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ザ・ハスラー - (2012/05/02 (水) 22:23:55) のソース

*ザ・ハスラー
【ざはすらー】
|ジャンル|テーブルゲーム|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|コナミ|
|稼働開始日|1987年|
|ポイント|完成度の高いシンプルなビリヤード|

**概要
-1962年に公開され反響を呼んだ映画『ハスラー』の続編、『ハスラー2』により巻き起こった第二次ビリヤードブームに便乗したと思われるビリヤードゲーム。
--というか、デモに出てくる場面とキャラが『ハスラー2』そのまんま。
--FCの[[エキサイティングビリヤード]]のリメイクとも言われるが、同時制作だったと思われる。

**システム
-ナインボールとローテーションを選択。基本ルールは通常のビリヤードと同様。
-ゲーム中にチェックボタンを押す事で球の番号を確認する事ができる。
-画面左側に台を真上から見下ろした状態が、右側に白球(手持ちボール)視点が表示されている。
--これにより微妙な角度のショットが可能。見下ろし画面だけでなく、白球視点もあるためミスショットをおこしにくい。
-白球を突く角度を調整する以外にも、白球を突く場所を選択できる。
--フォローショットやドローショットと言った、白球が他の球に当った後の挙動を選択できる。
-ショットを打つたびに主人公と思われる人物がショットを打つシーンが描写される。
--パターンは5種類程。意味は無い。
-2クレジットで対戦プレイ可能。通常のビリヤードのルールと同様にゲームを進めていく。どちらか片方がゲームオーバーと同条件になると二人ともゲームオーバー。コンテニューには2クレジット必要。

**長所
-球がはじかれる効果音は心地良く、BGMもなかなかにオシャレ。
-途中で挟まれるデモ画面も短いのでテンポを悪化させる事は無く、むしろビリヤードの性質上、ちょっとした休憩時間のような丁度良い緩衝材になっている。
-この頃に擬似3Dを駆使した白球視点があるのは珍しく、臨場感に満ちている。

**短所
-FC版のエキサイティングビリヤードにあった対戦が無い。
--エキサイティングビリヤードのNPCは長考で有名なので、やむ得ない処置と言えなくも無いが。

**総評
 特に語るべき事の無い極普通のビリヤードゲーム。NPCや2Pとの対戦機能は無く、ただひたすらに1人でゆっくりとビリヤードを堪能する事だけに特化したゲームである。~
 なお、BGMはエキサイティングビリヤードと同一の物を使用しており、評判は良い。

**移植
-海外版の「Rack 'Em Up」と言うタイトルでX-Box360のGame Roomに移植されている。が、BGMに難があり、仕様も異なっているらしく劣化移植と言える。