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STEINS;GATE 0 - (2016/04/06 (水) 01:56:13) のソース

*STEINS;GATE 0
【しゅたいんずげーと ぜろ】
|ジャンル|想定科学アドベンチャー|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/71z5MTnFU2L._SL1000_.jpg,height=160)|~|
|対応機種|プレイステーション3&br;プレイステーション4&br;プレイステーション・ヴィータ|~|~|
|発売・開発元|5pb.(MAGES.)|~|~|
|発売日|2015年12月10日|~|~|
|定価|7,800円(税別)|~|~|
|レーティング|CERO:C|~|~|
|判定|なし|~|~|
|ポイント|外伝小説シリーズのゲーム化&br()ファンディスク寄りな作り|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[科学アドベンチャーシリーズリンク>科学アドベンチャーシリーズ]]''|
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#center{&size(18){―これは、救えなかった「未来」の物語。}}
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#contents()
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**概要
『[[Steins;Gate]]』(以下無印)の続編。ただし、トゥルーエンドから直接続いた続編ではなく、トゥルーエンドルートからの分岐で本作へと至った形であり、科学アドベンチャーシリーズとしてみるとむしろ外伝作品に近い。~
各PS系列ハードのパッケージ版では初回特典としてPS4版『Steins;Gate』のプロダクトコードが同梱されていた。

**ストーリー
「彼女」を救う事が出来なかった岡部倫太郎は失意の底にあり、いつしか「鳳凰院凶真」も封印されていった。ある日、大学の人工知能に関するセミナーに参加した倫太郎は「彼女」を知る人物「比屋定真帆」たちと出会い思いがけない形で再会する事となる…

**特徴・評価点
基本的に無印の特徴点はそのまま受け継いでいるが変更・追加点も多い。
-無印のβ世界線を舞台としたドラマCD『無限遠点のアークライト』や小説作品(通称:β外伝小説シリーズ)が原型となっており、差異はありながらもこれら全てのストーリーを内包している。
--そのため、キーパーソンとなる比屋定真帆を始めとする小説初出のキャラクターたちが登場。さらにダルの未来の嫁やまゆりの友人たちも立ち絵付きで登場する。
--ストーリーも基本的に一本道だった前作と異なり、分岐点でストーリーが大きく変動するようになった。
-岡部の携帯電話がガラケーからスマートフォンへと変更。これに伴い「フォーントリガー」が「RINEトリガー」へと変更された。%%おかげでアプリがかなり少なくホーム画面が寂しい事に。%%
--無印でのメールの返信からメッセンジャーアプリ「RINE((現実におけるLINEに相当。ちなみにこちらも作中とほぼ同じ年代となる2011年頃からサービス開始している。))」によるやり取りとなり、リアルタイムでメッセージが送受信される。
--対話AIアプリ「Amadeus(アマデウス)」の登場や電源のオンオフなど、選択の幅が広がった。
--従来通り通話の他、壁紙や着メロの変更も出来る。
-電話や「RINE」の通知が来るたびにオートセーブされるようになった。コンフィグでオフにする事も出来る。
-岡部以外の人物の視点が挿入されるようになった。
--メッセージウィンドウではなく画面全体で文章が表示される三人称視点も存在する。
-立ち絵に後ろ姿が追加され、表現の幅が広がった。

**賛否点
-スタート時の状況からして仕方がないのだが、岡部の中二病言動がほとんど見られなくなった。
--鳳凰院凶真としての言動に慣れ親しんでいると寂しさを感じる事も。
-「RINE(前作でのメール返信)」によるフラグ構築が無くなった。
--複雑な手順を踏む必要が無くなったとも取れるが、実質的に形骸化してしまっているという意見も多い。

**問題点
-無印未プレイのユーザーにはオススメしづらいストーリー。
--概要の通り、トゥルールートからの分岐のため''オープニングからいきなり無印のネタバレが描かれる''などネタバレ要素が満載であり、無印トゥルーエンドを未見もしくはアニメ版の完走をしていない人には敷居が高い。
--当然、公式サイトも無印のネタバレが満載。
-続編かつ手直しした箇所が多いとはいえ、立ち絵や背景素材の流用が多い。
--シュタゲ自体に派生作品が多いため、特に気になりやすい。
--無印と比較して絵柄と塗りが多少変わっており、新規立ち絵と並ぶと違和感を感じる事も。
-任意で個別削除できないセーブなど、前作のシステムの問題点はあまり改善されていない。
-今回も回収されない伏線や誤字が多い。

**総評
無印クリア者前提の作りであるなど残念な点も少なくないものの、シュタゲならではの硬派なSFドラマは健在。~
シリーズファンは押さえておいて損は無い一品となっている。