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maimai - (2020/03/04 (水) 22:30:09) のソース

''本項目では2018年6月21日から2018年12月12日まで稼動していたMiLK PLUSバージョンを基準に扱います。''~
''※新筐体版『maimai でらっくす』については[[該当記事>maimai でらっくす]]が作成されています。このページでの記述は控えてください。''~
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#contents
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*maimai
【まいまい】
|ジャンル|音楽シミュレーション|
|対応機種|アーケード (ALLS HX2)|
|発売・開発元|セガ(初代~ORANGE PLUS)&br;セガ・インタラクティブ(PiNK~)|
|稼働開始日|初代 2012年7月11日&br()PLUS 2012年12月13日&br()GreeN 2013年7月11日&br()GreeN PLUS 2014年2月26日&br()ORANGE 2014年9月18日&br()ORANGE PLUS 2015年3月19日&br()PiNK 2015年12月9日&br()PiNK PLUS 2016年6月30日&br()MURASAKi 2016年12月15日&br()MURASAKi PLUS 2017年6月22日&br()MiLK 2017年12月14日&br()MiLK PLUS 2018年6月21日|
|稼動終了日等|''2019年9月3日 FiNALE(旧筐体)日本国内のオンラインサービス終了''|
|備考|[[公式サイト>https://maimai.sega.jp/]]&br()最新ver:FiNALE 2018年12月13日|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|
|ポイント|洗濯機のような音楽ゲーム&br;ニコニコ動画との連動&br;洗濯機ではありません&br;PiNK以降1プレイ4曲の店が続出&br;高レベルの譜面は手袋推奨……というか無いと無理|
|>|CENTER:''[[ゲキ!チュウマイシリーズリンク>ゲキ!チュウマイ]]''|

//本wiki内の[[FAQ]]の「外部サイトへのリンク」の項によると、「当Wikiのゲーム記事テンプレには、公式サイトへのリンクを記載する専用の基本情報表項目欄は設けていません。あえて作る際は、備考欄が適しているとされています。」とのことのため、公式サイトへのリンクは備考欄に移動しました。
//判定変更議論を経ずに判定を変更するのはルール違反です。
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**概要
セガの完全新作リズムゲーム。
最大の特徴はドラム式洗濯機のような筐体デザイン。「フィジカル&パフォーマンス系」と謳うように、筐体前面にリング状に大きく配置されたボタンやタッチパネルによって、上半身を大きく動かしてプレイする。

カメラが備え付けられており、これによって録画したプレイ動画を「ニコニコ動画」へ投稿することも可能。ガチプレイから縛りプレイ・パフォーマンスの動画など、使い方はプレイヤーのアイデア次第。

**ゲームシステム
-ノーツ・判定毎の得点がどの譜面でも同じシステムだが、概ねスコア達成率で成績を判定する。獲得したスコアが80%(ORANGE PLUSまではRANK A-、PiNK以降は[[CHUNITHM]]との統一によりRANK A表記に)を超えればクリアとなる。


-難易度はEASY、BASIC、ADVANCED、EXPERTに加えて、隠し難易度・MASTER、Re:MASTER(一部楽曲のみ)の6譜面。
--MASTERとRe:MASTER(一部楽曲)はEXPERT以上で97%以上(RANK S)を取ると解禁。
---PiNK PLUS以前はMASTER譜面をクリアすると、Re:MASTERが解禁される(ORANGE PLUSまではショップで購入可能に)。
--他のプレイ方法としては複数人プレイでは誰か一人でも解禁しているか、MiLK PLUSで行われたMASTER開放イベントで一時的に未解禁でもプレイ可能。
//---他のプレイ方法としては複数人プレイでは誰か一人でも解禁しているか、プレイした翌日から3日間だけ一時的にプレイ可能。

-ノーツの判定は正確な順番にPERFECT>GREAT>GOOD、空打ち判定はなく、見逃しがMISS。MISS 0でFULL COMBOとなり、またALL PERFECTも記録される。
---標準的なTAPの得点が、PERFECT=500点=100%、GREAT=400点=80%、GOOD=250点=50%。後述するノーツ種別がHOLDだと2倍、SLIDEのラインは3倍、BREAKは5倍+αの比重になっている。

