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Grand Theft Auto - (2016/12/31 (土) 23:59:57) のソース

*Grand Theft Auto
【ぐらんど せふと おーと】
|ジャンル|アクションアドベンチャー|&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/e/e7/GTA_-_Box_Front.jpg,width=160)&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/140001466.jpg,width=160)|
|対応機種|Windows&br;プレイステーション&br;ゲームボーイカラー(海外のみ)|~|
|発売元|北米版:ASC Games((現Rockstar Games))(PC)&br;　　　 Take-Two Interactive(PS)&br;英国版:BMG Interactive&br;日本版:シスコンエンタテイメント&br;　　　 ガンホー・オンライン・エンターテイメント(ゲームアーカイブス)|~|
|開発元|DMA Design((現Rockstar North))&br();Tarantula Studios((現Rockstar Lincoln))(GBC)|~|
|発売日|【Win】1999年3月27日&br;【PS】1998年8月27日|~|
|レーティング|BGCOLOR(crimson):''&font(#ffffff){CERO:Z(18才以上対象)}''|~|
|配信|【PS3】【PSP】ゲームアーカイブス&br;2014年4月23日/現在は配信終了|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|CENTER:''[[Grand Theft Autoシリーズリンク>Grand Theft Autoシリーズ]]''|~|

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#contents(fromhere)
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**概要
-世界中で大ヒットしているアクションゲームの金字塔であるGrand Theft Autoシリーズの初代作品。
-Grand Theft Autoというタイトルは「自動車窃盗」といった意味。
-初代から大ヒットしてるのかというとそうでもなく、日本ではGTA3が発売されるまで知名度は非常にマイナーなものであった。
-本作の舞台は「[[リバ>Grand Theft Auto III]][[ティ>Grand Theft Auto: Liberty City Stories]][[ーシ>Grand Theft Auto IV]][[ティ>Grand Theft Auto: Chinatown Wars]]」、「[[サンアン>Grand Theft Auto: San Andreas]][[ドレアス>Grand Theft Auto V]]」、「[[バイスシティ>Grand Theft Auto: Vice City]]」の３つ。
--これらの都市は後のシリーズ作品に登場する街とは全く異なり、どれも単なる都市である。
-GTA3以降の三人称視点ではなく『シムシティ』風の見下ろし型の疑似2D画面。
-ゲームの目的は様々なボスから指示を受けてミッションをこなしていくといったもの。
--ミッションは公衆電話や特定の車に乗ると開始される。
--公衆電話は全て同時にかかっているので、ミッションを始める順番は特に決められていない。
-GTA3以降とは違い、''ただミッションをこなしていくだけではチャプタークリアにはならない''。
--チャプタークリアする条件は''一定スコアを獲得し、特定の人物に会いにいく事''であり、''全てのミッションをクリアしなくてもチャプタークリアは可能''である。
--チャプタークリアすると次のチャプターに進み、同じく一定スコアを獲得し特定の人物に会えばクリアとなり次のマップへ進む。
--ミッションに成功するとボーナスレート(倍率）が上昇し、スコアが大幅に増やせるようになる。
--ただし、逮捕されるとレートが全て無くなる。
-武器はピストル、マシンガン、ロケットランチャー、火炎放射器の4種類。素手で殴る事も可能。
-マップの至る所に木箱があり、壊すとアイテムや武器を入手できる。
--アイテムは3発まで耐えられる防弾チョッキ、逮捕されても1回だけ武器とボーナスレートが残るブタ箱免除カード、一定時間移動速度が上昇するスピードアップ、手配が全て消える賄賂、ボーナスレートが上がるボーナスレートアップ、ライフが上がるボーナスライフの６種類が存在する。
-残機が存在し、おだぶつ（Wasted）になると残機が１つ減る。残機が０の時に死ぬとゲームオーバー。
-犯罪を犯すと警察に手配されるようになり、警察に追われる事となる。
--車を盗んだり、車を運転して強い衝突をしたり、車で人を轢いたり、殺人を犯すと犯罪のポイントが溜まっていき、ポイントが一定値を超えると指名手配される。
--最大手配レベルは４までで、レベルが高くなる程追跡が厳しくなる。ちなみにマップが進む程手配レベルが上がりやすくなる。
--手配レベルが３以上になると道路封鎖をしてくるようになる。
--追跡してくる警察に触れると即逮捕となる。
--逮捕されると''ブタ箱行き''となり、犯罪記録が表示される。
--ミッション中に逮捕されてもミッションは失敗にならずそのまま続行される事がある。
-特定の武器を取得したり車に乗ったりすると「''メッタ殺し''」が始まる。
--時間内に人を殺したり車を破壊したりして目標のポイントを獲得するとクリアとなり、ボーナスポイントやボーナスライフを獲得できる上に手配度がすべて消える。
--ただ、バイスシティの場合クリアした後に時間内に賞品を取りに行かされる。

