なものが多い。も部はほとんど同じ。))。なお破壊した下着は購買部に並ぶ。%%なにそのブルセラ。%%~
リストに並んだ下着にカーソルを合わせると、購買部の娘の格好がそれにあわせて変わる。%%使用済み直売?だからなにそのブルセラ。%%
--ちなみに下着破壊後は深夜アニメ(の本放送版)の如く、不自然なモヤが胸や股間を隠してくれる。そのまま移動すると、ちゃんとくっ付いたまま動いていく。モヤいい仕事しすぎ。

-尋問特訓
--バレットガールズを倒し、高度任務をクリアした後のお楽しみ。一回本編でやった後は、タイトルメニューからもいけるようになる。
--「敵に捕らえられた際に情報をもらすことがないように特訓する」という名目で女の子を触りまくる。もうただのセクハラでしかないような…。
--チョコバナナを咥えさせて時間経過を止めたり、足先や胸を突いたり色々とエロエロなことが可能。もうただの(ry
--上手く適切な箇所を刺激し続けゲージを無くすとアヘ顔も拝める。も(ry
--ちなみに尋問特訓で高評価を得ればレベルの高い武器が買えるようになるため積極的に特訓するべきである。

-おブラ・おパンツについて
--本作では衣装に防御力やスキルの設定がなく、その下の下着で能力補正をする。補正効果を考えてとっかえひっかえしているだけで、決してよこしまな目的ではない…と言い訳が可能。
--でもプレイヤーは着替えの場面に居合わせている設定のようで、時々キャラクターから「そこに隠れているのは誰だ!」とか「脱がせて下さる?」と声をかけられる。

**評価点
-開き直った萌エロ要素の嵐
--アクションでのパンチラパンモロや尋問特訓でのもはや何のゲームかわからなくなるような体位や表情、エロボイスなど、本当に「エロければそれでいい」と言わんばかりにリビドー全開。
--公式サイトで堂々とそういった要素を宣伝しており、最早完全に開き直っているとしか思えない。

-実は出来のいいビジュアル
--[[ドリクラ>DREAM C CLUB(ドリームクラブ)]]でお墨付きのD3だけあって、各女の子のCGレンタリングは非常に出来が良い。出撃準備場面では操作キャラクターをアップで拡大できる機能があるのだが、シャギーやドッド荒れなどが殆ど確認できないほど。
--も部(ゲーム中表現準拠((やられ役・モブキャラをやってくれる部活「も部」)))の女の子も可愛い。ただ、後述する制限時間の短さのせいで堪能する暇がないのが残念。
--敵として登場する戦車がⅣ号戦車とティーガーⅠ、10式と[[どこか>ガールズ&パンツァー 戦車道、極めます!]]で見たようなチョイス。
---しかも単身砲>強化されて長身砲になるⅣ号や全体がピンクの戦車があったりとやはりどこかで見たような…
--ただ、ステージの作り込みはやや甘い。ステージまでリアルに作りこむのは作風にそぐわないから、という解釈は可能。((あくまで今作のミッションは模擬戦である。戦車を易々と破壊する対物兵器で撃ち合う模擬戦って何だ、とかつっこんではいけない。))

-豪華な声優陣
--主人公ポジションの火乃本彩を演じるM・A・Oを始め内田彩、三澤紗千香、田野アサミと近年アニメ界で主役、主要キャラを演じる声優が多数出演している。

**お馬鹿な点
-TPS(タッチ・ぱんつ・システム)
--匍匐前進中に、操作キャラのパンツをタッチできる。&bold(){それだけ。}((別に得点ボーナスがあったり、隠し要素が開放されるわけではない。))匍匐前進中は移動がオートになるし攻撃も出来ないので、攻略上の意味はあまりない。パンツを堪能するためのモードとしか思えない…。
--「反応するが敵には見つからない」という、プレイヤーにとっては誠に都合のいい状況を味わえる。
--なお、ほかのシーン(主に出撃準備場面)でも(パイタッチ含めて)触りまくれる。(どこがとは言わないが)&bold(){揺れる。}((ちなみに1,000回パイタッチするとトロフィーが貰える。狙わずにゲットしたプレイヤーは真性のエロガッパだろう))

