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バウンティハンターサラ ホーリーマウンテンの帝王 - (2011/01/03 (月) 23:20:27) のソース

*バウンティハンターサラ ホーリーマウンテンの帝王
【ばうんてぃはんたーさら ほーりーまうんてんのていおう】
|ジャンル|サウンドノベル |~|
|対応機種|プレイステーション、ドリームキャスト|~|
|発売元|カプコン|~|
|開発元|フラグシップ|~|
|発売日|2001年5月24日|~|
|定価|5,800円|~|
**概要
退廃的な近未来を舞台とした、ハードボイルド・サウンドノベル。女性賞金稼ぎが主人公。~
開発は『バイオハザード2』などと同じシナリオ集団「フラグシップ」で、この事は強力なセールスポイントとされていた。
**特徴
-メインキャラは、主人公・相棒の情報屋・依頼人の警察幹部・ターゲットであるマフィアのボス・謎の男性ハンターの5人。~
最初のシナリオは1本だが、1度クリアすると冒頭で新たに2本のシナリオを選択できるようになる。
--この3本のシナリオは、パラレルワールド的な関係になっている。~
何れも「主人公が警察幹部からマフィアのボス暗殺を依頼され、そこに謎のハンターが乱入する」という点だけは共通しているが、それ以外のストーリーの流れや、登場する脇役達はそれぞれまったく異なっている。
-他のサウンドノベル同様、選択肢が登場するが、本作には通常の選択肢以外に「カウントダウン」と「シンキング」という特殊な選択システムも登場する。
--前者は主に戦闘シーンに登場する分岐で、選択肢を決定するまでの時間がカウントされる。何秒以内に適切な選択をしたかによって、そのシナリオのエンディングにおける「ランク」が決定する。
--後者は主人公が今後の行動について考える際に登場するもので、選択を間違えるとゲームオーバーとなる。
---3本とも、クリア後に最高のランクである「S」を取る事で、最後のシナリオが出現する。
**問題点
-シナリオ1本がとにかく長い。普通に読んだ場合、クリアまでに2時間はかかる。
--バッドエンドを除けば、各シナリオの大筋はそれ程変化しないので、初プレイでSランクを取り逃したら再プレイする気が起きるかどうか…。
---既読文章は速読みできるが、使っても元々が長過ぎるので…。
-前述の通り、シナリオの大筋に変化が乏しい上に3本とも基本設定は同じなので、従来のノベルの様な「シナリオによっては同じキャラがまったく別の役回りで登場する」などといった意外性はまるで無い。
-近未来が舞台という事で、独特の世界観設定や、無数の専門用語が存在する。それらは基本的に本文では深く解説されず、「キーワード」というコマンドで解説を読む事ができる
--…のだが、これらがあまりにも多過ぎる為、読んでいると本文の内容に集中できない。しかも章が変わると、前章の用語は閲覧できなくなる。くどい様だが本文自体も長いので、とても覚えていられない。
-解説の1つ1つは割りと凝っているのだが…。
**その後
「あのフラグシップが担当」と鳴り物入りで発売されたが、あまり話題にはならなかった。~
~
翌年、同じくフラグシップによる続編『クリティカルバレット 7th TARGET
』がPS2で発売された。~
内容的には完全に本作の続編なのだが、なぜかパッケージには本作の事がまったく触れられていない。~
更に本作の4本目のシナリオに登場するキャラも、全く登場していない。