**評価点

-''自由度の高さ''。
--街をウロついたり、そこらを走ってる車を盗んだり、一般人を殺害したり、警察とカーチェイスを繰り広げたり等と、とにかくなんでもアリ。

-これ以降のシリーズにはない独自の要素もある。
--一部の池で主人公についた火を消すことができる、線路に入ると第三軌条方式で骨になって感電死する、一部の遮蔽物を火炎放射器の炎だけが通過できる、''電車に乗って自爆テロを起こすミッション''((PS版は電車が登場しないのでこのミッションは存在しない))etc...
--たまにオレンジ色の服を着た7人組が歩いていることがあり、そいつらを一度に殺すと「&color(yellow){''ナムアミダブツ''}」というメッセージがでかでかと表示される。((英語版では「GOURANGA!」))

-シリーズお馴染みのカーラジオはもちろん健在。
--テクノ、カントリー、ポップ、ロック、ヒップホップ、ラップ等種類は様々。ただ曲の数は少ないが。
--車種ごとににそれぞれその車にあったカーラジオがかかるようになっている。

-日本語版のローカライズは色々とぶっ飛んでいる。
--GTA3でもローカライズが強烈だったが、本作はそれを上回る程の強烈さを誇る。
--「''気違い''」「''バラせ！''」「''ぶっ殺すぞ''」などといった強烈な言葉が普通に出てくる。
--こういった雰囲気こそがGTAに相応しいと言えるだろう。

-本作のメインテーマ「Joyride」は評価が高い。
--後に『GTA3』のラジオ「Lips 106」に収録された。

-PC版ではオンラインプレイが可能。

-『III』以降で問題視されているローカライズの規制点は無い。

**問題点

-マップが表示されない。
--目的地は矢印で表示されるだけで非常にわかりずらく不親切である。
--そのためどこに何があるのかをプレイする前にしっかりと把握しておく必要がある。

-難易度が高い。
--特に警察に手配されやすい上にパトカーからの追跡が厳しく、その上パトカーの速度もかなり早い。

-PS版はロードが長い。

-過激な暴力性が一部で問題視された。

**総評

街をうろつく、乗り物を盗む、人を殺す、ミッションをこなすなどといったシリーズお馴染みの「自由度の高さ」というシステムの基礎はすでに初代の時点から完成されており、非常に高いゲーム性を持ち合わせた事により良作と呼ぶに相応しいゲーム。
このゲームの存在があったからこそGTAシリーズが世界中で大ヒットしたアクションゲームの金字塔となった『GTA3』が誕生するきっかけとなったのだろう。
『GTA3』以降から始めたプレイヤーにとってはチープな見た目でショボく見えてしまうかもしれないが、[[ゲームは見た目だけで判断してはいけない。>Grand Theft Auto: Chinatown Wars]]改めてクライムアクションゲームの原点に振り返っては如何だろうか。

**余談

-Rockstarの公式サイトから無料でダウンロードが可能。
--当然英語なので日本語版を遊びたい場合は外部サイトから日本語化パッチをダウンロードして導入する必要がある。

-このゲームは開発段階では『Race'n'Chase』という名前だった。
--PS、Winの他にセガサターン、ニンテンドウ６４でも発売する予定だったとか。

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*Grand Theft Auto Mission Pack #1: London 1969
【ぐらんど せふと おーと みっしょん ぱっく 1 ろんどん 1969】
*Grand Theft Auto Mission Pack #2: London 1961
【ぐらんど せふと おーと みっしょん ぱっく 2 ろんどん 1961】
|ジャンル|アクションアドベンチャー|&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/d/de/Grand_Theft_Auto_London_1969.jpg,width=160)|
|対応機種|Windows&br;プレイステーション(1969)|~|
|発売元|Rockstar Games|~|
|開発元|	Rockstar Canada&br;Runecraft(PS)|~|
|発売日|1999年4月1日(1969)|~|
|備考|1961は1999年6月1日にダウンロード配信|~|
|判定|なし|~|
|>|CENTER:''[[Grand Theft Autoシリーズリンク>Grand Theft Autoシリーズ]]''|~|

-Grand Theft Autoの追加ミッションパック。システムは同じ。

-本作の舞台はタイトル通りロンドン。
--ビッグベンやバッキンガム宮殿などの建物が登場。60年代のロンドンの雰囲気が上手く再現されている。
--余談だがリバティーシティ、サンアンドレアス、バイスシティ以外が舞台となっているGTAはこれと『2』だけ。

-マップ、車、カーラジオ、ミッション等は全て新規で追加されており、前作からの使いまわしはあまりない。

-本作のメインテーマ曲はラウラ・アントネッリ主演の映画「毛皮のヴィーナス」の楽曲の一つである。

-発売から2ヶ月後にLondon 1961（通称：''London EX''）がRockstarの公式サイトから無料で配信された。
--1961はあえて言うなら1969の高難易度版。
--ミッションは７つしかないものの、どのミッションも簡単にはクリアできず非常に難易度が高いものとなっている。
--登場する車は1969とは違いほとんどが新規。
---ちなみにGTAでは珍しくF1カーが登場する。
---このゲーム以外でF1カーが登場するGTAは『Advance』と『[[チャイナタウンウォーズ>Grand Theft Auto: Chinatown Wars]]』のみなので、結構貴重。

-2018年発売予定の「Grand Theft Auto VI」の舞台がロンドンと決定したらしい。バイスシティじゃないの…？