-本作で高ランクを狙う一番のポイントは、いかに相手を多く倒すかでも、いかに無駄弾を抑えるかでも、いかに早くクリアするかでもない。&bold(){いかに相手の衣服を破壊したか}、である。このことはゲーム序盤に登場人物からしっかりアドバイスされる。
--そのため、プレイ中は全裸になる女の子たちのカットインを幾度と無く見るハメに。((オプションでカットインOFFにすることは可能。))勇気ある紳士の方以外の電車の中でのプレイはオススメしない。

**賛否両論/問題点
-&bold(){チュートリアルがない。}
--ゲームを開始すると、プロローグ的な話のあと、いきなりミッション選択画面に放り込まれる。レンジャー部は習うより慣れろ、という現場主義なのか。
--そのためか、VITAゲームにしては珍しく操作方法がしっかり明記されたマニュアルが同梱されている。
--多くのゲームでは、チュートリアルはゲームの基本操作説明以外にも、各キャラクターの掛け合いで人物関係をプレイヤーに把握させてゲームに感情移入しやすくするという意味合いを持たせている。それがない本ゲームでは、ゲームの操作方法も各キャラクターの人物関係も手探りで進めていかなけれなならない。

-狙った層の割に高い攻略難度
--ボス以外のミッションは制限時間が短く、下手をすると序盤のミッションでさえタイムアップになりかねない。
--また敵も強い。成長要素がないため下着補正なしの体力は1000固定なのだが、一発で100や200のダメージを受けることも珍しくない。回復アイテムも最大所持3と少なめ。ただし、後述のローリングを使えば被弾は最小限で済む。
--も部は基本棒立ちで、こちらを視認するか発砲する(外した場合でも)かしないと動かない場合が多い上移動中は攻撃位置に到着するまでは(たとえ接触するほど近づいても)攻撃してこなかったりする。が、一度攻撃に入るとダッシュ中でさえバズーカを的確に当ててくる鬼エイムの持ち主に変貌する。
--TPSというジャンルで見ればあまり高い方でもないのだが、萌エロ要素目当ての%%エロガッパ%%ライトユーザーにはかなり厳しい。特に二章の高度任務はコンテナを守りつつ敵を全滅させ強力なボスを倒す、という過酷なもの。
--慣れてくれば短時間クリアも出来るが時間いっぱいまでやる防衛ミッションも多い。制限時間が短いのが救いと思われる。
--ただしストーリー終盤、敵に見つからず((発砲はNG。仮に見張りをヘッドショットで一撃KOしてもNG。))目的地まで進行するスニーキングミッションは超高難易度。実はコツを掴めば1分弱でSランク取れたりするが…。

-尋問も時間制限が厳しくじっくり堪能できない。
--できれば時間無制限のモードや&s(){攻められた時の表情がエロいので}一時停止機能が欲しかったという声は多い。更に言うとGUIで攻められるスポットが表示されるのだがSSを撮る際に邪魔になる、一応非表示にも出来るのだが無いとどこを攻めればいいのかわからない。

-ストーリーが説明不足気味で、音楽や演出が今ひとつ。
--メディアミックスを狙っていたのか、所々で話が飛びがち。入学式直後の話から急に夏休みの夏季合宿になっていたり、突然過去の部員の話が出てきたり。
--一枚絵と言えるようなイラストCG、ムービーはほぼ無い。BGMも別に印象に残らない。主題歌もあるが聞けるのはタイトルと最終ステージのみ。設定も各キャラも十分魅力的なため、これはかなり惜しい。
--各高度任務には全キャラ分の会話イベントが用意されていたり、条件を満たすとイベント会話が始まるなどいい部分はあるのだが、全体的には纏まりに欠ける。