-ノーツの種類
--TAP
---最も一般的なピンク色のノーツ。PERFECTの判定幅は比較的広め。
--HOLD
---六角形(GreeN PLUS以降)に長いノーツ。重なっている間はボタンを押し続けて、''終点が来たら離す。''終点が来ても押し続けてしまうとGOOD判定になってしまう。
---始点終点合わせて1ノーツ扱いだが、スコアは2倍分。判定は始点のタイミングに準じるが、終点のタイミングが大きくずれると強制的にGOODになる。
--SLIDE
---星形の青いTAPノーツから1拍後に、線にそってタッチパネル画面をスライドする。TAP部分とライン部分で別判定なので2COMBO分カウント、後者のスコアはTAPの3倍。
---初期は直線だけだったが、バージョンアップを重ねる毎にカーブや1周回転等、パターンが豊富になって来ている。
---PiNK以降で登場した譜面は、TAPが同じタイミング・位置に重なり、2方向にスライドするものや、3方向にスライドする特殊な扇形が登場。
--EACH
---各種ノーツが黄色になっている場合、同時に操作することを示している。組み合わせはTAP2つのもあれば片方がHOLDだったり両方SLIDEである場合もある。
---カウント的には別々のノーツとして扱われる。例えばEACH TAPを叩くと2COMBO加わり、得点は1000点である。
--BREAK
---オレンジ色のTAPノーツ。獲得スコアが通常の5倍。
---PLUS以降は同じ判定区分でも更に細かいタイミングによって得られるスコアが変動する。特にPERFECTの場合、正確度に応じて僅かながらボーナス得点が付き、達成率100%を上回る事ができる。
---PiNK以降はSLIDE始点の星形TAPがBREAKになっているパターンも登場。

-終了後に実績に応じてポイントが貯まり、ショップでカスタマイズ関連や楽曲の購入等が出来る。
--ポイントの仕様はバージョン毎に異なっている。

-ゲームモード
--2人から4人までのプレイではエントリー締め切り後、ゲームモードを選ぶ。
--VS
---達成率を競うモード。
---初代のみプレイヤー毎に異なる難易度を選べなかった。
---GreeN~ORANGE PLUSまでのバージョンでは、参加者の内誰か1人が「設定曲数分を全てクリア」を達成すればBONUS TRACKが出現するようになった。PiNK以降ではBONUS TRACKが廃止され4曲設定が可能に。
--SYNC
---同ノーツのプレイヤーごとの判定が一致したか否かによってシンクロ率が変動し、シンクロ率70%以上又は達成率80%以上でクリアとなる。プレイヤー毎に難易度を選ぶことは出来ない。
--また、PiNK PLUS以降では、1曲目のジャンル選択画面において、規定の4曲を連続プレイするコースモードに入れる。


-その他
--「宴会場」:MURASAKiで初登場。最終TRACK以外全曲RANK S以上・又は2人以上の同時プレイで出現。没譜面や3つ以上同時押し、SLIDEの軌道が表示されないなどといった仕様に縛られない要素など、その位置付けはCHUNITHMにおけるWORLD'S END譜面に近く、RATINGも変化しない。
---FiNALEでは1曲目から常時遊べるようになった。

--「サバイバルコース」:MiLKで初登場。3曲目までは難易度MASTERの曲からランダムで選ばれ、4曲目に新曲に挑戦出来る。コースプレイ中にGOODかMISSを出してしまい((GOOD1回につき1点、MISS1回につき5点減算))、LIFEが0になってしまうとゲームオーバー。LIFEの上限値と1曲クリアしたときの回復量は選んだコースにより異なる。SDVXIVと違い、余ったTRACK数も破棄されてしまう。MiLK PLUSでは「ADVANCED」「EXPERT」「MASTER」「Re:MASTER」から好きな難易度を選択出来て、コース毎にライフ上限や減量が異なっている。

