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ドラえもん2 アニマル惑星伝説 - (2015/03/04 (水) 03:09:46) のソース

*ドラえもん2 アニマル惑星伝説
【どらえもんつー あにまるぷらねっとでんせつ】
|ジャンル|アクション|&amazon(B000092P7P)|
|対応機種|ゲームボーイ|~|
|発売元|エポック社|~|
|開発元|アジェンダ|~|
|発売日|1992年12月14日|~|
|定価|3,900円(税別)|~|
|判定|なし|~|
|>|>|CENTER:''[[ドラえもんゲームリンク>ドラえもんシリーズ]]''|

**概要
-ゲームボーイのドラえもんシリーズの2作目。ストーリーは大長編ドラえもんの『ドラえもん のび太とアニマル惑星』が下敷きとなっている。~
基本的には映画に忠実なストーリーだが、ニムゲ側に環境破壊ロボットの敵が追加されていたり、一部の展開が大幅に変更されている等のアレンジが加えられている。~
ゲームは宇宙救命ボートがアニマル惑星に墜落した所から始まり、仲間や道具を探す事が目的となる。

**特徴
-前作はシューティング色が強かったが、今作は横スクロールアクションがメインになる。~
見下ろし型のフィールドを歩き回ってステージに入り、クリアする事で無くしたひみつ道具や仲間を見つける事が出来る
-ひみつ道具は攻撃手段が増えたり(ショックガン、空気砲等)、特定の場所に入れるようになったり(タケコプター、エラチューブ等)移動が有利になる(深海クリーム等)と効果は様々。基本的には集めれば集めるほど有利になっていく。
--武器はセレクトボタンで瞬時に切り替える事が可能。空気砲のチャージでバリアを張りつつ、ショックガンに切り替える事で、ショックガンを打ちながらバリアを維持できる技がある。
-ステージは基本的には横スクロールアクションだが、水中ステージや、タケコプターを使用しての横スクロールシューティングといったバリエーションも豊富。
-敵に振れたり穴に落ちると1ミスとなり、そのステージから追い出される。中間地点はないので中々シビア。何故かミスした際に''ドラえもんが爆発する''。
--特定のひみつ道具が必要な箇所もあるが、基本的に自由な順番でステージをクリアしてかまわない。
-フィールドの至る所にステージへの入り口があり、難しければ攻略を一旦諦めて他のステージで新たなひみつ道具を入手してから再挑戦をするといった事が可能。
--フィールドにはボーナスステージや''たぬき(1UP)&s{それでいいのか}''、パワーアップアイテムなどが配置されているので、ステージに挑む前に準備を整える事も可能。&s{宇宙救命ボートに隠したどら焼き(1UP)を取りに行って落下死するといったマヌケな現象もたまに起こる}
-ステージをクリアすると「あいことば(パスワード。平仮名十文字)」が表示され、それを入れる事で再開が可能。前作と違い、少々複雑になったがスタートを押す事でいつでも確認可能。

**評価点
-前作同様、アニメの雰囲気は抜群
--会話シーンで表示されるキャラクターの顔グラフィックはアニメそのものの完成度で表情も豊富。
---また、随所のイベントのスチルも用意されており、映画の雰囲気はしっかりと再現されている。チッポの町等、映画で出てきた場所がRPG風に再現されており没入感も抜群。
-BGMの素晴らしさ
--荒廃した都市や、疾走感溢れるシューティングステージ、霧の森、不気味ながら熱いニムゲ本星など、それぞれの場面にハマったBGMが用意されており、音色も非常に美しい。
--隠しアイテムである''「ミニカラオケセット」''を使用するとサウンドテストになり、思う存分聴く事が出来る。もちろん使用するのは''彼''なのでドラえもん達には悪い気もするが…。
-ストーリーアレンジの良さ
--追加されたニムゲのロボットは「ヘドロン」や「フロン」といった環境破壊を訴えかけるテーマを持っており、大長編ドラえもんのイメージにあったメッセージ性を持っている。

**問題点
-一撃死な上に中間地点がなく、敵の動きも早い為、一瞬の油断ですべてが台無しになる事も多い。
--リトライの際にステージに入り直さなくてはならない(この時に会話も発生する)のでテンポが悪くなっている。
-シューティングステージで画面がスクロールしきった所で行き止まりになるといった初見殺しも存在する。
-ペンシルミサイルが使いづらい。発射後、十字キーでミサイルを操作できるのだが''自分も一緒に動く為に''敵にぶつかりやすい。
-水中面は画面が絶えず揺らめいており、目に痛い。
-それなりにボリュームがあるので、パスワードの再開時に次にどこへ行けばいいか迷いやすい。

**総評
『ドラえもん のび太とアニマル惑星』のイメージをふくらませて丁寧にアクションゲームに落とし込んだ作品。~
ステージ数も30弱とボリュームあり、遊びごたえもある。~
映画を見なくても楽しめるが、見てから遊べばなお一層楽しめることうけあいである。