-殆どの局面がローリング→LOCK ON((いわゆるオートエイム機能。ローリングの回避行動後に自動的に相手をロックオンした状態になる。一応マニュアルにも記載あり。))89式小銃で片がつく。武器の性能差も激しく、89式は弾道がバラつくこと無く真っ直ぐ飛びズームも可能でヘッドショットを狙えるとクリアだけが目的ならこれだけあればなんとかなる((強化版が手に入るのは中盤以降だが、最初のLv1の98式でも問題ない。これが格差か…))。
--ハンドガンはローリング(ryの御蔭で殆ど利点なし。GLOCKは連射性能が高いのでハンドガンの得意なキャラなら一応ダメージ効率は上だが…。
--装弾数が少ないが高威力のBALLETTは、わざわざ狙撃するくらいならローリング(ryで戦ったほうが効果的であり、スコープがあるため長距離狙撃ができるかと思いきやズーム率もアイアンサイトの89式と変わりない&s(){そのスコープは飾りか?}と使い所がない。~
そもそもこのゲームでは狙撃銃ではなくアサルトライフルなので当然かも知れないが、そうなるとますます存在意義が問われる((一発の威力は高いので怯みを誘発しやすい、という利点はあるが))。
--ショットガン系は近距離で広がってしまい、対人戦では肉薄しないとまともにダメージが与えられない。しかし図体がでかい対物においては有効な武器になっている。
--特に悲惨なのがバズーカ系で、威力もそれほど高くなく装弾数も少なくリロードも遅く弾速も遅いので着弾する前に動かれて外すことが多い、兵器やコンテナに有効と説明があるものの先述のショットガンの方が有効、~
爆風でダメージを与えて吹き飛ばしで行動を奪えて衣装破壊も狙えると同様の特性を持つ手榴弾のほうがリロードが早いぶん有効と全く良い所が無い((手榴弾と違い遠距離から攻撃ができるという利点があるが、弾のバックファイア?の御蔭で前方の状況が把握しづらく気づいたら敵砲弾が直撃していたということも多々あり、それを考えるともはや対兵器にも向いていないとも言える))。
--己の肉体も武器と考えれば蹴りがあるが、威力が低いため所持弾数という概念がない本作ではオマケ要素である。もしくは只の的。コンテナを開ける際には何度も見ることになるが、それ以外で使用することは稀である。
--ただし慣れれば殆どの武器でそれ一丁で全ミッションクリアは可能である。手榴弾は破壊対象に空飛ぶヘリがおり破壊はまず不可能、蹴りは戦闘車に触れるとダメージを受けたり、手榴弾と同様に空飛ぶヘリに攻撃できず、殲滅戦においても時間切れになるため不可能。

-も部のボイス。
--だいたい2、3種類あるがその中に何故か凄まじい違和感のおばさん声が混ざっている。しかもしゃべりがうるさい。

-キャラ毎に得意苦手な武器を設定されているが、あまり気にしなくていいLV。
--ただし、あまり顕著にされたらアサルトライフルが苦手なキャラが可哀想なことになってしまうという意見もある。
--とはいえ、やはりアサルトライフルが得意なキャラは攻略に有効。序盤で使用可能になる&s(){ツンデレ属性で黒髪ロン毛で触り魔の}アサルトライフル使い、月代((言うまでもないが『つきよ』という名前である。このゲームにチョンマゲはないので決して『さかやき』ではない。))のお世話になるプレイヤーは多いかもしれない。逆に初期キャラの1人の優理奈と副部長の陽希はアサルトライフルが苦手なため、せっかく序盤から使えても全く使わないプレイヤーも居るかもしれない…。
--一応高度任務には、各キャラごとに専用のかけあい(開始時だけでなく勝利時と敗北時にもそれぞれ)が用意されているため、会話イベントを見るなら全員使うメリットはある。

-「衣装には性能に差がない」とされているが、実はあからさまに不利な衣装が存在する。
--スクール水着は下着が着用できず、専用のインナーで固定される。そのため下着の補正効果は無しで固定((一応戦車等の砲撃に耐性があるというメリットが有る、が一発のところを二発耐えられたところで周りにも敵がいる場合が殆どなので焼け石に水である))。確かに水着を着たらブラもパンツもつけないだろうが、そこはシステム上なんとかして欲しかったところ。ちなみに同様に下着をつけないはずのバニーガールの衣装は何故か下着の着用が可能。
--その他、DLCのドリクラコラボの衣装も下着固定。せっかくのDLCなのにこの仕打ちは酷い。

-高めなDLC
--推しキャラクター(ゲームナビゲートキャラ切り替え)が一人150円(一括では1,000円)はともかく、衣装が一着400~450円の下着セットが三種類1セットで各200~250円というのはかなりブルジョア。推しキャラはゲーム中の通貨でも購入可能だが、非常に高価で買えるものなら買ってみろというスタッフからの挑戦状状態である。


**総評
「銃器を持った女の子を(性的な意味で)堪能したい」というニッチでエッチな欲望をお持ちの紳士の皆様方には、かなりオススメ出来るタイトル。~
オプション設定のカメラワークに関する説明がないことやドリクラ張りのDLCなど色々と気になる点はあるものの、エロさで補えるなら買い。~
ただ、TPS好きや設定に拘る人にはオススメ致しかねる。&s(){尤もこの絵柄を見て純粋なシューティングゲームを期待する者がいるのだろうか?}