--「チャレンジトラック」:最終TRACK以外の全曲をRANK S以上でクリアするとジャンル選択画面から選べるようになる隠しボス配信のカテゴリ。MURASAKi以降は2人以上の同時プレイで最初から選択可能。PERFECT判定以外の合計数がLIFE設定を超えるとゲームオーバーだが、配信から時期を経るごとに最大LIFEが増加していく。MASTER難易度を完走すると対象曲が先行解禁される。

--「段位認定」:これまでは隠しアイテムやmai-CHALLENGEとしての実装だった要素。全てRANK S以上を取り続けて完走すると合格となり、その段位に応じたアイテムを入手できる。難易度は段位毎に固定されており、九段以上のコースはRANK AAA以下が出た時点でゲームオーバーになる。
---FiNALEではクリア条件がライフ制に変わり、昇段することでレートが上がるようになった。

-キャラクター育成
--MiLKで登場。開始時に「ラズ」「ソルト」「シフォン」の中から一人選んでナビゲーターを変更出来る。終了時に一定の経験値が貰え、ゲーム内通貨であるチーズをあげる事で更に増加。
---大雑把に言えば従来のプレイヤーレベルである。
--MiLK PLUSでMURASAKIに登場した「乙姫」が復活し、「乙姫の部屋」で貢いだ舞ゼニーの量に応じてレベルも引き継がれた。
--FiNALEで楽曲「Oshama Scramble! 」のPVで初登場した、「しゃま」と「みるく」が追加。

#region(過去に存在していたシステム)
-「イベントコース」:4曲全てクリア(RANK A以上)し続ければアイテムが貰える(複数回クリアすると異なるアイテムが貰える)。難易度はBASICの初級~MASTER/Re:MASTERの超上級から最初に指定し、途中変更はできない。

-MURASAKi PLUSで登場した「乙姫の部屋」ではボタンを押して舞ZENNYをプレゼントしたり&color(white){乙姫の体にタッチしたり}して、アイコンや称号などを貰うというシステム。
#endregion()

**評価点
-初期の頃はniconicoとの提携を活かしたラインナップで著名なVOCALOIDなどの楽曲に「踊ってみた」系のPV収録が目立ち、GreeN以降は東方Projectの楽曲が登場してくるなど、選曲には[[SOUND VOLTEX>SOUND VOLTEX BOOTH]]並に賛否両論だったが、バージョンアップを重ねるたびにアニメ版権曲やセガゲーム楽曲、さらに本作オリジナル楽曲も多数揃えてバラエティ豊かに。
--セガゲーム楽曲はおなじみ[[ソニックシリーズ]]や[[ファンタジーゾーン]]、『檄!帝国華劇団([[サクラ大戦]])』はもちろん『BORDER BREAK』『[[戦国大戦]]』『[[CODE OF JOKER]]』『[[Wonderland Wars]]』等比較的新しい作品から『[[バーチャファイター]]』『[[きみのためなら死ねる]]』『''セガサターン起動音''』等渋いチョイスまで。
---但し『[[電脳戦機バーチャロン]]』が無いことにはセガファンから惜しまれている。SEは用意されたのに…。
--最近のオリジナル曲にはBMS界で名を馳せた「Cranky」「SHIKI」などや、元KONAMIでフリーの「Shoichiro Hirata」「Jimmy Weckl」等の錚々たるコンポーザー陣が参戦、またORANGEからはBMSの名曲「DRAGONLADY」「L9」「B.B.K.K.B.K.K.」などの追加が始まり、その筋のプレイヤーの欲求を非常にくすぐるラインナップ。BMSのみならずかつてのFLASH動画でネットメディアで人気な「Party4U」も収録された。
//--一方で致し方ない面はあるが新規の完全自社コンテンツが弱く、オリジナル書き下ろしも外注曲が比重を大きく増す一方。
//↑バージョンアップでオリジナル書き下ろし曲がまともになったのでは…?

