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くっつけっと - (2011/03/29 (火) 22:11:22) のソース

*くっつけっと
【くっつけっと】
|ジャンル|シミュレーション|
|対応機種|プレイステーション|
|開発・販売元|テクノソフト|
|発売日|1998年4月2日|
|ポイント|奥は浅いけど面白い|

**概要
-正式名称「組み立てバトル くっつけっと」だが、プレイステーションのソフトウェアカタログでは「くっつけっと」としか表記されていない。
--マス制のタクティカルシミュレーションRPG。ユニット数は自分も相手も3人まで。
-ゲーム開始時に3体のロボットを作成する。(あまりロボットっぽくないが)ロボットには名前と色を設定可能。
--キャラクターをロボットにする必要性はあまり感じないが、ストーリー描写をしない都合上と思われる。

**システム
-キャラクターにさまざまなアイテムを装備させて強化させていく。
--部位は頭頂部・耳・目・手など12箇所。うち8つまで装備できる。
-一定の装備にはスキルが内蔵されている。
--スキルはガッツポイントと呼ばれる数値を消費する。ガッツポイントはターン毎に溜まっていくが、ステータスの「こんじょう」によって溜まる数値が変わる。
--スキルは技と魔法に分かれており、技は回転するゲージが満タンになった時にタイミングよくボタンを押すと、魔法は指定されたキーを入力すると威力が上昇する。
-アイテムは戦闘に勝利すると相手の装備の一部を手に入れる他、フィールドの宝箱から入手したり、店で買うかくじびきで手に入れるかで入手できる。
--アイテムの売却も可能。アイテムは1種類につき1つしか手に入らないので、持っているアイテムをくじびきで手に入れると、自動的に換金される。
--アイテムの種類は説明書によると200種類以上ある。
---そのアイテム一つ一つに大雑把かつどうでもいい説明文がついている。

**長所
-インターフェイス良好。操作しやすく見やすく快適。
--セーブロード時以外、読み込みがほとんど無いのも評価点。
-三人のキャラクターすべてに同じ物を装備できないので、必然的に役割分担がはっきりし、別に個別ステータスがあるわけではないのに「こいつは魔法担当」と思い込みやすく、愛着もわきやすい。

**短所
-マスからマスへの移動速度が遅い。
--第三ステージ「うなばーらのうみ」以降、移動範囲を制限する地形が出現し、第五ステージ「メロメロめいろ」以降は名前通り迷路になり、敵と接触するまでの時間もかかる。
--背中に翼を装備させれば「ひこう」状態になり地形の影響を無視できるのだが、それでも移動速度は遅い。
---これらの悪条件を敵も背負ってるので、接近戦はおろか魔法主体の遠距離戦でも時間がかかる。
-大味で奥深さの無い戦闘バランス。
--ボス以外の敵は装備しているアイテムはランダムで決定されるので、バランスが安定しない事が多い。攻撃力の高い装備なのに武器が魔法の杖だったりする。
--そのくせラスボスは広範囲完全回復魔法を駆使するので、ある程度の戦略が必要になってくる。

**総評
 手軽に遊べる快適なインターフェイスのシミュレーションRPG。不恰好で落書きのような外見のキャラクター達も、装備をいじり攻略していく過程でかわいらしく見えてくるのが不思議だ。大味で適当な戦闘バランスも、シミュレーションRPGの入門と考えればそれほど重大な欠点ではないかもしれない。強い装備で「俺TUEE!」して悦に浸るのもいいだろう。~
 しかしゲーム中ほとんどの時間がキャラクターの移動時間で消費されるのはストレスが溜まる。ながらプレイでもなければやっていられない。言い方を変えれば、インターネットをしながら、食事をしながらのプレイには最適と言える。マナーとしてはいかがなものかと思うが。~