-ニコニコ動画と連動させることで、筐体上にあるカメラで撮影したプレイ動画((単独設置の場合は右上に付いてる店が多いが、4P可能な場合を主に左上に付いている筐体もあり、またカメラが取り外されている場合もある。))をニコニコ動画にアップロード出来る。
--1プレイに付き1TRACK分のみアップロードが可能。PiNK PLUSまでは1回アップロードすると次のTRACK以降の録画が打ち切られるが、MURASAKi以降はその問題が解消され、より良いプレイを達成した際の対応ができるようになった。

-Aimeカードを使用したプレイヤー同士でマルチプレイを行うとフレンド登録が自動的に行われ、それぞれのレーティング、チーズのカケラなどを見ることができる。

-純粋な音ゲースタイルでプレイできる。当たり前に見えるが、本作以外の同社音ゲーは純粋な音楽ゲームとしては問題視されやすい点があった。((ProjectDIVA Arcadeはスコアリングと達成率がHOLDマーカーにより分離する仕様、CHUNITHMはキャラクターとスキルの存在のためにクリア条件と達成率=スコアが食い違うゲーム性。「オンゲキ」は『演奏自体の上手下手』ではなく『プレイヤーキャラが触れたベルの種類』でプレイヤーのライフが増減し、演奏自体の得点と相手に与えたダメージなどに依存する得点に分離するシステム。))

-大半の音楽ゲームは「1クレジット3曲以下設定が鉄則」へと帰結したが、このゲームは''100円1プレイで4曲完全保証''(ORANGE PLUSまでは3+1((3ステージ全てでクリアすると「ボーナストラック」としてもう1曲追加プレイできる))曲)という奮発振りな設定が今でも可能となっている。
//(演奏オプションで指定した条件を達成できないとその曲が途中落ちになる設定をした場合、曲の途中で終了する場合もある。)
#region(MURASAKi以前に評価されていた点)
--第1回天下一音ゲー祭に参加した事によりORANGE初期の14年10月から、一部を除く店舗で「太鼓の達人」「jubeat」「Groove Coaster EX」それぞれから2曲ずつ他社音ゲーの曲が登場し、ORANGE終期の15年2月から残りの一部店舗でも配信された。
#endregion()

**賛否両論点
-PiNK以降、ゲーム内ポイントは「マイベリー」、MURASAKi以降では「舞ZENNY」、MiLKでは「チーズ」が全種アイテムを賄うようになった。
--腕前に依存する要素が多かったmaimileや、ボーナス要素が極端に少なく厳しかった「ORANGE」のmusic ticketに比べると、こちらは複数人数や規定の選曲など、腕前に関係しない部分でもボーナスを得やすい。

-MiLKにおけるメルヘンチックなデザイン
--これまでのデザインとはガラッと変わり、これには一部困惑したユーザーも居た。

-「ORANGE PLUS」以降、大型アップデートする度に一部の版権曲が削除されるようになった。

-FiNALEにおけるレーティングシステム
--段位認定のシステム変更により下がっても可笑しくないスコアを叩き出しても、ライフさえ残っていれば合格でレーティングが大幅に上昇するので、実力に見合っていない所謂レート詐称と呼ばれてしまい、正確な実力が判らなくなっている。

#region(MURASAKiまでに改善された賛否両論点)
-maimaiNETでは自分の成績確認や録画した動画をニコニコ動画にアップロード出来る機能があるのだが、そのサイトの利用権入手法は10回プレイごとに30日間、有料での購入不可というライトユーザーにとっては厳しい条件だった。
--PiNKでは1回プレイごとに3日追加に変更され、プレイ頻度が低いプレイヤーにも対応できるようになった。おそらく、後に稼働させた「CHUNITHM」でその日の初回プレイに、同様のウェブサイトCHUNITHM-NETの利用権を配布する仕様だったため、そちらから輸入された形となった。
-「ORANGE」から「PiNK」まで動画投稿する時「ゆっくり実況(Softalk)あり」で投稿出来る項目があったのだが、不評だったのか「PiNK PLUS」では廃止された。

-第3回天下一音ゲ祭の曲がAOU加盟店で配信されているのだが、&bold(){決勝戦の課題曲配信と店舗大会決勝戦の日程がこの機種だけ、次期バージョンへの更新準備のため後倒しとなっていた。}
//現在は全店舗配信となったのでこの賛否両論点は過去の話とみなす。
#endregion()

**問題点
-2人同時プレイや撮影モード等の存在及び筐体が1台2人の設計となっている都合上、筐体の片方がプレイ中だともう片方側でプレイができなくなる。(個別プレイ不可)。
--2人プレイをするのであれば問題はないのだが、そもそもの筐体サイズが大きく、スペースを多く取ることもあってか、多くの台数を導入することができず、結果として回転数が良くない、プレイしづらいとの指摘もある。

-''手袋使用を前提とした''ようなゲーム性
--液晶画面を大きくタッチ・スライドさせる動きが必要となるため摩擦が生じ易く、高難易度譜面になればなるほど''素手ではまともにプレイできない''と言っても過言ではないほどに摩擦熱が凄まじくなる。~
本作のタッチパネルは軍手などの手袋を装着した状態でもしっかり反応するため手の保護という観点で手袋を用いるユーザーが多く、公式側も手袋プレイを推奨している。
--ちなみにタッチパネルの熱量もさながら、ボタンも他ゲーに比べて比較的重め。「押す」というよりかは「平手で叩く」のが前提の作り。バコバコとかなり大きな音が響くため、他機種との配置の兼ね合い次第では影響が出やすい。

-RANK Sの基準が厳しい
--いくらPERFECT判定幅が広いとはいえ97%は相当なPERFECT率を出さないと到底辿りつけない。GREATやGOODを少しでも連発するとFULL COMBOしてもRANK Sに到達出来ないという事はザラ。
--単に評価としてなら特に問題は無いのだが上記で述べた通りMASTERの解禁や段位認定の合格に関わっている。しかも、MASTER譜面にはCHUNITHMのチケットのような救済処置が一切ない。
---MiLK PLUSは期間限定イベントという形でバージョン毎に応じたMASTER譜面が無条件開放されている。
---FiNALEではプレイした翌日から3日間は無条件開放という仕様になった。

-演奏背景における静止画の多用。
--特徴の一つとして演奏背景に流れるPVだが、ORANGE PLUSの東方紅魔卿イベント辺りから、ただの1枚絵またはそれに近い物となっている曲が度々出て来ている。
---主に元からPV映像が無い東方アレンジやチュウニズムからの移植曲に多く見られており、演出としては地味になってしまっている。
---最近では版権曲やそれに類ずる曲でも該当曲が多い。~
本項とはやや外れた話ではあるが、FiNALEで追加された「only my railgun」((この曲においてはイントロがアニメのものより長く(jubeatやDDR、2か月後にSOUND VOLTEXに収録されたものと同じ尺)、その影響で背景をアニメOPにできなかったことも考えられる。))においては背景となるジャケット画像のクレジットが「とある科学の超電磁砲''S''」のものになっているという指摘も存在する。((いわゆる制作委員会としての名称が「PROJECT-RAILGUN S」となっている。2か月後に収録された『オンゲキ PLUS』でも同様の指摘あり。ちなみに『オンゲキ PLUS』収録1週間後に収録された『SOUND VOLTEX VIVID WAVE』は正規の「PROJECT-RAILGUN」表記。))

#region(MURASAKiまでに改善された問題点)
-Green PLUSまでゲーム内ポイントは「maimile」のみであったが、ORANGEからは楽曲購入用のポイントが「MUSIC Ticket」へと分離した。
--MUSIC Ticketはmaimileと違いプレイ成績の影響は少なめだが、その分1プレイ10枚に対し400枚要求の楽曲が7つ、1000枚要求曲が2つあるといった具合に、相場はmaimileに比べて明らかに高いものがあった。
--結局、ORANGE PLUSまで「MUSIC Ticket」で解禁が必要だった曲はPiNKより全曲一斉解禁となった。
--''他参加機種と違い、第2回天下一音ゲ祭の決勝曲も2つとも高額購入曲''になってしまっていた。
---このためこのイベントの大会に出場するプレイヤーが『PiNK』のロケテストに参加し、AimeカードをPiNKロケテスト版に引き継いだ場合、''ORANGE PLUSのデータが読み込めず、予戦と決勝の課題曲が選曲出来ないためイベントに出られなくなってしまう''という事があった。
-PiNK時代に起こったインフレ
--PiNK(PiNK PLUSも含む)のEXPERTコースにおけるレベル上限が従来の11から10+に下がったが、10+が上限値では詐称という意見が多かったのか、MURASAKiではEXPERTのレベル上限値が11に戻った((ただしPINKPLUSの最終期にEXPERT11の楽曲が追加された。))。MASTERのレベル上限値もMURASAKiでは12+まで上がり、後に13が登場した。
#endregion()
**総評
初期こそ賛否両論だったが、バージョンアップを行う每に楽曲の収録数やジャンル、譜面のレパートリーが豊かになり、何より100円で4曲プレイ出来る体制を現時点まで維持し続けていることが高評価に繋がった。~
初心者から上級者まで幅広いプレイヤーに楽しめる、現代のポップ層に近い音楽ゲームとして名を連ねるべき存在であることは確実といえよう。~
但し、筐体の構造上、腕と手にかなり負担をかけ易い。やりこむ際には手袋をお忘れなく。

**作品の変遷
//バージョンアップの度に追記すると長くなるので畳む。
#region
-「maimai」2012年7月11日稼働。記念すべき初版。
-「maimai PLUS」2012年12月13日稼働。前作のマイナーチェンジ版。踊ってみた系の動画が増えたことや、別難易度対戦、多彩な演奏オプションが追加されるなどの変化が話題に。
-「maimai GreeN」2013年7月11日稼働。今作からイメージカラーが青から緑に変化。この作品の途中から「VS MODE」でもBONUS TRACKが出現可能になった。
-「maimai GreeN PLUS」2014年2月26日稼働。このバージョンからHOLDノーツが六角形となった。
-「maimai ORANGE」2014年9月18日稼働。他社音ゲーからの輸入や版権曲などが増えたが、ゲーム内通貨の分離化やゆっくり実況などが賛否両論になる結果に。イメージカラーは橙色。
-「maimai ORANGE PLUS」2015年3月15日稼働。解禁が難しい隠し曲が増える、版権曲が消える、肝心な合同大会課題曲がかなりきつい隠しだったなど、大規模リニューアル直前は散々な結果に。
-「maimai PiNK」 2015年12月9日稼働。BONUS TRACKの廃止にともない設定曲数が正式に1曲増加するなど、システム面を大規模リニューアルした作品。過去の問題点はほぼ改善。「チャレンジトラック」が追加。イメージカラーは桃色。
-「maimai PiNK PLUS」 2016年6月30日稼働。新たなゲームモード「段位認定」「イベントコース」が追加。
-「maimai MURASAKi」 2016年12月15日稼働。チャレンジトラックのライフ上限値と通常解禁までの日数が変更になった。新たなゲームモード「宴会場」が追加。2人以上のプレイで誰か1人がレーティング7以上を所有していれば「チャレンジトラック」「宴会場」が1曲目から選べるようになった。イメージカラーは紫色。
-「maimai MURASAKi PLUS」 2017年6月22日稼働。全曲終了後に「乙姫の部屋」が出現。
-「maimai MiLK」2017年12月14日稼働。3人のキャラクターの中から1人選んでキャラを育成させる要素が追加された。
-「maimai MiLK PLUS」2018年6月21日稼働。MiLKで登場していなかった乙姫がキャラクター選択で復活し、乙姫の部屋で貢いだ舞ゼニーの量に応じてレベルも引き継がれた。他にはサバイバルコースの仕様が若干変更。
-「maimai FiNALE」2018年12月13日稼働。旧型筐体における最終バージョン。日本国内では2019年9月3日オンラインサービス終了。
#endregion


**余談
-PLUSの宣伝動画で、女子2人が筐体に衣類を投げ込もうとすると「maimaiは洗濯機ではありません!」とテキストで注意される。右下にも小さく「洗濯はコインランドリーで」と書いてある。
#region()
&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=5o1atPs-rFU)
#endregion

-『CHUNITHM』に対する「イロドリミドリ」のような立場のコンテンツとして「言ノ葉プロジェクト」が存在する。

-「キャプテン・ムラサのケツアンカー」の映像は''何故か''一部にモザイクがかかっている。
--実は、モザイク修正を施したのは楽曲を手がけたIOSYS自身。本作ではIOSYSによってモザイク処理された、いわば修正版のPVを使用しているのである。これ以上の詳細は敢えて記述しないが、修正前のPVを視聴した人ならばモザイク処理の理由、及び本作で修正版PVを使%%わざるを得なか%%った理由を容易に理解できる筈。
--IOSYSらしくサブカルチャーを題材にした電波曲だが、その中でもとりわけ人を選ぶ内容の物を題材としている。修正前のPV視聴を目的に検索するのであれば、くれぐれも自己責任でお願いしたい。
--現在はサービス終了しているが、[[BeatStream アニムトライヴ]]にも同楽曲が収録されている。ただし後者には''モザイクどころか映像素材自体が使われておらず、全く別の映像に差し替えられている。''
---BeatStream絡みでもう1点挙げるとすれば、MURASAKi末期に「Phantasm Brigade」が同作収録時に新しく作られたムービー込みで収録されている。

// 個人的には超展開過ぎて賛否両論レベルだがとりあえずここに
-MiLK PLUSで収録された「Seyana. ~何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン~」は、収録にあたってのカットが「自分のやりたいことを語ったゆかりに対し''いきなり『あほくさ』と断罪する''」という内容((本来は挑発に乗ろうとしたところで「あほくさ」という反応である))となっている。~
そのため、[[元々の曲>https://youtu.be/OVuYIMa5XBw]]を知っていると超展開ぶりに戸惑うかも。
--なお作者のGYARI氏は「[[いきなり辛辣で爆笑>https://twitter.com/GYARI_/status/1011234877306384384?s=19]]」と評している。

-初代稼働から7年が立ちハードウェアの保守面などで限界が来たことから、2019年7月11日稼働開始の『でらっくす』では筐体を新調することになった。
--経緯や『でらっくす』に関する構想については[[プレゼン資料が公開されている>https://www.slideshare.net/ssuser3c28ee/maimai-by-d]]。
--それに伴い、[[旧筐体のオンラインサービスは2019/9/3 4:00で終了>https://maimai.sega.jp/news/2019-08-10/]]した(でらっくす未稼働の日本国外では当分の間継続)。
---Aime使用不可・背景映像なし・一部楽曲プレイ不可という制限はあるものの、オフライン稼働自体には対応している。~
ただ、筐体上のメッセージの内容からオフライン稼働に対応しているというよりはサーバーに接続できない状態での制限事項が適用されているといったほうがよい。
---オフライン稼動時はカテゴリ「ゲーム & バラエティ」「niconico&ボーカロイド」「東方Project」自体が選択できず、「POPS & アニメ」もカバー音源曲のみとなる。該当楽曲は東方・ボカロ全曲、BMS、天下一音ゲ祭による移植曲など。
---難易度MASTER(紫譜面)は店舗側がイベントモードに設定している場合のみ無条件解禁。イベントモードに設定していない筐体では、ICカード未使用時と同様に1クレジット内で解禁条件を満たす必要がある。
---一部のオリジナル楽曲も選曲不可。特に「Garakuta Doll Play」はオフライン版[[シンクロニカ]](バンダイナムコ)には引き続き収録される((オフライン版シンクロニカでは「Garakuta Doll Play」「Got more raves?」は存続、「FLOWER」は削除。))ため、本家機種で削除・移植先では継続収録というねじれ現象が発生する。
---オフライン化に伴う仕様変更については公式告知が一切なかったため詳細不明。他音楽ゲームでは事前に告知されるのが通例である((一例として、maimai FiNALEと同じ2019年9月にオンラインサービスを終了する「シンクロニカ」は同年9月13日に告知している。))。
---制限事項のメッセージがタイトルロゴを完全に隠してしまっている点も明らかに問題視できる。
---過去に完全オフライン化した音楽ゲームである『[[crossbeats REV.]]』や『[[ミライダガッキ]]』では実施されたオフライン対応アップデートやパッチ配布も、maimai FiNALEでは行われていない。
//maimai FiNALEの「終わらせ方」については「不完全な商品」にしたという意味で問題点に挙げられるレベルと思われる。
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